うーたんパパさんの、地頭論って、ご存じですか?
わたしはもっと広まってほしいなと思ってます。
灘に行けた子の親が地頭論とか、感じ悪くないですか?
お勉強できない子の親が地頭論とか、こどもを上手に育てられない人の言い訳みたいに聞こえません?
これって、できる子の親が言っても、できない子の親が言っても、理解されないかもって思ったんです。
できる子の親はいいんですよ、何を言っても。
◯歳からくもんに入れて、お稽古はコレとコレ。
◯万冊読み聞かせをしました、とか。
その子が出した結果を見たら、なにもかもが正しい選択みたいですよね。
できない子の親は、なにを言ってもだめなんですよ。
ほんとはものすごく教育熱心で、こどものことを大切に思ってあれこれしてきてても、こどもがお勉強できなかったら、その努力の過程を知らない人からしたら、まるでだめ親みたいに思われる。
わたしも、過去にうーたんパパさんとおなじことで苦しんでいました。
息子くんには上の子がいてます。
お勉強、苦手だったんです。
勉強できる子のママは優秀、みたいな風潮がある中学受験活発界隈にいると、親はほんとに苦しいです。
あのママはすごいよ、だってあそこのこども、〇〇中学だしね! みたいに言う人って多くないですか?
すごいのはこどもだよね! って思うけど、このときに褒められてるのはママ。
わたしのこどもがお勉強できないことを知らない人と話していたら、ほかのお勉強できない子の話をしてきて、あそこまで勉強できないなんて、育て方が悪いか、親も相当あたま悪くて遺伝したはずだよね、といった陰口みたいな結論になるの、いっぱい聞きました。
まあ、そこまで言われる人は、みんな親子そろってかなり嫌われるだけの行動はしてたけども。
そんなときは、いやん、そんなこと言わんといてー! うちの子もできないねんー、わたしの遺伝なんやろかー、へへへ、と言ってみたり。
わたしは高校のとき、いまでいう自称進学校みたいなところで深海魚をしてましたが、記憶喪失でなければ、小中で勉強につまずいた記憶はありません。
夫の学歴は光り輝いてるので、親のアホが遺伝したなら犯人はわたしやけど、わたしこんなじゃなかったぞ!
上の子と下の子、中学校の偏差値が30はちがうわたしは、育て方が上手なのか、下手なのか。
おなじように育ててるつもりです。
どちらかといえば、上の子は3歳から幼児教室にいかせたりしてたので、お金はかかってます。
それに、一人っ子の期間も長かったし、それこそ本を読んだり、めちゃくちゃこどもに向き合ってました。
ブログの息子くんにそういうことをしなかったのは、おはなしができるようになるのがおそくて、幼稚園でものすごいマイペースぶりを見せつけてくるので、お勉強よりだいじなことがある、集団行動を学んでくれ! という思いだったからで、お勉強じゃない習いごとばかりに通わせてました。
まあ、年齢差もあって、お金をかけた上の子のお勉強ぶりも見えたあとだったので、幼児教室なんかクソだなという気持ちもありました(お口が悪くてすみません)。
息子くんは、ちょっとマイペースすぎたところがあったけど、年中さんでまわりにあわせられるようになりました。
おはなしがうまくできなかったときはおもちゃをとられたら怒ったりしてたけど、年中さん以降、いまにいたるまで、誰かともめたこともまったくないです。
さらに書いておくと、あんまりできないので大丈夫なん? と思って検査を受けたこともあるけど、ほんまに100くらいで、上の子に知的障害や学習障害などはありません。
上の子の性別とか、年齢とか、中高大の名前などはお答えできません。
上の子は、偏差値こそ高くないけど、ここに行ってほしい! と心から思える学校に中学受験で入りました。
上の子はお勉強以外の習いごとをしていたこともあり、スケジュール的に大手塾には入れませんでした。
