私が地元で保健師をやっていた頃。

東北大震災が起こり、その直後に気仙沼市の
避難所に避難されている方の健康管理の
お手伝いのために派遣された時のことです。
学校が避難所となり、一つの教室に5~6家族の方々がダンボールで仕切って生活していらっしゃいました。
食事は朝はパンとジュース、昼・夕は弁当のみ。
入浴は、ようやく自衛隊による仮設入浴施設ができて週2回入れるかどうかという状況。
洗濯機は限られた台数で時間や順番を決めて使用。
ハエがあちこちで発生していて、決して快適とは言えない環境でした。
そんな中で、被災されたあるご高齢の女性の方からこんな声を聞きました。
「震災はとても辛く大変なことだったけれど、こんなことでもなかったら、他の家の人たちとこんなふうに(一つの教室で)一つの家族みたいに過ごすことはなかったと思う。本当の家族みたいに思う。」
多くの方が震災の辛い経験や、先々に対する不安、避難所の状況に対する不満を口にされる中です。
私にとって、ご高齢の女性の言葉はある種、衝撃的でした。
辛い状況の中で、また辛い状況だからこそ、助け合って生きていく、「人の強さ」を私は感じました。
「人」を救うのも、やはり「人」だと。
この新型コロナが猛威をふるう昨今ですが、必ず何か、そんな状況でも、小さな「いいこと」はあるはず。
光はあるはず。

(セッションルームすぐ近くの「市民の森」から)
ヒーリングサロン Sun Cross
Tel 090-4685-1486
Mail suncross0@yahoo.co.jp
HP https://www.suncross.info/