2017年01月29日
年間第4主日
カトリック円山教会
ケン・スレイマン神父
第一朗読 ゼファニヤ2・3、3・12-13
第二朗読 一コリント1・26-31
福音朗読 マタイ5・1-12a
みなさんおはようございます。
先週、私は鎌倉へ行きました。
病院に行きました。
私の先輩のメリノールの神父が2週間前に倒れてその病院に入院していました。
彼は83歳で、昔京都の衣笠の教会に勤めていましたが、退職してからアメリカ人の軍人達のための教会に勤めていました。
私は2回程彼を訪問しましたが、今回はとてもラッキーでした。
地下鉄に乗る時にびっくりしました。
富士山が見えました。
とっても美しかったです。
彼の病室の窓からも良く見えました。良かったね。
この時、私は今日の福音の箇所を考えていました。
今日の山の上の説教はマタイによる福音の中で、大切な内容です。
三章の内容です。
今日から来月までの日曜日5回に渡って山の説教です。
私はあまりスポーツマンではありませんが、イエス様と共通の趣味があります。
それは山に登ることです。
私は若い時にボーイスカウトとしてアメリカのアパラチアン・トレイルをハイキングしながらアメリカ東海岸にある高い山をすべて登りました。
そしてニューヨークの病院に勤めていた時には、同僚の看護師達とアラスカのマッキンリーに登りました。
富士山も5回くらい登りました。
富士山の面白いことは、上りはそんなに大変ではありませんが、下るのがとても大変です。
とても膝が痛くなりました。
マタイによる福音を読むと、イエス様は何度も山に登りましたので、趣味だったのではないかと思います。
例えば、洗礼式の後で、砂漠の中で悪魔と一緒に高い山に登りました。
今日の福音の中で、民衆に説教をするために山に登りました。
変容の時にも弟子達と一緒に山に登りました。
亡くなる前の聖木曜日の夜、祈るためにゲッセマネの庭でも小さな山でした。
死刑によってイエス様はゴルゴダの山に登りました。
そしてご復活の後で、40日後に昇天するために弟子達を高い山につれていきました。
日本人も山が好きですね。
大昔、ユダヤ人達も山で神様に会えることを信じていましたので、習慣として山に登っていたようです。
その中で一番有名な人物はモーゼです。
ですから、今日の福音を読みながら、モーゼの模範ももう一度思い出しますね。
でも、神様に会うために山に登らなくても大丈夫です。
大切なのは、自分の命を神様に委ねることです。
それは、今日のイエス様の重要なポイントです。
私も今回、病院に行って先輩の神父からそれを学びました。
彼は神父の仕事がとても大好きですが、彼は私に告白しました。
「ケン、秘密ですが、実は最近5回くらい倒れました。しかし、今回は自分の力で立ち上がることができなかったので救急車を呼びました。
やはりこれは神様からの連絡です。
「聖書の言葉に書いてあるでしょう。笑う時もある、泣く時もある、産まれる時もある、死ぬ時もある。」と言いました。
私は「神父様、本当に神様を信じていますね。」というと彼は「そうですよ。」と答えました。
その後で、私は彼がアメリカに行くことを手伝いました。
そして彼にはまだアメリカに兄弟達がいますので、彼らもアメリカに戻って来るように良く言っていました。
ですから、25日に私は他の神父と共に、成田まで見送りました。
本当に彼はイエス様の話の通りです。
彼は自分の命を神様に引き渡しました。
彼の話と同じように、私達のカトリック円山教会のピアサポートグループも部屋を借りて集まります。
例えば、アルコール依存や薬物依存のグループなどです。
彼らも今日の福音の重要なポイントを信じています。
それは、自分のパワーではありません。
神様にパワーがあります。
日々の出来事を神様の手に委ねます。
今日の素晴らしいイエス様の話は自分の人生から学んだ事だと思います。
例えば、イエス様は生まれた時は貧しい馬小屋で生まれました。
友達のラザロが亡くなったときには、彼も悲しんで泣きました。
