2026年のゴルフギア市場において、非常に注目度の高いニュースが入ってきました。コブラゴルフから最新モデル「OPTM(オプティム)」シリーズが発表されました。

 

近年、ドライバー開発は「10K」に代表される慣性モーメント(MOI)の最大化競争が続いていましたが、コブラはそこに一石を投じる新たな指標「POI」を引っ提げて登場しました。

 

この記事では、新技術「POI」がもたらすメリットや、全4モデルの特徴、そして発売日や価格情報について詳しく解説します。自分に合うモデルはどれなのか、購入を検討するための判断材料としてお役立ていただければと思います。

コブラ OPTMシリーズの要点まとめ

まずは、今回発表されたコブラ OPTMシリーズについて、知っておくべき重要なポイントを整理します。

  • 新指標「POI」の導入:従来のMOIに加え、3次元的なねじれを抑える設計を採用。
  • 曲がり幅の大幅な抑制:前作比で左右の分散(バラツキ)を最大23%改善。
  • 脅威のMOI数値:MAX-Kモデルは約13,000という極めて高い慣性モーメントを実現。
  • 全4モデル展開:LS、X、MAX-K、MAX-Dとターゲットが明確なラインナップ。
  • 発売日:日本国内では2026年1月17日に発売予定。

新指標「POI(慣性モーメントの積)」とは何か

今回のコブラ OPTMシリーズで最も重要なキーワードが「POI(Product of Inertia)」です。これは日本語で「慣性モーメントの積」と訳されますが、これだけだと何のことかさっぱりです。

 

まず、これまでのドライバー選びで重視されていた「MOI(慣性モーメント)」は、主にヘッドの左右や上下のブレにくさを示すものでした。しかし、実際のインパクトではヘッドは3次元的に複雑な動きをするという点にコブラは着目しています。

 

そこで登場するのがPOIです。

 

POIは、「Z軸(斜め方向)」の要素を加えた指標です。

 

コブラはこのPOIを低く抑えることで、オフセンターヒット時に発生するヘッドの複雑な「ねじれ」を抑制することに成功したとしています。

 

結果として、ギア効果による意図しないサイドスピンが減り、より安定したショットが可能になるということですね。

POIの最適化により、LS、X、MAX-Kモデルにおいて、オフセンターヒット時の左右のバラツキ(分散)が前作比で最大23%改善されています。

コブラ OPTMドライバー全4機種の特徴と選び方

OPTMシリーズのドライバーは全部で4種類です。

 

すべてのモデルでヘッド体積は460ccですが、それぞれの性格は明確に異なります。

OPTM LS(ロースピン・操作性)

シリーズ中で最もディープフェースで、球体に近い形状を持つモデルです。空力性能を高めつつ、低スピンで強い弾道を放つ設計になっています。

  • こんな方におすすめ:ヘッドスピードが速く、スピン量を抑えて飛ばしたい上級者。
  • 調整機能:3つのウェイトポート(11g, 7g, 3g)を搭載し、「Forgiveness」「Accuracy」「Fade」の3ポジションから弾道調整が可能です。

OPTM X(スピードと寛容性のバランス)

スピードとやさしさのバランスが取れた、シリーズの中核を担うモデルです。2019年の名器「F9 Speedback」を彷彿とさせる丸みを帯びた形状に再設計されました。

  • こんな方におすすめ:飛距離も安定性も妥協したくない、幅広い層のゴルファー。
  • 調整機能:2つのウェイト(11g, 3g)を入れ替えることで、「正確性重視」か「寛容性重視」かを選択できます。

OPTM MAX-K(超高慣性モーメント)

今作で最もやさしいモデルです。特筆すべきは、MOI(慣性モーメント)が約13,000(13k)に達している点です。「10K」競争を大きく超える数値で、直進性を極めています。

  • こんな方におすすめ:とにかくミスヒットに強く、曲がらないドライバーを求める方。
  • デザイン:投影面積をあえて前作よりわずかに小さくすることで、大型ヘッド特有の構えにくさを解消しています。

OPTM MAX-D(ドローバイアス)

つかまりの良さを重視したドローバイアスモデルです。ヒール側にウェイトを配置し、他のモデルより2度アップライトな設計になっています。

  • こんな方におすすめ:スライスに悩んでおり、ボールをしっかりつかまえたい方。
  • 特徴:重心距離が短く設定されているため、ヘッドが自然に返りやすく、高い打ち出しをサポートしてくれます。

フェアウェイウッド・ハイブリッドと共通機能

ドライバーだけでなく、フェアウェイウッドやハイブリッドにもコブラ OPTMの技術が注ぎ込まれています。

進化したフェアウェイウッドとハイブリッド

フェアウェイウッドもドライバー同様に「LS」「X」「MAX」の3タイプに分かれています。特に「LS フェアウェイウッド」はチタン素材を採用しており、飛距離性能に特化しています。また、「X フェアウェイウッド」には新たに9番ウッドが追加され、セッティングの幅が広がりました。

ハイブリッドは投影面積を拡大し、シャローフェース(背が低いフェース)にすることで、ボールが上がりやすいやさしい設計になっています。

調整機能の頂点「FutureFit33」

全モデルに搭載されている「FutureFit33」ホーゼルアダプターも健在です。これはロフト角とライ角を独立して調整できる優れたシステムです。

フェースアングルを変えずにロフトやライ角を変更できるため、構えた時の顔の良さを維持したまま弾道調整が可能です。特にハイブリッドで最大2度フラットに設定できる機能は、左へのミスを嫌う方にとって大きなメリットとなるでしょう。

発売日と価格情報

最後に、発売日と価格についてまとめます。

  • 日本国内発売日:2026年1月17日
  • OPTM LS / X ドライバー:122,100円(税込)
  • OPTM MAX-K / MAX-D ドライバー:111,100円(税込)
  • フェアウェイウッド:約48,000円〜(モデルにより異なる)

ツアーでは、リッキー・ファウラー選手やマックス・ホーマ選手が2026年シーズンからこれらの新しいウッドを使用する予定とのことです。

まとめ:新指標POIで選ぶ次世代の安定性

コブラ OPTMシリーズは、これまでの「慣性モーメント(MOI)」競争から一歩進んだ、「慣性モーメントの積(POI)」という新しい基準を提示してきました。

 

単に芯を外しても飛ぶだけでなく、「芯を外しても曲がらない」という点において、最大23%の改善という数値は非常に魅力的です。

 

特にMOI 13,000を誇るMAX-Kや、バランスの良いXなど、ゴルファーの課題に応じた選択肢が用意されています。

 

発売は2026年1月17日です。新しい「曲がらない」体験を求めている方は、ぜひチェックしてみてください。