15年ほど前の胃内視鏡検査で、ピロリ菌の保菌が確認されましたが、
数値は低く陰性でした。
ところが、昨年末の人間ドックで慢性胃炎と診断され、
定期的な診察を受けるようになり、
この度、晴れて、陽性に昇格しました。
ピロリ菌の正式名称は、ヘリコバクターピロリ、
日本国民の6000万人が保菌者と言われています。
慢性胃炎となると、次は、胃潰瘍とか十二指腸潰瘍、
胃癌への可能性が出てきます。
国立がんセンターの統計では昨年の胃癌患者数は98万人、
ピロリ菌保菌者であっても、上記の病気発症率は5%程度なので、
保菌者でも、過敏になることはないと思いますが、
慢性胃炎となると注意を要します。
ピロリ菌の検査には、様々な方法がありますが、
抗体濃度値が10を超えると陽性とされます。
そうすると、除菌が必要であるとの説明を受け
薬をもらって来ました。
3年前からピロリ菌除菌も保険適用となっています。
1週間、薬を飲んで40日後に再検査、
ピロリ菌が消えたら、除菌成功となりますが、
失敗すると、さらに2回目を行います。
1回目の薬と2回目の薬は違っています。
例えば、クラリスという薬ですが、クラリス耐性となっている
ピロリ菌には効きません。
そして、2回までしか保険適用にはならなく、
それ以降は自腹治療となります。
2回目までの除菌の成功率は90%位らしいです。
電子顕微鏡のピロリ菌
拡大すると、何とも気色悪い菌ですね。
ピロリ菌の大きさは、2~4μm、
0.002~0.004ミリの大きさで肉眼では見えないでしょう。
下の写真の左端が正常胃、右端が胃癌で、
左から2番目がピロリ菌陽性となっています。
人間がピロリ菌の保菌者であるのに対し、
犬、猫が、同じように、ヘリコバクターハイルマニイという
菌を持っています。
ハイルマニイは、ピロリよりさらに強力、人にも感染しますので、
接触した時は、十分に気をつけないといけません。
このように、哺乳類のほとんどの動物には、
ヘリコバクター菌があり、40種類位のヘリコバクター菌があるそうです。
ピロリ菌除去に効果があると言われているフコダインとか、
LG21ヨーグルトが注目を浴びていますが、
ピロリ菌減少が確認されたものの除菌は出来ません。
しかし、除菌薬との併用すれば、
プラス効果があるのかも知れません。
