うちの会社では、男性の育休がさかんに推奨されています。


若い男性職員が、第一子誕生に合わせて1ヶ月の育休を取っているのを何人か見てきました。


その人たちは、生まれるぎりぎりまで普通に仕事をし、1ヶ月休み、また普通に職場に復帰して仕事を続けています。


もちろん、その後の昇進などには支障がなく、むしろちゃんと育休とってWLB考えてて偉いねって捉えられていると思います。


男性が育休を取ることはとってもいいことだと思います。

奥様の負担も減るだろうし、子育てに主体的に参加して、父親の自覚も早くから生まれるでしょう。

時代の流れにも乗っていて、そこを否定する人は今どきいないのではないのでしょうか。


でも。


一方的な見方で、古い人間の嫉妬だと自覚しているのですが。


ずるいなーって思うのです。


身体的にも精神的にもしんどい思いをせず、至極健康体で子ども誕生ぎりぎりまで働く。

生まれたら祝福されながら休みにはいり、新生児のお世話体験。

1ヶ月子育てを堪能したら、また温かく職場に迎えてもらい、バリバリ働く。

仕事のスケジュールや研修などは考慮してもらえるが、昇進などには響かない。



嫌味な書き方かもしれません。


実は当事者しか分からない事情があって、ものすごく苦労して、努力してるのかもしれません。

人の働き方にとやかく言うすじあいでもないのも分かっています。


ただ、我が子という存在を手に入れるために払う犠牲の大きさが違いすぎる、と感じるのです。


自分の産休育休と比較して、なのですが。


妊娠して安定期に入るまでのあんまり公表したくない時期でのつわり、つわりのあとは大きくなってきて苦しいお腹、定期的に慣れない健診に行って一喜一憂の忙しい感情。


私は精神的にずっと情緒不安定で、意図的な、あるいは無意識なマタハラもあり、会社では平気な顔をして働いていましたが、産休に入る前の1ヶ月間は仕事が終わって帰宅すると毎日号泣、ひとしきり泣いてから家事に取りかかっていました。


生まれたら生まれたでエンドレスな育児、産前の無理が祟ってか産後も精神的に安定せず、しまいにはバセドウ病を発症して体重激減、骨と皮になりながらワンオペし、正直非常に辛い思い出しかありません。


長男はとても敏感で不機嫌になりやすく、離乳食もほとんど食べず、よく泣く子だったのですが、それも産前私が不安定だったからなのだろうか、お世話していてもイライラしてしまうからだろうか、と自己嫌悪し、我が子に申し訳ない思いを抱いては涙する日々でした。


産休前のトラウマから人間不信になり、復帰後もいじめられる日々。

育休の分だけ昇進も遅れ、役割も後輩にどんどん抜かれています。


身体的な犠牲、精神的な犠牲、昇進やポジションという社会的な犠牲。


ね?育休男子達と全然違うでしょ??


この違いはなんなんでしょう。


1ヶ月の育休が明けて職場復帰し、なんのダメージも受けずに生き生きと育児の話やこれから関わるプロジェクトの話をしている後輩男性を見ていると、眩しいような、羨ましいような、嫉妬のような、そんなモヤモヤとした思いを感じてしまいます。


もしかしたら、男女の性差は関係なく、人徳の差なのかもしれません。


今までの辛い環境の原因は、私にもあることは分かっています。

全ては自分が決め、選んできた結果であることも肝に命じているつもりです。


それでもなお、ずるい、と思ってしまうのです。


この感情の根本は、やっぱり、私も苦しんだんだから、他の人も苦しむべきだ、という考えなのでしょうか。


姑が嫁を代々いびるような。


お局様が同僚をいじめ、女の敵は女、と言わしめるような。


なんだかそんな感じのどす黒い雰囲気があるので、この思いは誰にも話しません。


会社の同僚にも、古くからの友達にも、夫にも。


打ち明けられたところで、相手は困ってしまうでしょうし。


自分の中だけで、ぐるぐる考えています。


自分でも自己中心的な、自分勝手な嫉妬だと思います。


でも、きっとそれだけ全てが辛かったんです。

辛くて、余裕がなくて、でも進まなきゃいけないから歯をくいしばって進む。


今も傷口はぱっくり開いていて、思い出すだけで泣きそうになります。


辛かったね、がんばったね、よしよし。


自分で自分を認めて、慰めて、どす黒い感情もしょうがないって思って、少しずつ受け入れていけばいいのかな、と考えています。