サイレンサー、またはサプレッサーは数多あるトイガンロマンを彩る重要なアイテムのひとつである。

シューティングバーの薄暗い雰囲気でカクテルを楽しみながら愛銃を取り出し、サプレッサーをマズルにキリキリとねじ込、、、、んでは外し。また外してはねじ込む。そんな所作だけでも気分を盛り上げてくれるもんです。


でもさーうちのマズルデバイスはさー、ちょっと重目なんだよねー。


上は168.9gから下は58.8gまで。
(あ、あとLighter BTが77.7gか)
流石に100g越えは長物専用ですね。

まあ100g切るとまあまあ軽いしLighter BT以下の重さならベレッタもちゃんと動くんだけど、まだちょっと重さが気にはなる。


どーゆーことかというと、ベレッタのスライドの形が実はちょっち特殊なのです。
ブリーチ部前端が、バレル後端に「被さる」構造なのよ。
で、バレル先端にウエイトがあると反作用でバレル後端が少し上に傾く訳。
そーなると本来ブリーチ前端が被さるべきところが、バレル後端と激突してしまう。
これがベレッタにサプつけた時の閉鎖不良の原因になるんだけど、そのまま撃ち続けると最悪スライドが割れてしまう恐れがある。
それを避けるにはサプをつけないのがベストなんだけど、意地でもつけるとするならばなるべく軽いやつをつけるしかない!

思い起こせばついぞ去年には、何も知らずにM9にフルオートトレーサーをつけようとしていたことが恐ろしい。。。(他機種ならイケるのかな)



軽いトレーサー探した!

あった!!


KM企画の25スリムサイレンサー。
その重さ、なんとたったの32g。
これならばベレッタでも気兼ねなく撃てるはず!!


その外観たるや、オトナの味。
落ち着いた艶消しのチューブに白色の文字が刻まれている。径や長さの記述だけなんだがそこがまた飾りすぎなくてイイねっ。


スケールでちゃんと測ってみても、正確に32g。
品質の安定を裏付けしてくれる。


ベレッタにそーちゃく!


太さ長さのバランスが取れててええやん。
このサプレッサーのシリーズに、もっと短いのもあったしその方が軽かったんだけど、このくらい長さがあった方が見栄えするっしょ。
太さもちょーどサイトに被らないぴったし寸法なのである。
もちろん作動時にリコイルSPガイドロッドにぶつかることもない。


マズル側から見ると、こんな眺め。
フロントサイトの半分程に被りはするが、的が見えなくなる程でもない。

ネジが正逆両方に対応のタイプになってるんだけど、開口部が大きいので消音効果はさほど高くはない。
切り込み入りのビニテを貼ったりしてみる価値はあるかも。



サプつけてホールドオープン。
うおおー、かっけえ。かっけえよ。


事実上実用性皆無だし、むしろブローバックの抵抗となってしまうシロモノだが、このカッコ良さには抗えんなあ。

ベレッタはリコイルのキレもFNXと比べてそれ程よくないし、本当はメタルアウターバレルもよくないと思われる。
サプとかつけるのはFNXの方だけで楽しむべきなんだろうな。ベレッタはノーマルの完成度を楽しむのモノという位置づけで。。。

だがそれでもサプレッサーを愉しみたくなったときにはこんな軽量サプレッサーで楽しみましょう。




ヨシ、次は同じぐらいの重量のトレーサーが欲しくなったぜっ。