少し前に、
・自分を生きる
・やりたいことをやる
・好きを仕事にする
という言葉がブームになった時、
同時に、
・やりたいことがわからない
・好きなことを仕事にしたいけど
そもそも好きなことがわからない
という人も増えたなと感じました。
今日はそんな話を
していきたいと思います
本来やりたいことというのは、
やりたいこと＝
純粋に好き、それにときめく、
夢中になれる、時間を忘れて没頭してしまう
なんだけど、
・やりたいことがない
・好きなことがわからない
と言うほとんどの人が、
やりたいこと＝
少しでもお金になりそう
周りから良く見られそう
自分にもできそう
など
これに当てはまるものから
自分の「やりたいこと」を
探そうとしている人がとても多いのです。
つまり
純粋に好き！やりたい！という
気持ちを基準にするのではなくて、
自分にもできそうで、得になりそうで、
少しでもお金になりそうで、
他の人からもとやかく言われなさそう
なことを
「自分のやりたいこと」
にして選んでしまう。
この選び方だと、
どんどん好きもやりたいも
わからなくなってくるし、
そもそも自分の気持ちさえも
見失ってしまうと思うのです
本来は、
純粋に「好き！」の
気持ちを基準にして
やりたいことを決める
↓
今自分にできそうな
範囲から挑戦し始める
が順番です。
（ここをごっちゃにしてしまうと
やりたいことを見失う
）
気持ちを基準にして
やりたいことを決める
というのは、
これ好き！
楽しそう！
私もやってみたい！
という素直な気持ちを
ベースにして方向性を決める、ということ。
例えばそれが、
「エベレストに登りたい！」
だとする。
今自分にできそうな
範囲から挑戦し始める
というのは、
決めた方向性へと行動するために
今できる範囲の行動、
無理なく始められそうな動きをする
ということ。
例えば、
目標のエベレストに明日突然
登ることはできないので、
「体力をつけるためにYouTubeの
筋トレ動画を見ながら筋トレを始めてみる」
「近所のハイキングコースに毎週通う。」
「ハイキングコースを無理なく回れる
ようになったら地元で一番高い山に登ってみる」
今できる範囲の行動や無理なくできる動きを
積み重ねて、徐々にレベルを上げていくことで
やりたいことにも近づいていくし、
そのトレーニングの過程の中で
達成感や充実感を感じてエベレストも
登れるかもしれないと自信がついていく。
↓
結果エベレストにのぼれた！
一方で、やりたいことが
純粋な好きをベースにしていない時、
やりたいこと＝
お金になりそう、
自分にもできそうだから
という理由から選んでいる場合、
今やりたいことは
「エベレストに登る」
「イラストを上手になる」
「プログラミングをやりたい」
があったとして、
一番は「エベレストに登る」をやりたいけど、
今の自分には体力的に無理そうだからできない。
二番目は「イラストを上手くなりたい」けど、
それじゃあお金にならなそうだからやらない。
三番目の「プログラミングをやる」なら
お金にもなりそうだし、
周りからもよく見られそうだし
自分にもできそうだからこれをやろう、となる。
もはや一番やりたいのから
遠ざかりすぎ
今の生活に、
新しいことを何か加えて始めるって
私たちが想像している以上に相当な
エネルギーと集中力を要します。
だから始めたとしても、
結局はこれが一番やりたいことじゃないから
やっていても本腰入らなくて
集中力が足りなくなったり、
何かで躓いたりしたらすぐに
「やっぱりこれじゃなかった」
「自分には合わなかった」
ってへこんだりして、
意識がとっ散らかって
中途半端な結果で終わってしまいがち。
何をやっても続かない、
ある程度の形になるところまですらいかない、
何をやっても中途半端、
っていう人は、
やりたいこと＝
少しでもお金になりそう
周りから良く見られそう
自分にもできそう
の基準になっていないか
振り返ってみることが大事
大事なのは順番で、
純粋に「好き！」の
気持ちを基準にして
やりたいことを決める
↓
今自分にできそうな
範囲から挑戦し始める
つまり、
一番やりたいことのために
今できることからやれているか！
（できることの中から
一番やりたいことを探すんじゃないよ
）
できることの中から
やりたいことを探してしまうと、
選ぶのは結局、
三番目の「プログラミング」で、
そもそも一番やりたいことから
遠ざかってしまったり、
今見えている狭い視点からしか
アイデアや考えが出てこないので
可能性の範囲も極狭になる。
自分にできなそうでも
今の自分に想像できなくても
なんでもいいから、
とりあえず純粋に
一番！やりたいことへと
着手するのが大事です