砂漠の中で黙想会をしながら悪魔に会った時、お腹が空きましたが神様の言葉を通して元気になりました。
十字架上で隣の犯罪人の罪を自分の慈しみを通して赦しました。
天国へ行くことを約束しました。
ご復活した時に、イエス様の最初の言葉は「皆さんに平和がありますように」です。
今日の山の説教はイエス様の生きがいの発表です。
社会の中で、普通は楽しい事の中に嬉しいことを探しますが、イエス様は難しい事の中にも嬉しさを見つけました。
その源は、自分と神様が関係あることを信じることです。
私は先週、新しい沈黙の映画を見て、殉教者達の死刑の前の勇気を見て同じことを感じました。
どうぞ皆さん、私達も嬉しいことがあっても、大変なことがあっても、イエス様の信仰に従いましょう。
神様は私達を愛していますので、心配ありません。
今週、それを深く黙想して、練習しましょう。
ありがとうございます。
おかげさまで、献堂80周年記念誌が無事、完成しました。皆様のご協力に感謝いたします。この記念誌は、電子書籍としてインターネット上で広く一般に公開されており、紙の本として購入することもできます。「私たちの福音宣教」の一助となることを、作成チーム一同、願っています。
★紙本の仕様(電子版は、読む環境によって、ページ数やレイアウトが異なります)
・サイズ:横148 mm × 縦192 mm
・ページ数:96頁(メモ帳10頁を含む)
・表紙:カラー 本文ページ:モノクロ
★内容:
・カトリック円山教会 沿革と歴代主任司祭
・カトリック円山教会献堂80周年記念事業のテーマ「私たちの福音宣教」
・「私たちの福音宣教」アンケート集計結果
・「私たちの福音宣教」についての分かち合い
・歴代主任司祭からの寄稿 6編
・信徒からの寄稿 5編
・青年たちからのメッセージ ・・・など
★記念誌のURL:http://bccks.jp/bcck/148456/info
★記念誌を読む方法
①インターネット上で、読む(無料) → 上記アドレスにアクセスして、「本を読む」をクリックすると、読めます。
②ダウンロードしてブックリーダーアプリで、読む(無料) → 上記アドレスの「EPUB版をDownload」をクリックして、ダウンロード。epubファイルを読めるアプリ(電子書籍を読めるアプリ)があれば、読めます。
③紙の本を購入して、読む(実費負担:1,102円+送料) → 上記アドレスの「紙本を買う」をクリックして、クレジットカード等で購入。後日、指定した住所に宅急便で紙本が届きます。
(カトリック円山教会 献堂80周年記念誌作成チーム)
1月29日(日) |
主日のミサ |
|||
09:30 |
教会学校 |
11:00 |
福祉納豆販売 |
|
10:00 |
主日ミサ |
11:00 |
青年会コーヒー |
|
★今週の予定★(掲示板などで再確認してください)
1月 |
30日 |
(月) |
06:15 |
ミサ |
|
31日 |
(火) |
06:15 |
ミサ |
2月 |
1日 |
(水) |
06:15 |
ミサ |
|
2日 |
(木) |
07:00 10:00 |
ミサ(聖心会) 入門クラス |
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3日 |
(金) |
10:00 10:30 |
ミサ(初金) 教会清掃(1グループ) |
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4日 |
(土) |
07:00 18:30 |
ミサ(入門クラス) English Mass |
|
5日 |
(日) |
09:30 10:00 11:00 11:30 |
教会学校 主日ミサ 福祉コーヒー/福祉部会 聖歌練習会 |
2017年01月22日
年間第3主日
カトリック円山教会
ケン・スレイマン神父
第一朗読 イザヤ8・23b~9・3
第二朗読 一コリント1・10-13,17
福音朗読 マタイ4・12-23、または4・12-17
みなさん、おはようございます。
