前回に続き、クラウンのコルトポケット。
どうもマルシンとHFCと比べると全体のバランスが悪い。
例えば、フレームのダストカバーが幅広でグリップの前後幅が短く見える。
どっちが正解なのかわからんけど、バランスで言うとマルシンとHFCの方がいいよなあ。
刻印のフォントもなんだか太くてシャープさに欠ける気がするなあ。。。
Pライン丸出しの黒プラな上に、やたらストロークが大きいぞ。
それよりも気になるのはここ。
セフティレバーをオフにしたときに、ストッパーのモールドに乗り上げて若干浮くぜっ。
ご丁寧に「F」「S」なんてマークがあるけど、なんでそんなん入れたし。
むうう、サプに釣られて要らぬ買い物をしてしまったか。。。
しかし、ここから奇跡の大逆転が始まる!
この25オートのすげーとこはここ!
パーティングラインは消そうと言う気すら感じられないが、消すことが可能。
どう言うことかと言うと、これ、この価格でモナカじゃない!!!!
スライドもフレームも、それぞれ一体成型なのだっ。
マルイのエアコキガバ ですらフレームはモナカなのにっ。
これ、表面処理したら化ける可能性が高いぞ。。。
(まずは分解するスキルが必要だけど)
そしてキモのサプレッサー。
上がHFCで下がクラウンなんだが、見た目の安っぽさは価格相応に見えるけど、、、
なんとこいつは分解可能だっ。
スポンジなどの消音材ははいっていないものの、中には縦笛のようなチューブが!!
こいつの穴を増やして周りに吸音材を巻けば、効果テキメンなのは想像に難くない。
素晴らしい素材である。
しかも。
サプレッサーは(あんまり)照準器に被らない。
このまま狙ってもHFCのやつよりは随分マシな照準が可能なはずである。
スライドを限界一杯まで引いて、セフティレバーをこれまた限界一杯まで下げればホールドオープン可能だっ。
もちろんこれはあまり推奨される操作ではないのであんまやらない方がいいんだけど、写真一枚のためにやるくらいならなんとインパクトの強い絵面なのでしょう!!
非モナカの構造といい、サプの出来栄えといい、こいつは持ち主が手を入れることで格段に輝きを増せる素晴らしい「素材」なのでしょう。
価格はダントツ安価だけど、決して引けをとらないポテンシャルを秘めた名作なのでした。