マルシンMP40は一部金属部品を含むABS製だ。
本来は組立前にABS部品のPライン処理と
塗装をしなきゃいかんのだろうが、
とりあえず手っ取り早く形にしてしまいたいので
まずは無処理無塗装でそのまま組んじゃうぞ。


組立工程の一番最初は、本体の上下分割をロックするピンの挿入なんだが
これがいきなりバリがでかすぎて本体の穴に収まらないw

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ヤスリで削って挿入。

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まあ組立キットなんだし全く無調整で完成するとは思ってなかったが
工程一発目からの障害で少々びびっちまったぜー。
モデルガンの組立キットは超久し振りだし。


続いてトリガー、トリガーバー、シアーの組み立て。
もともとシンプルなオープンボルトの上にフルオートオンリーなので、
ディスコネクターがなく、部品点数も少なくて構造が解りやすい。
この辺なんかはもうシンプルすぎて笑ってしまうw

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と思っていたらトリガーのリターンスプリングの組込みで苦戦。
シャシーの奥まった部分にある、プランジャー先端が収まる穴になんのアテ(ガイド)もないの

プランジャーとスプリングが、あっちに転がりこっちにズレて悪戦苦闘しちまったい。

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そうかと思えば、シャシーにグリップフレームを固定するネジのロックネジが、
固定ネジと干渉しちゃって入らないというトラブルも。

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これは干渉部分を削るしかないのかな。。。
とりあえずロックネジなしで組み立てを進めよう。


モデルガン組立キットはメカニズムを強制的に学ばされるところが
いいところだ。

特に、1/35の模型では再現されていない内部構造を見れたり、
雑誌の写真で見た部分の再確認はもちろん、
見たことのないような部分の構造まで自由にみれちゃうぜっ。

そんなことを思いながら組み立てていったらば。
ボルトとボルトハンドルを繋ぐ部分のプランジャーが1個足りない。。。

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これがないとボルト-ボルトハンドル間の接合が不完全になってしまう。
一応片側だけでも辛うじて留まっているので、そのまま無理やり組み立ててみる
か・・・。


MP40のリコイルSPは、なにやらテレスコピックなチューブに収まっている。
こんな構造は過去に自分が見てきた数少ない銃にはない気がするが、
なんなんだろか。

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オートピストルなんかでよくあるガイドロッドみたいなもんか?
はたまたホコリの干渉防止のカバーかいな?

調べてみたところ、上記の機能に加えてリコイルSPのダンパーの役割も果たすらしい。
同じボルト重量/ストロークに同じリコイルSPテンションならば、このチューブがあった方が
発射サイクルを遅くすることが出来るという訳だ。
気密がしっかりととられている訳ではないので、手動でコッキングするときには抵抗は軽
く、
実包作動での急激な動きに対してはしっかり緩衝してくれるというスグレモノだぜっ。
(もしやAR-15系のリコイルSPも、テレスコではないものの同じ意図?)


ボルトアッセンブリーをフレームに差し込んで、シャシーと合体。
・・・しようと思ったら、なんかが干渉しているようでうまく嵌らない。
おかしいなー。
と、シアーの組付けのとこをもう一回振り返ってみると、ちゃんと間違ってるw

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組付けを間違ってシアが出っ張りすぎた状態になっていた模様。
こりゃフレームが入らんわ。

ほとんど最初の工程まで戻ってシアを取付けなおして再組立。

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なるほど、シアの取り付けが正しいと、トリガーとシアのストロークが全然違うw
これでフレームも見事シャシーに収まって無事に(?)完成である。


よし、そんじゃボルトをコッキングして、、、、
という所で、案の定プランジャーが足りないボルトがハンドルから外れたw
まあ部品が足りないんだから仕方がない。後日マルシンに発注することにしましょ。
とりあえずはボルトだけ本体から抜いてお片づけしちゃおう。


と、5発だけ付属しているカートの中に隠れているプランジャーをみつけたぜっ。
そんなところにいたのか!
怖くないから出ておいで。一緒に仲間のところに行こう。
(初代「ダイハード」で最初にマクレーンにやられる人っぽく読みましょう)

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プランジャーを正しく組み込んで遂に完全体MP40が完成だぜっ。


早速ボルトハンドルを引き、カラ撃ちにならないように手を添えてトリガーを引く。
滑らかな動作を確認しつつ、そっとボルトを前進させる。
が。
今度はボルトが前進しきらない!
途中でなんかに引っ掛っている?
試しに、ボルトに手を添えずにカラ撃ち状態にしてみたところ、ちゃんと閉鎖した。
しかし、もう一度コッキング位置からゆっくり前進させると引っ掛る。。。
この状態でバラしてみようと思い、テイクダウンピンを引っ張るとガチャリとボルトが前進。
このピンに引っ掛った???
試しにもう一度、ボルトが引っ掛り箇所に留まった状態でテイクダウンピンを引っ張ると
やっぱりボルトが前進。間違いない。

バラしてみると、ボルト下部の突起部分に打痕がある。ここを削って調整しよう。
結果、無事スムーズなボルトの動きが実現したぜっ。

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・・・あとからその突起部分が、シアーが掛かる部分であると気付いて青ざめたがw
削りすぎていたらコッキング不能になってたぜい。。。
本来ならテイクダウンピンの方を削るのが正解だったんかもしれないが、
外すのが大変そうだったもんでつい。。。

ともあれ完成だぜっ。いやっほう。

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