個別指導塾に通って中学受験をしたので、模試も受けず、自分の立ち位置を把握することがなかったので、自己肯定感も下がらずに済みました。
しかも、その習いごとは、受験中も、中学以降も、ずっと続けることができました。
それを極めるために学校のレベルを落としたんじゃないんですよ。
そういう人もいてますが、うちはそうじゃなかったです。だいたい、上の子はそのことで生きていけるようなレベルだったことは一度もないです。
ほんとは、そんなことは受験をきっかけにやめて、お勉強しっかりして医者になったり弁護士になったりみたいな、そっち系人生をおくってくれたら、ってひそかに思ってました。
でも、行かせてた個別指導の塾の先生に、あなたのこどもはかしこくない、って、4年の後半にいわれたんです。
は? と思ったけど、自分はずっといろんなこどもを教えてきてるからわかる、と。
だから、難しいところ目指してがんばっても無駄やし、誰も行きたがってない学校なら行けるから、習いごとやめんときや、って。
半年くらい見てもらったあとだったのかな。
上の子のお勉強ができないエピソードとして、めちゃくちゃ記憶にあるのは、
「おりがみが10まいあります。ふたりでおなじ数ずつにわけると、ひとりなんまいですか?」
といった問題にたいして、この問題、数字が足りないからできない、と言ったりしてたことです。
意味もなにも考えず、出てきた数字を適当に足したり引いたりしてたんでしょうね。
ほんとに、びっくりするくらい、思考力、理解力がない。
残念ながら、お勉強以外のことすべてに対しても、思考力はなかったです。
早生まれではあったけど、4月生まれの下の学年の子のほうがしっかりしてた。
このブログの息子くんは、お勉強への適性があっただけです。
適性があるのを灘にいけるまで伸ばしてくれたのは馬渕教室だし、馬渕教室の先生がいうとおりにまじめに努力したのは息子くんです。
わたしは、勉強を教えたことなんて一度もなくて、ただのプリント整理おばさんでした。
あと、意味調べおばさんもしてた。
ブログの息子くんは、馬渕教室なしで、地頭だけで灘に行けるほどの天才ではありませんが、先生に教わったことはその場で身につけ、習っていないことにも果敢に挑む程度にはかしこいです。
おなじプリントを5回やっても、5回目もフレッシュな気持ちで、がんばるぞー! とか言える上の子とはちがう。
5回やっても、答えを覚えてしまわないミラクルな能力、ある意味すごい。類題とかいらんやん。
お子さんがお勉強ができなくても、それは、育て方のせいではありません。
手塩にかけたお子さんがお勉強できるとしても、たぶんほっといてもできる子だったと思います。
それでも、かしこいお子さんしかいない人が、わが家の育て方がよかった、と言うのを否定する気はないです。
だけど、世の中にはお勉強ができない子もいて、その子は努力が足りないわけでも、親が育て方を間違えたわけでもない、って知ってもらえたらうれしいです。
お勉強への適性は、たぶん生まれたときから決まってます。
ブログの息子くんを、お預かりをしてた幼児教室に2歳になるかならないかくらいで半日預けたとき、この子、まだ話さないけど、中身はかしこいから、とか言われました。
Nの先生もいつもかしこいとほめてくれてたので、あの幼児教室の先生は見る目があったんかな。しゃべりもしないのに、なにで判断したんやろ。
夫は、上の子がかしこくない、と塾にいわれたときだけ奮起して、1か月ほど熱心に勉強をみたあと、さじを投げてからの無関心。
これはかしこないわ、といって、誰も行きたがってない学校に行けるならいったらええやん、と。
とはいっても、わたしまでさじを投げてる場合じゃないので、誰も行きたがってないなりに、こどもにとって最善の学校には行かせたいので、学校探しはがんばりました。
上の子のための中学を探しているとき、ぜんぶの学校におなじ質問をしていました。
入学後、お勉強についていけない、となったら、どうなりますか?
