４．何が影響するのか？
思考が現実になるとは言われていますが、思考だけなのか？という疑問があるかと思います。
実際に影響を及ぼすのは思考と感情と記憶です。
感情というのは思考した物をどういう位置付けにするかという重み付けです。
記憶は感情を決定するための材料です。
例えば過去に危険な目に合った場面と同じような場面に出くわした場合、思考が記憶を辿り危険な目に合った事と似てるなと引き出します、それを受けて感情は不快になり防衛体制に入ります。この行動は不快なな行動だと決定していきます。
思考というのはモヤモヤとした水蒸気の様な物と例えられます。
雲が冷やされて水滴になり雨になり降り注いで水たまりや川などになっていく。
思考も同じようなものです。
その思考には顕在と潜在があります。
顕在は文字通り、表に出てきている物です。今の自分自身が簡単に認識でき、自分自身と思っている者が考え理解しているものが顕在意識です。それに対して、潜在意識は裏方です。
潜在意識には何があるかというと、過去生を含めた延々と続くものです。
その中には「信念」というものも含まれています。
それは例えば宗教観であったり正義感であったりも含まれます。
価値観や概念というような物もここに含まれます。
潜在意識の奥底は自分自身の物だけではなく、共通意識であったり共有意識なども含まれます。この部分は無意識領域と呼ばれる場合もあります。
共通意識や共有意識というのは何かというと、家族共通の価値観や概念であったりです。そして家系と呼ばれる物もこの分類です。
そして集合意識などとも繋がっています。
集合意識というのは例えば人類の集合意識です。どんな人種であれ黒人の人、白人の人、黄色人種の人、文化も国も違えど、人間として共通していますよね。猿はどの国でも猿だし、犬は姿かたちはあんなに色んな種類が居ても犬は犬として生きています。こういうのを創り出しているのが集合意識です。
我々は言葉を持ち通信手段を持っているから分かりにくくなっていますが、動物の場合は全く通信していないにも関わらず、離れたところでも同じような習性や行動を持ちますね。これが集合意識のなせる業です。
在るところで猿が芋を塩水で洗って食べ始めたら、それと同時期に全く離れた場所の猿も同じことを始めたり、カラスが車にクルミを轢かせて割って食べ始めると、それがいつの間にやら広がりに広がって皆やるようになった。これも集合意識で繋がっているからと考えられています。
その中で一番にエネルギーを発するのが感情です。
感情の放つエネルギーというのは思考のエネルギーでは太刀打ちできません。
理性で考えても感情に潰されるという事がしばし起こります。
それほど感情というのは爆発的な力を産み出しています。
感情に理性で挑んでも返り討ちに合うだけです。
そんな感情も実は簡単に封じ込められるのです。思考、理性で幾ら頑張っても抑え込めない物ですが、感情は体のスイッチで押さえる事ができるのです。例えば笑顔で怒り狂う事はできません。
ゆったりとした呼吸によって乱れた感情が抑えられていきます。それを実行させるのが思考であり意思です。
これらを利用して最大のパフォーマンスを発揮しようとしているのがメンタルコントロールやメンタルトレーニングです。
これらは顕在意識側で体の機能をつかって潜在意識をコントロールしようと試みるやり方でうｓ。。
ヒーリングなどは直接潜在意識を相手にしています。
上手く組合わせ、感情をコントロールした人がこの世ではより生きやすくなっていきます。
この感情や思考のしがらみから抜け出し、状態をコントろーするのが潜在意識に到達するワークです。
感情に支配された肉体の意識から抜けだします。
様々な影響度を下げ、自分の素直な意思が反映されるように取り組むと、現実化は素早く起こってきます。