Domaine Philippe Jouan Chambolle-Musigny VV
飲んだ日:2010年6月11-12日
インポーター:ヌーヴェル・セレクション
最近気になってる事はご近所で飼われてる雑種犬の「だいすけ」の事。
彼が小屋からいなくなってもう2週間になります。
正確な年齢はわかりませんが、かなり老犬のようで最近は足がきかなくなったのか
歩くのも不自由になったみたいで私も妻もハラハラして様子を見守っておりました。
病院に入ってるのか、家の中にうつされたのか、それとももしかしたら・・・
その家の方にお尋ねすればいいのでしょうけど、怖くてとても聞けません。
いつの日か元気になって小屋の前で寝ている彼と再会できることを願っております。
「だいすけ、今日もいなかったなぁ~」と思いながら帰宅したこの日、2週間前に銀座屋さんから届いたこちらのワインを開けてみる事にしました。
この造り手さんはお初。オリヴィエ・ジュアンの従兄で、ヌーヴェル上田さんの一押しの生産者とのこと。インポーター資料によると下記の通り。
「このドメーヌは長年「アンリ・ジュアン」といいました。アンリ・ジュアンは、
オリヴィエ・ジュアンの父ジャン・ピエールの兄。1977年の相続で3ヘクタール
ばかりの畑を相続した彼は、長年に渡って極めて美味しいワインを造ってきまし
たが、自社ビン詰め数量が少なく、スイスやアメリカなどからの毎年の予約で完
売する状況が続いていたため、日本への販売は不可能でした。しかし2004年に息
子のフィリップ(オリヴィエ・ジュアンの従兄にあたります)に世代交代し、ま
た、欧米市場が急激に落ち込んだこともあって、5年越しでようやく日本への販
売の道が拓けました。すべて樹齢45年以上という古樹から生まれるここのワイン
は、体がふわりと浮いたように感じるような見事なバランスの良さで、(無論ワ
インは嗜好性が高く人の好みは千差万別ではありますが、)ここのワインを飲ん
で美味しくないという人はいないのではないかと個人的に思ってしまうほどです。
すべてのアペラシオン合計で1.5ヘクタール相当分しか自社ビン詰めしておらず、
ドメーヌ維持のため価格はどうしても高めになりますが、中身はそれを上回ります。」
確かにお値段はシャンボル村名で6000円(税込)と07としてはちょっとお高め。
(でもクロサンドニは1万円を切るお値段でちょっとお安め)
ジュアンさんみたいに濃いめの造りだと辛いなぁ、と思いつつ抜栓してみました。
07らしい非常に薄い、透明感があるルビー色。紫はもう無いですね。
グラスに注いだ瞬間にラズベリー系の香りがフワッと広がりいい感じ。
飲んだ印象も外見どおりで、ベリーなど赤果実系でエキスたっぷり。酸とのバランスもよく、
非常に良い感じの薄旨ワイン
可憐な感じのブルではあるのですが07に良く感じる不安定さ、儚げさをあまり想起しないのは、
見かけ以上に味わいにコクがあるからかなぁ。
すらっとしてるんだけどなんとなくたくましさを感じる広末涼子系?
割と酒質が強く長持ちするタイプなのかもしれませんね。
非常に私好みのブルで、クオリティも高いと思います。
一つだけ気になるのが、少し甘味が強いこと。それがちょっとね。
もう少し甘味控えめですっときれる感じがシャンボルには欲しいところ。
と文句をいいつつ、フィリップ・ジュアンさん、ちょっと追いかけてみたくなっております
この日はロールキャベツ。あー、トマトソースって何でこの時期こんなに美味しいんだろ
デザートは妻がアメリカで習得してきたチーズケーキ。おお、美味いじゃん
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