元深海魚としては、この質問がいちばんだいじでした。
お勉強がついていけなかったら、という質問に対して、再テスト、個別呼び出し、指名者補習といった対応をするから心配はいらないですよ、と言ってくれた学校はたくさんありましたが、やめときました。
わたしの学校選びの基準は、お勉強ができなくても、朝起きて、学校に早く行きたいとこどもが思える学校を探す、ということだったからです。
いろんな学校がありました。
あるキリスト教系の学校は、お勉強ができないからといって、気に病むことはありません。人はかならず神さまから才能をもらっています。その子がお勉強の才能をもっていないのなら、神さまからもらったべつの自分の才能を生かしたらいいだけの話です。
とまで言ってくれました。
お勉強不出来への対応のほか、高校には成績が悪くてもすんなりあげてくれるのか、など、いろんな学校がくれたたくさんの答えを聞いて、わたしの基準を満たした学校(そもそも手が届かない学校がほとんどなので、めちゃくちゃ少なかった)のなかからこどもがターゲットを決めて(かなり誘導はした)、そこをとるためだけの勉強をして、合格をもらいました。
はじめは塾にそこは無理じゃないかと言われたけども、どうしてもそこがよかったのと、入試結果など、いろいろ見てたらいけるんじゃないかと思えたので、習いごとをしながらもその学校にあわせた勉強をして合格しました。
しかも、あなたのこどもはかしこくないと言ってくれた塾といっしょにがんばりました。
みんなに、塾にこどもがアホやとか言われて、クレームつけて辞めなかったのかとおどろかれるけど、これ以上信頼できるところはないと思ったんです。
だって、ほんまにかしこくないなとはわたしもずっと思っていたし。
ぜひ大人気の〇〇中学を目指しましょう! と夢を見させておいて、受験が近づいてきたらこのままでは難しい、もっとコマ数増やせだのといって、わが家からの重課金をねらってもよかったのに、この子の狙える範囲はこのへんまで、と早めに線を引いてくれたので。
偏差値が上の学校しか見なくてすむ親御さんからは信じられないと思いますが、偏差値表の下の方の学校には、合格のための戦略ってあります。
でも、戦略があろうがなかろうが、ほんとに飲み込みが悪いので、ブログの息子くんの受験が楽に思えるほどの苦労をしました。
上の子、すごくまじめではあったので、ブログの息子くんが15分くらいでおわらせるものに3時間とかかかっても、文句も言わずにやってました。
ほんますごいわ。
そんな苦手でわからんことに何時間も向き合うとか、どんなハガネメンタルなん、ていまは思います。
そのときも、その長時間労働のことはほめていたけど、もっとほめてあげてもよかったな。
すごい学歴のこどもだけを持ってる、うーたんパパさんでいう学歴的子育て成功者もいるけど、その人がママ界のカーストのトップだとしたら、勉強で結果を出さないこどもがいるおかあさんて、なんかね、中学受験活発界隈では、人権ないかんじなんです。
親もあたまが悪いはず、育て方がよくない、家庭環境がよくない、ありとあらゆるよくない想像をされてます。
上の子は、佐藤ママのおうちに生まれたてを預けても、ムリだったと思います。
ちいさいとき、数字が読めるようになって、バスに書かれた系統番号を何度教えても右から読む。
205系統なら502、32系統なら23、ってことです。
何時代の人なんやろ。
まあ、いまはちゃんと左から読んでます。
ブログの息子くんは、要領よく、馬渕の宿題も興味が持てないやつはこっそり答えをうつしたりなんかしながらも(これ、先生にはすぐバレてました。さすが馬渕)、5年生の途中から灘に行きたいからとしっかりやりだしたら、5年生の夏明けにうーたんパパさんのいうとおりの成績の上がり方をしました。
6年生になったときには、なにもやり方変えてないのに、順位だけ爆上がりしました。
上の子は、大手塾に通わず、模試とか受けてない分、なんでも当人比で見れたのは、いま思えばよかったです。
塾の先生に模試とか受けなくていいんですかと聞いたら、受けなくていいと。
この子が点取れるような模試をつくったら、かしこい子はみんな100点になってしまって差がつかないでしょ。
このレベルの子は、一般的な模試では学力が正しく測れないからとか言われました。
ほんとに、こどもが勉強できないのって、苦しいんですよ。
一般的な模試では測れない学力ってなんなん。
自分はそんなことにつまずいてこなかったから、なんでそんなことになるのかもわからない。
親としての自己肯定感はだだ下がりです。
だけど、やればできる! って言葉はあっても、できるようになるためにやらせることが教育虐待と言われかねないくらい、勉強が苦手な子っていてるんですよ。
でも、学習障害ではないので、やらせたらできるようになるから、それもまた悩ましい。
わたしは親切な塾にかしこくないでと言われたけど、やればちょっとは伸びる場合、こどもに無理な努力を強いて親子ともに傷つくことってあるよな、と思ってます。
この子はかしこくないわと親がこどもの限界を決めてしまうなんて、みたいな批判を受ける可能性もあるけど、べつに学歴で人生決まるわけじゃないので、自己肯定感高く、地頭相当の中高でのびのびと過ごして、結果行ける大学に行けばいいじゃないか、という路線でいきました。
あなたのこどもはかしこくないです、と言ってきた塾の先生、言われたときはすごくビックリしたけど、いまとなっては感謝しかないです。
