人生で一番緊張したのは今の会社の面接かな。
それまでは部活のキャプテンとかやったり、接客のバイトをしたり、多少なりとも人と接してきて場数は踏んでると思ってた。
高校の面接練習でも緊張なんてしなくて、学年主任とかに調子に乗って面接練習お願いしたりしてた。
それでも全然緊張なんかしてなくて、正直面接ってチョロいもんなんだって思った。
途中からサボったりして、しっかりやったのは1週間くらい前から。
3日前くらいから急に、頭の中にセリフが入らなくなった。
それまで丸暗記できてた事なのに。
2日前には父親に面接練習をお願いした。
質問に少し変化球が混ざったらもう真っ白になった。
想定してる範囲の質問なのに、一言一句合っていないと頭の中が真っ白になる。
これはヤバいって思った時にはもう明後日に本番が控えてる。
「なんでしっかりやらなかったんだ」
「なんでもっと練習しなかったんだ」
人に言われるまでもなく、自分でそれを理解してた。
今更もう遅い、やってしまった。
そう思いながらも、直前まで頭の中で問答を繰り返した。
そして緊張のピークは面接官がいるドアの前。
手のひらに人という文字を書こうと思った。
めちゃくちゃ震えてる。
不意に「ふふっ」と声が出た。
自分からだった。
そしたら何故か
「あ、緊張するの、もういいか」
って思えた。
緊張の限界を超えたんだと思う。
すごくリラックスしていて、自然体で問答ができた。
面接が終わって帰った後に、何でリラックスできたんだろうと考えた。
そしたらわかったことがあった。
「完璧に問答を覚えようとし過ぎてた」し、「失敗してはいけないと思い過ぎてた」んだって。
面接はテストじゃない。
正しい答えなんてない。
人それぞれ答えがある。
就職は失敗できないってみんな思う。
自分もそうだった。
けど今思うのは決められた答えなんて持たずに、明るくハキハキ答えられればいいんじゃないかなって思う。
面接に限らず、人生の全て。
気張らず明るくいけ。
それが緊張しない秘訣。