さて、やっと簡単レビュー参ります。
 
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表面は比較的グレーがかったABSにサンブラっぽい梨地の仕上げをパ ー テ ィ ン ク ゛ ラ イ ン の 上 か ら 施してあります。消せないじゃねえか。。。
亜鉛部品との色差もそれほど極端なものでもなくよろしいのではないのでしょうか。
また、マニュアルセフティの切替ノッチはカチカチと気持ちいい音がしてストップ位置も明確なんだが下向きには「スチールボール+ノッチ」しかストップがないため、オーバーランは必至。
気をつけないとボールとスプリングが飛んでいくかも?

デザイン全体的には「塊感」もあり、カッチリした印象。
十四年式は細長い感じがして折れそうだが、九四式は一体感がある。
よく言われる「頭でっかち感」だが、「25番」サイトのたかひろ氏曰く、「式四九」と書かれている部分の高さがあるから、と記述。
その部分を画像加工で切り取ってみたりしていて面白い。
が、むしろその部分を削らずにグリップパネルだけを延長すれば自然なんでない?と推測。
その分グリップが太くなったりしちゃうのかな・・・。

握ってみた感じは、流石にシングルカアラム。薄くて握りやすいです。
グリップ下部の膨らみで握り心地も気持ちいいです。
また親指が、フレームの左サイドの「式四九」と書いてある部分にぴったり収まって落ち着きがいいのもグッド。
ただ他の一般的な拳銃と比べると、トリガーガード付け根部分の「えぐれ」のアールが大きいため、中指が下へずり落ちる感覚もあり、中指の位置決めが少々難しい。薄くて握りやすいんだけどね。

そんなグリップを握って構えてみると、照星小さい!照門低い!!
照星は十四年式と同様な「尖った」形状ながらすげー小さい。。。
照門はと言えば十四年式の△ノッチと違い普通のスクエアノッチ。すごい低いけど。
暗闇では照星を見失いそう。フレーム後端のトンネル構造が原因かいな?

遊底を引っ張ってみる。
ガスブロより重い手応えがモデルガンであることを主張してくる。
ストロークの途中、引っ掛るような感触があるのはディスコネクタとハンマー?ガチャゴリっという手応えでホールドオープンする。
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スライド真上のエジェクションポートから中を覗き込むと、確かにマガジンフォロアが直接ブリーチ前面にたってホールドオープンしているのが解る。独立したスライドストップ部品はないんだよね。 
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ブリーチ前面のファイアリングピンを表現するモールドもシャープでいい雰囲気。
そのままブリーチを下から覗き込むとこっちにもファイアリングピンが。
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こっちはバネ入りでちゃんと動きます。
噂のローラー付きインターナルハンマーはバラさないと見えないのう。

マグリリースボタンを押し、マガジンを引っ張り出してみる。
「カシャン!」と、軽い音を立ててスライドが閉鎖する。リコイルSPが強すぎずで破損の心配はそれほどないのかも。
そしてマガジンに抑えられていた「爪」が姿を現してトリガーをブロックする。マガジンセフティというやつか。
マガジンはというと銀色の薄いやつ。
ダブルカアラムに見慣れてしまうとこういうのが逆に新鮮に感じてしまう。
なんか、かわいいじゃん。
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装弾しよう。そうしよう。
タマは8mm南部弾なるボトルネックカート。
付属の小箱(これまたかわいい)から取り出す。
ブレットが銀色なのは何でなんだぜ?軍用弾なのにアルミかなんかなの?
これまでに拳銃弾のボトルネックカートとのご縁がなく、興味深く拝見す。
期待していたリムの刻印はなし、マルシン.45ACPと同じく削り出しでプライマーの表現がある。
ネック部分のカシメも同じく「削り」。レトロアモの雰囲気は出てるけど、HWS謹製の「エイジドアモ」には遠く及ばない。あれいいなあ。高いけど。

付属のダミーカートはブレット部分がケース部分にねじ込み式になってて、取り外したら空ケースっぽくもなる優れもの。写真撮るならアングルに気をつけないといかんけど。
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まあその優れものダミーカートをマガジンに詰めてみましょう。
が、これが意外とスムーズに行かない。
残弾0の時にブリーチをブロックするためのフォロアの突起が上向に突き出ている為、それがマガジンケース背面に引っ掛りやすいっぽい。
マガジン右側面にフォロア押し下げ用のレバー?ボタン?がついているのでそれを押し下げつつ装弾。
キャパシティは6発。ちっこいボトルネックカートが銀色のマガジンのスリットから覗いてかわいい。
本体に差し込む。
グリップが短めなので、本体を握る右手の小指がマガジンに挟まれないようについ伸びる。
多分自分の手のサイズならぎりぎり挟まないとは思うんだが、なんか怖い。
 
…続きます。