黒酢屋店長の健康ブログ -98ページ目
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トクホを認知させた大ヒット商品「エコナ」

最近、「特定保健用食品」ってTVコマーシャルで良く耳にされると思います。通称、トクホと呼ばれているもので、この体操のマークが目印です。

tokuho

私どもの商品にも「まるしげげんきっす」という「黒酢とオリゴ糖」が入ったトクホの商品があります。

そもそもトクホとは何かと簡単に説明しますと、食品の中の特定成分がヒトの試験などによって健康に有用な機能性があると厚生労働省が認めた食品の事です。


元来、健康食品というのは、「○○に効きますよ」「病気になりませんよ」と効能をうたうことによって今日まで成長してきたという側面があるのですが、食品が「○○に効きますよ」というのは厳格に「薬事法」により禁じられていますので、「健康食品」という食品の存在自体、国は認めておりませんでした。


正式な表記も「いわゆる健康食品」という表現になっており、扱いは一般食品でしたので、管轄も厚生省でなく農林水産省だったわけです。


しかし、様々な研究により食品の中にある特定の成分が健康に効果があるという事が次々と発表され、その成分に特化した健康食品が市場に出回るようになると、ついに国も動きだし、「科学的試験」のデータに基づいて個別に審査して、本当に効果があると認められたものに対しては、「健康への効用を示す表現」(ヘルスクレーム)を許可する制度を平成3年にスタートさせました。


そうして、食品ながら厚生労働省の管轄となり、医薬品と一般食品の中間的な存在として、保健機能食品という制度の中でトクホが位置づけられるようになりました。


しかし、平成3年にスタートしたこの制度も、当初は許可件数が少なく、私どもが取得した平成10年でも100件ほどしかありませんでした。


一番のネックは、国が効用を認めるという事ですので、医薬品並に厳しい審査を通らなければならず、そのためにヒト試験や安全性試験などに莫大な開発費がかかることでした。


また、まだ一般的に認知されていない制度でしたので、「トクホだからと売れるとは限らない。売れなければ開発費がペイできない」と大方のメーカーは様子見でした。


このトクホを一気にブレークさせたのが、平成11年に登場した花王の「エコナクッキングオイル」でした。

「体脂肪が気になる方に適した」という表現は、油っぽいものを食べ過ぎると太るという意識を持った消費者の心を揺さぶるインパクトがあり、食用油のなかにあって健康志向の油という新しいマーケットを作りだしました。


また、当時のトクホ商品の中で、初めて内臓脂肪肥満の改善という生活習慣病でも深刻な部分に焦点を当てた商品としても注目をされたわけです。


以後、「アミールS」(カルピス)、「ブルガリアヨーグルト」(明治乳業)、「鉄骨飲料」(サントリー)、「キシリトールガム」(ロッテ)、「蕃爽麗茶」(ヤクルト)、「ヘルシアウォーター」(花王)、「黒烏龍茶」(サントリー)など次々とヒット商品が出るようになりました(許可順ではありません)


しかし、すでに600件近いトクホ商品が市場に出ていますが、大ヒットを飛ばしているのはほんの一握りというのが現状です。


高い開発費に見合うだけの市場がトクホにあるのかどうか、まだまだ懐疑的なところもあるようです。


黒酢屋店長の店はこちらhttp://store.yahoo.co.jp/marushigeueda/




黒酢で本当にやせるのか

今、健康食品業界は大変なことになっています。

某情報番組のねつ造問題で、過去の番組も洗いなおすという事で、納豆の次は何か、と戦々恐々としています。


確かに、番組に出たおかげで巷の食品スーパーからその商品が消えるという現象を起こすほど絶大な影響力があり、おかげで儲かった業者さんも多々あったわけですが・・・

誰もねつ造までして取り上げて欲しいとお願いした訳ではないので、いい迷惑なのです


かの、黒酢も3年前にこの番組に出ました。

タイトルはずばり『お酢で本当にやせるのか?を徹底検証』


正直、本当かよーと思いましたね。(;^_^A


確かに、ラットの実験でコレステロール値が下がったというデータは、色々な大学の発酵食品を研究されている教授が発表しています。

また、私どものお客様でも、黒酢と野菜中心の生活をしたら体重が減ったというハガキやお電話を何度か頂いた事があります。


しかし、当店では絶対に黒酢でやせるなどと言って販売をした事がありません

店員にも、間違っても「『黒酢でやせます』などと言って販売してはならぬ」と口すっぱく言っています。黒酢以上に酸っぱく言ってます。


何故なら、20年間毎日せっせ、せっせと黒酢を飲んでいる店長の私が、

全くやせないからです。(。>0<。)

