夢の中の祖母は、私の記憶の中の元気な頃の姿で、いつもの様に祖母の家の座敷にちょこんと座っていて、手には折り目のついたおりがみを持っていました。
私は、どうしておりがみに、折り目がついているのかな?と不思議に思いながら、座敷の入口から祖母を見ていました。(夢の中の私が、今の私なのか、小さい頃の私なのかは分からなかった。)
祖母は私に「〇〇、一緒におりがみを折るかい?」と言ってくれたので、私は嬉しくてすぐに「うん!」と言いたいのに、何故か声が出せず、ちゃんと返事が出来なかったと思います。
祖母は、その後「おばあちゃん、ちゃんと折り方わかるかな?」みたいな事を言って笑った様に思うのですが、そこで夢は終わってしまいました。
朝目が覚めた時、夢の中の祖母が持っていたおりがみに、何故折り目がついていたのか、わかりました。
通夜の時みんなで、おりがみに手紙を書いて、折り鶴を作っていて、葬儀の時に棺に入れていたことを思い出しました。
もしかしたら祖母は「ちゃんと手紙を読んだよ。」と伝えたかったのかなと思いました。
私が見た夢が、私の願望から見た夢だったとしても、ちゃんと手紙読んでくれたんだなと嬉しかった。
祖母との思い出は、小さい頃の私には、当たり前の様に思えて、その大切さに気づくことは出来なかった。
大人になって、その思い出の大切さに気づくことが出来た時には、たくさんあった思い出の多くを忘れてしまっていた。
忘れてしまったことも、たくさんあるけれど、祖母が私を愛してくれていた記憶はちゃんと残っていて、とても強い支えになってくれている。
祖母が私にくれた様な、あたたかい幸せな思い出を、誰かに残してあげられる人になりたいと、思わせてくれた夢でした。