その先生が言ってた言葉を書いておこう。
こどもが勉強できないのって、苦しいですよね。
ご両親ともにお医者さんでも、できない子はできないんです。
あなたのこどもは、精神年齢が中学受験向きではない。
そこまでやらせなくても、誰も行きたがってない学校ならいけるから、習いごとはやめてはいけない。
ほんまにいろいろ言われました。
まだまだ思い出せるぞ。
ちょっと背伸びして、勉強をさせる中学に行くよりは、誰も行きたがってない学校の指定校推薦をとるほうが、大学の進学先としては結果が良くなる。
誰も行きたがってない学校ってどこやねん! てなったし、そんな学校目指して中学受験する意味あるんか、と思って、そんな誰も行きたがってない学校にしかいけないなら、高校受験にします、と言いました。
それに対しては、あなたのこどもこそ中学受験をするべきだ。
いま中学受験で入れる誰も行きたがってない学校も、あなたのこどもだと高校からは入れない。
中学受験には、英語がない。
高校受験には英語が必須。
いまのうちに入れておくべきだ。
いろんなことを言われて、どうにか行きたい学校を見つけて中学受験をしたけど、ほんとに中学受験して、大正解でした。
早めに引かれた線よりちょっと上の、この子にそこは無理じゃないかをとれたことで、上の子にとっての中学受験は成功体験になりました。
それに、深海魚にもならず、わりとできるほうで楽しい中高生活を送れました。
偏差値50もない中学をわざわざ受験するなんて、みたいな話を見かけますがそんなレベルだからこそ、諸事情が許すなら高校受験しなくていいようにしてやるのが親の愛だと思ってます。
でも、そんな子は高校進学に評定だのなんだの、条件つけてくるところは却下で! と思います。
中学に入学したからには、高1にはしてあげます。
そんな学校もあるので、よーく個別相談をされることをおすすめしたいです。
大学にもするっといけるように、できることなら附属校、それがムリなら、指定校推薦を死ぬほど持ってる学校に入れてあげてほしい。
なんて、お勉強ができない子を育てたママンは思うのでした。
中学受験で苦労した子は、その後も苦労します。
わたしも、こどものレポートわりと書いてました。
わたしが書いたら評定がよくなるし、だいたいレポートを出す期限はテスト当日で、レポート書くより、ほかの教科をやらないとやばいんです。
手書きで提出は下書きだけして、清書は上の子が。
ウェブで提出は、送信までしてました。
ママ友から聞いた話だと、手持ちの指定校推薦を渡すのにも、あれこれ制限かけてきたりするところもあるようですが、学校によっては、まじめに提出物を出し、こちらの許容範囲さえ広げておいたら、どこかの大学生にはしてあげよう、と学校がしてくれます。
これも、中学受験のときの個別相談で教えてもらえます。
その年度の指定校推薦一覧表をくれた学校もありました。
ちなみに中学受験でお世話になった塾は大学受験まで対応してたので、ずっと通わせました。
途中で上の子が、ブログの息子くんは勉強がよくできる、と塾で話したみたいで、上の子の塾の先生に、ブログの息子さん、お勉強得意らしいですねと言われました。
そのとき、その先生に、どんなくらいまでカシコでいけたら、ほんまに賢かってんな、てなりますかって聞いたんです。
そしたら、5年生をカシコで終えたら、賢かったってなります、って言われました。
そのころはまだうーたんパパさんを知らなかったけど、いま思えばうーたんパパさんとその先生は同じ意見をお持ちやわー。
上の子にも、数学にだけ、地頭アップデートも起きましたよ。
アップデートは起きても、校内順位と評定が上がったくらいで、世間一般とくらべて賢くはならなかったですけどね。
でも、上の子、お勉強は苦手ですが、性格は最高によいです。
何も考えずに話す子だったので、おかーさんが言ってた! みたいに誰にでも何かを話しそうだと思い、とにかく悪口は聞かせないように、人への不満を上の子が口にしたときには、自分にもよくないところがあったのかもしれないよ、そんなに嫌な人ってなかなかいないよ、と育てていたら、ちょっとかしこくないことも相まってか、知らない人から壺とか浄水器、ふとんなどをとんでもない値段で買いそうな、やばいレベルの善人になりました。
とりあえず、こどもができないときに、できる子にくらべて努力が足りないからだと思うのは、親子ともにイバラの道すぎるので、ちょっとうーたんパパさんの地頭論に親しんでみてほしいと思います。
お勉強に適性があったら、ほんとにただ息をするようにあたらしく習ったことを理解してきます。
適性がなかったら、そんな人に出会ったことがないみなさんは、想像ができないレベルで苦労します。
勉強ができないとしても、こどもも好きでそんな風に生まれてきたわけじゃないから悪くないし、親もわざと勉強できないように育てたわけじゃないから悪くない。
勉強が向いてない子だからって、あきらめてなんにもしないのもちがうとは思っていて、その子なりに目標を定めてがんばることは大切だと思います。
でも、幼少期になにかをしたことでこの違いが生まれるわけじゃないんです。
このブログの息子くんなんて、上の子の用事につきあって、その場でじっと静かに何時間も待つために、ちいさい頃からiPad、ニンテンドーDS、Switchと買い与えてきて、何時間も好きにゲームをさせている状態だったので、絵本の読み聞かせってなんだい? な幼少期を過ごしました。
あ、それで国語がイマイチに?
