最近は余裕の時間がある時、商品の予備を作ることが出来なくなり石臼ミルに限っては品薄状態が続いている。
手作りの宿命で大量生産が出来ない理由もあるが体力や集中力が続かなくなっているのを特に感じる。
注文が途切れることはないのだけれど、
後どのくらい需要に対し作品をお届けできるのだろうと考えることが多くなった。
物作りは自分の好きな事だけど、見せかけの職人にはなりたくないと努力を惜しまず、1年中頭の中は良い物作りに没頭し、出来た作品に満足はしないけれど、具合の悪い物や理に外れたものが出来る事は無くなった。
齢70を過ぎ論語の1節を思い出す.七十にして心の欲する所に従えど矩を踰えず、と言う先人の教えに
つくづく実感が肌で感じるようになってきた。 60歳の頃にはぼんやりとしか理解できなかったのだが。
最近私も後どのくらい仕事が出来るかわからなくなってきた。生者必滅会者定離、死というのは世の理だから逆らうことは出来ないし
その時が来たら理に従うだけと心の準備は出来ているけど、出来るならあれもこれも作ってみたいと欲が出る
しかし有限の命が在る訳ではないし、やり終えるまで死は待ってくれないのだから、
年と共に深く考える事は少なくなり穏やかさが強くなってきた。
年寄りとはこんなものなのかな。