一昨日、アメリカではトランプさんが大統領になりました。
とても大きなニュースですね。
彼は全然人気がありませんが、法的になりましたので、私達は4年間頑張ります。
日本では総理大臣なので、その文化は私は詳しく分かりませんが、両親が退職してワシントンD.C.で過ごしていた頃に、大統領の話をよく聞きました。
なぜなら、父も母も政治の世界について関心を深く持っていました。
父はボストンでアメリカの歴史と法を学びましたので、退職の際にゆっくりアメリカの美術館や図書館で古いアメリカの本を読むためにワシントンを選びました。
私が日本から家に帰った時に美術館で行われるアメリカの歴史についてのイベントのチケットを買っていて、よく一緒に行きました。
また、父は大統領の文化や習慣についても詳しく知っていました。
例えば、大統領就任式のスケジュールも詳しく知っていました。
1月19日の12時頃、トランプが聖書の上に右手を置いて、大統領になる誓いを行います。
そのために彼はリンカーン大統領が使ったものと同じ聖書を使うそうです。
その誓いの後で、人々のわからないうちに、沢山変更があります。
すぐにオバマの荷物を出して、トランプの荷物を入れます。
ホワイトハウスのスタッフは100人位です。
数か月間その準備を行っていました。
約5時間で全て終えるそうです。
皆さんご存知かわかりませんが、オバマ大統領が任期を終えますが、娘たちはまだ高校生なので、卒業までワシントンD.C.のホワイトハウス近くに住むそうです。
今朝の新聞に書いてありましたが、オバマ家族は健康にいい野菜や果物をたくさん食べるそうです。
ですからスタッフはボウルにいつも果物を用意しました。
しかし、トランプはジャンクフードが大好きで、ポテトチップスなどをあちこちに置きます。
そのスタッフが、大統領のニーズをすべて満たすために、望み通りに準備を行います。
そして、同じ12時の誓いの後で、オバマ時代の大使達も、12時間の間に各国の大使館から出なくてはなりません。
ですから、残念ながら日本の素敵な大使館のキャロライン・ケネディーも、日本の大使館からいなくなります。
まだ日本のトランプの大使はまだ誰かわからないそうです。
みなさんなぜ私が大使の話をしたかというと、今日の福音の箇所の中で、イエス様が12人の弟子達を任命しました。
彼らはイエス様の大使に似ています。
その12人の弟子達は最初にイエス様の精神を学んでから、福音宣教者達になりました。
私達皆洗礼を受けることを通して、イエス様の弟子・大使になります。
私達の言葉と行いを通して、イエス様の精神を周りの人々と日本の社会に教えるべきです。
実はみなさん、今週はカトリック教会の中で、キリスト教会の一致のために祈る週間です。
イエス様は生きている時に何度も人々の一致のために祈りました。
それは第二朗読の聖パウロの内容です。
イエス様の時代からキリスト教は色々な教会に分かれてきました。
それは悪いことではありません。
大切なのは、お互いを見る時に神様の愛を通して創造された兄弟姉妹であることを認めることです。
本当に人間は一つのファミリーです。
残念ながら、言葉と行いを通して、お互いのために愛を示さないですね。
それはお互いが兄弟姉妹であることを忘れるみたいです。
数年前に、私はサンフランシスコの橋を走りました。
しかし、その日、霧がかかっていて橋が見えなかったです。
目の前と後ろの車でさえはっきりと見えませんでした。
ちょっと危ない雰囲気でした。
その雰囲気の中で、普通より安全運転でゆっくり走りました。
その体験から考えると、私達の日々の生活の中でも、忙しくて周りの人々のニーズが見えなくなってしまいます。
どうぞ皆さん、これから2017年が始まり、私達カトリック円山教会も80周年が始まり、私達の一致のためにスローダウンしてお互いにやさしく過ごしましょう。
11月まで、もっと愛一杯のカトリック円山教会の家族の雰囲気を作っていきましょう。
そうすれば、私達は本当にイエス様の良い大使になれます。
頑張りましょう。
ありがとうございます。