それならごめんよー、息子くん。
でも、国語の先生もいってたけど、他の教科にくらべてできないだけで、できないことはない、くらいのレベルではありました。
たぶん、読み聞かせなんか、あんまり関係ない。
好きなら自分で読み出しますわ。
ブログの息子くんも、小学校にあがったら、4年生まで本はわりと読んでました。4年のころは、ドラゴンラージャとか、バーティミアスなんかが大好きでした。
読むスピードもめちゃくちゃ早かったけど、大人みたいな本に移行する前に5年生になってしまい、少ない遊びタイムには、本読むよりユーチューブが見たいやん、ゲームがしたいやん、で、本からは遠ざかって、読むとしてもサバイバルとか理科ダマンくらいしか読まなくなりましたが。
お勉強ができないお子さんがいる仲間には、こどもが勉強できないときに、自分の育て方のせいだと悩まないでほしいんです。
お勉強苦手な子しかいないときは、なかなかそう思えないかと思って、声を上げたいなと思いました。
上の子の中学でも、下の子はそこだけど、上の子は最難関とか、何人もいてはりましたよ。
佐藤ママのところは、きっと勉強への適性が高い子ばかり生まれてきただけじゃないかな。
うちの上の子を佐藤ママに赤ちゃんから育ててみてほしかったけど、同じ子での比較ができないから、きっと育て方を悔やんだりする人は後を絶たないんだろうなあ。
受験直前に、目の色変えた息子くんに、わたしが佐藤ママなら、鉄板組にしてあげられたんやろか、なんて思った瞬間もありました。
でも、それを担任の先生に西大和の入試で会ったときに話したら、先生は、佐藤さんのやり方が万人にあうなら、そうしてくださいって言いますよ。
どの子にもあのやり方が合うわけじゃないから言ってません。
ブログの息子くんは、最後までユーチューブをやめられなくて、毎日かなりの時間見てたんですが(目の色を変えてからはすごく時間は減ったけど、灘の前日も当日も見てた)、そんなくらい息子くんに楽しくのびのびやらせたから、ここまで伸びたんですよ、って言われました。
わたしがブログをはじめたのは、大好きな馬渕教室での中学受験の思い出を残したいのはもちろんだけど、本当のところは、うーたんパパさんの地頭論の証拠になりたいなと思ったからです。
お勉強ができないこどもの親ってほんとに苦しいので、同じ道を通った者として、仲間のみんなには、自分のせいだと苦しまないで! って言いたかったんです。
中学受験でそこまですり減る必要もないです。
偏差値表の下の方にだって、すてきな学校はある。
上の子の通った学校、ほんとによかったです。
このブログ、灘に行きたいこどもをお持ちの親御さんも読んでくれてるかなと思うので、そんなカシコのお子さんだけを持つ親御さんにも、お勉強できへん子の家庭環境がめちゃくちゃとか、親もあたまわるいとか、育て方知らんのちゃうかとか、思わないでもらえたらいいなあと思ってます。
親ガチャ、子ガチャ、地頭ガチャ。
どれも選べないけど、当たってしまったものはしかたないし、親ガチャ以外はおとなに主導権があるので、そこから最善は尽くしたい。
でも、その最善って、少しでも偏差値の高い学校にいくことじゃなくて、その子にあった環境にできるだけストレスなく導くことなんじゃないかなあと思っています。
いろんな考え方はあると思いますが、やっぱり、地頭ってあると思います。
このとき、ブログの息子くんをイメージして聞かれると感じが悪そうなので、そちらではなく、お勉強苦手な方の子を想像して聞いてもらいたいです。
今回のブログ、うーたんパパさんが使われてて、わたしがものすごく納得した表現をいくつか使わせてもらってます。
うーたんパパさんの読者の方なら、これやな、と見つけてもらえるはず。
うーたんパパさんのブログ、アメンバー限定の記事も多いですが、ぜひ読んでみてくださいね。
お子さんにやさしい、めっちゃかしこそうな、すてきなパパです。