たまには医者らしいマジメなお話も。。。
先日に学会前夜に全国の著名な先生方とご一緒させて頂く機会がありましたた事をこちらでも書きましたが、
そのうちの一人の先生がおっしゃっておりました。
「僕ね。近い将来ね、女子高校生が全員当たり前の様に基礎体温をつける時代にしたいんだよね。
基礎体温を見れば女性の健康はほとんどわかる。そのくらい基礎体温を見ればその女性の体のいろいろな事がわかるんだから」
普段自分が外来診療をしていてけっこう思うこと。
「自分の最後の生理がいつだったか」
を覚えていない人が意外と多いな、と感じます。
基礎体温をつけるのはもちろん私もやったことがありますが、
正直けっこう大変です。
《基礎体温の測り方》
毎朝、目が覚めたら体を動かさない状態で舌の下(裏側)に婦人体温計という専用の体温計をはさみ、体温を測定します。
普通の体温計では無く、より細かくメモリがついている婦人体温計という専用の体温計を使います。最近はデジタルのものが主流です。
仕事柄などで生活が不規則にならざるを得ない方は、5,6時間睡眠をとった後の体温を測定します。
こんな感じなので、
目が覚めても体温を測り終えるまで起き上がっちゃ行けないし、
体温を測り始めてまたベッドでウトウトしてしまい、二度寝してしまって学校に遅刻する、、、なんて事も珍しくなかったり。。。(^_^;)
基礎体温のかわりになる他の方法がないものでしょうかね、
とその先生と二人で長い時間話しておりました。
婦人科にいらっしゃる際に、基礎体温表があるのと無いのでは大違いです。
婦人科に初めてかかって、「基礎体温をつけ始めてください」と言われた事がある方も少なくないと思います。
そのくらい基礎体温表から得られる情報量は多いです。
なので、是非基礎体温をつけて欲しいなと思います。
実は、基礎体温は生理や排卵・妊娠だけで無く、他にもいろいろな情報が盛りだくさんなんです!
美容にもいかせるな、と自分では思っています。
なので是非基礎体温測定を!
と言っても、現実的にはなかなか基礎体温をつけられない方も少なく無いですよね。
なので、次回は私自身の体験もふまえた上で、もう少し手軽に出来る女性ならではの健康管理のポイントをご紹介したいと思います(^-^)
でもでも、
やっぱりベストは基礎体温ですからね~♪(^_-)b