今日のブログは10年前の昨日の過去記事の再掲。
といっても、元々のタイトルは「世界8ヶ国の大人と一緒に遊んだ」だった。
この記事を書いたときには英会話サークルを作っていた時の出会い(8ヶ国)を念頭に置いていた。
が、今読み返してみると、日本語教室のお手伝いの話(6カ国)も記していた。
さらには、日本語教室にはモンゴルから相撲留学に来ていた高校生も二人いたので、「大人」という言葉も削除した。
ということで、タイトルは「世界14ヶ国の人と一緒に遊んだ」に代えた。
今は英会話サークルや日本語教室からも手を引いており、もっぱら小中学生の学習支援2件のみ。
過去記事の文章を少し化粧直しをしているのは今まで通り。
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世界8ヶ国の大人と一緒に遊んだ
2014年9月19日付
大人の英会話サークルを作っている。
もちろん少しぐらいは英語を話せるようになりたいとの思いもあるのだが、会社人間だったぼくがただのオッサンに戻るための修行の場でもある。
さらにはボケ防止も目的。
メンバーのほとんどは60歳代。
昨日、その英会話サークルにJICA九州に来ている外国からの研修生とを市の中央公民館にお招きして交流会を実施した。
年に一回、このような交流会を持っている。
今回で3度目。
まずは輪になって自己紹介から。
福岡・中間市に住むぼくたちが日常的に英語と接する機会などは、ほぼ皆無。
(2024年の近ごろでは、路上やコンビニなどで外国から来ている人を見かけることが多くなったが)
だから、旅先などで英語圏からの旅行者とおぼしき人を見つけては、無謀にもつい話しかけてみようなどという気になってしまう。
まあ、その延長上の発想だと、気楽に取り組んでいいる。
もちろん、英語圏の人ばかりとは限らないのだが。
白人か黒人を見ると英語を話すのだろうという先入観が、ぼくたちにはある。
恐らくは、アメリカの影響?
そして折り紙に挑戦。
ぼくが昨日、家でり紙のお勉強をしていたのはこのため。
来られた方々の国は、アフガニスタン、ドミニカ共和国、エジプト、イラク、パキスタン、パラグアイ、フィリピン、スーダン。
それぞれの国からの合計8名。
その8名プラス、付き添いのJICA職員4名。
全員が医療関係の研修員で、高等教育を受けておられる。
とうぜん英語は話せるはず。
が、国名を見てもわかるようにフィリピン以外では英語を公用語としている国は一つもない。
なかには、いくら聞き返しても(実際にはそんな失礼なことはしなかったが)、とてもじゃないが英語を話しているのだとは思えない人もいた。
もちろん、当方の英語力のつたなさは棚に上げての話。
折り紙と「兜」を被って記念撮影。
人によっては一割程度しか聞き取れない人もいた。
にもかかわらず、交流会は驚くほど和気あいあいとした雰囲気の中で進行し、2時間ではもの足りなかった。
ぼくたちに国籍や肌の色、思想や宗教、そんなものを話題に語り合えるほどの語学力はない。
経済的な損益上の駆け引きなども、もちろんない。
人と人とのもっとも原始的なレベルでの出会いの場。
そんな空間においては、人は皆「いい人」に成ち得るのだということを改めて実感。
何よりも、いい歳をした大人たちが、無邪気な子どものような笑顔をしていた。
もちろん、ぼく自身も率直に楽しませていただいた。
各自、漢字で書いた自分の名前を手本にお習字。
いや~、毎回どうなることかと思って臨んでいる交流会。
まさに案ずるより産むが易しとはこのこと。
どうして、このような関係をそのまま国家間、民族間、宗教間に拡大できないのだろうかとの素朴な想い。
などと、考えるぼくの脳ミソはきっと単純で稚拙なのだろう。
“金が敵の世の中”という諺(ことわざ)は、ワールドワイドに当てはまるということなのだろうか。
お習字の成果を発表。
向かって右のオジサンはぼくたちの仲間で80歳を超えている。
(ココから先は日本語教室の話です)
とまれ、その夜は日本語教室。
日本語教室はマンツーマンでの対応で、ぼくのお相手はフランス人の男性。
その教室には、中国、台湾、モンゴル、カナダ、ベトナム、シェラレオネの人たちも来ている。
彼ら彼女らは仕事や勉強のために日本にきており、お遊びの場ではないが、それでも今回の交流会に似た雰囲気はある。
モンゴルから来ている高校生は、相撲取りになることが目的で日本の高校に留学してきている。
シエラレオネから祖母が住む日本に帰ってきていた中学生は事情があって両親が住むシエラレオネに帰ることができなかった。
二日間で15ヶ国もの人とお話をするなんて、とてもじゃないがぼくたちの子どものころには想像だにできなかったこと。
やはり、地球は狭くなっている。
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つい最近、日本語教室で知り合いだった女性とお会いした。
モンゴルからの留学生の話をすると、覚えていて二人の内の一人は相撲部屋に入れたという。
が、しこ名や番付などは知らないと。
ぼくも直接の担当ではなかったので顔までは思い出せない。
カミさんの実家(豊前市)に行った帰りに寄った畑の冷泉。
一人100円で自由に好きなだけ冷泉の湧き水をいただける。
二人で行くと200円。
ということで、ぼくは駐車場に泊めた車の中で待機。