(今でも黒酢を飲んでダイエットに挑戦中です。その様子は、随時このブログでも紹介します)



この番組が放送された時のオチがあります。


実は直前まで黒酢が取り上げられるという事は存じてませんでした。

(この手の情報に鈍感なもので)

ある日突然、得意先の方が教えてくれました。


得:「今度、黒酢でるの?情報聞いたけど」


私:「えーそうなんですか?うちはそんな情報聞いてないですけど。ちょっと醸造元に聞いてみます」


醸:「そう言えば、数週間前にTV局の人が来てたよ。何の番組かは知らないけど」


鹿児島の田舎の方ですから、のんきなものです。

とりあえず、得意先の方に返答します。


私:「どうやら醸造元には取材が来たようです。ただ、どういう形ででるかは解かりませんが・・・」


得:「ダイエットらしいよ」


私:「そうですか。まともに出たら反響がすごいでしょうね。うちは量産できないので、数年前みたいにすぐに在庫切れになりますね。今のうちなら何とかなりますが・・・」


得:「内容によっては外れの可能性もあるからね。うーん、様子見かな」


結局、番組の内容は、例のパターンで実験をして検証し、結果全員が「やせた」という事でしたが、やせたある方は、黒酢だけでなく「コエンザイムQ10 」も一緒にとっているという事で、その後、「コエンザイムQ10」がお店から姿を消すはめになりました。


得:「無理して仕入れなくてよかったよ」


私:「何か複雑ですね。上手く利用されただけのような・・・」


店長の店:

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夜る遅く食事をするのがよくない理由

一日中バタバタと忙しく、やっと仕事をやり終えて帰宅すると既に夜11時近いって事ありませんか。この時間帯の食事って悩みますよね。


食事をすべきか、食べずに寝るべきか。

とりあえず簡単な軽いものにしようと食べるんだけど、「こんな時間に食べると太りそうだし、翌朝は胃もたれしそう」と後ろ髪を引かれながら食べるハメになるんですよね。


健康長寿のためには「自然の摂理に従って食べる」という理論を唱えられている米国アルバート・アインシュタイン医学大学教授の新谷弘実先生は著書でこう述べられています。


『健康を維持するためには、日常の食生活から見直す必要があります。まず守らなければならないことは、できるだけ無農薬、有機栽培の植物食を多く摂り、動植物を控え目にすることです。植物食が全体の85%~90%、動植物が10%~15%程度というのが理想的な配分です。』


「えっ肉と魚がそれぐらいしか食べられないの?」「たんぱく質が食べられないのでは?」と思うかもしれませんよね。


しかし、たんぱく質は野菜、果物、海藻類、穀物類に多量に入っており、十分にたんぱく質は摂取できるという事です。


また、植物食とは『主食となる未精製の穀物をはじめとして、野菜・海藻類・果物・種子・ナッツ類です。特に玄米と副穀類は、たんぱく質、炭水化物、脂肪、食物繊維、ビタミン、ミネラル、酵素をバランスよく含む食品』という事ですから、やはり玄米食は身体に良いわけですね。


もう一つ大事なのが、食べ方だそうです。食品の持つ効果を上手に引き出すためには、『眠りにつく4~5時間前までには食べ終えること、30~70回程度は噛んで十分咀嚼(そしゃく)すること、そして心身ともにリラックスした状態で食卓につき、楽しく食事すること』などが重要だそうです。


なによりも胃腸の状態が良くなり、これが健康生活のための大切な秘訣になるわけです。

私は食べ過ぎてお腹が苦しい時は、まず黒酢を薄めて飲みます。そうすると胃酸が大量に出てウソのようにお腹がすっきりしてきますし、寝るときもリラックスできます。


しかし何よりも、早く食事を済ませた方が良いようですね。(^_^;)

無理してでも早い時間に夕食は済ませましょう!


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