コメントゼロ記事復活№14 | maruseのひとりごと

maruseのひとりごと

2014.7.24 薬師池公園のカワセミ

センセは君が大好きだよ!(2006.10.1の記事です)

「学生時代の(保育園での)アルバイトの苦い経験」の話です。


卒業後は保育園で働くことしか考えてなかったmaruseは(【17歳バトン】参照)、

学生時代に、いろんな保育園でアルバイトをしました。

学校や幼稚園と違って、長い夏休みがない保育園でも、

保育士さんは「夏季休暇」を取られますんで、バイトの需要はあるんです。


「卒業後は保育士」しか考えていなくても、maruse本来の“人見知り”が直るはずもなく、

某保育園アルバイトの初日は、案の定、配属された0歳~2歳の部屋の片隅で、


固まってました ( ̄_ ̄ i)


そこに登場したのがTakuちゃん。クラスの中では一番お兄さん、でも、一番の問題児!?

とにかくゴテたら手が付けられない、担任も接し方に戸惑うこどもでした。

でも、maruseの前に現れたTakuちゃんは、いろんな事を話しかけてきてくれて…(立場、逆やがな σ(^_^;))、

Takuちゃんと話し遊ぶことで、初日の戸惑いや手持ち無沙汰感を、何とか乗り切ったんですよね。

それから暫くは、Takuちゃんを通して、クラスに馴染ませてもらう感じの日々でした。


maruseが慣れて、他のこども達にも同じように接しれるようになると、

Takuちゃんは、「maruseセンセのアホ!」と言ってくるようになりました。

それが“やきもち”からくる行動だというのは、容易に察しれたので、叱らずTakuちゃんをつかまえ、


   maruse 「誰かな~? そんな事言うのは。嫌いになろうかな~(*^▽^*)」

Takuちゃん 「いやや~( ´艸`)」

   maruse 「じゃぁ、もう言わんといてな~(o^-')b」

Takuちゃん 「うん!('-^*)/」 

                               笑ってバイバイ~ (*^ー^)ノ


そんな会話を、毎日のように繰り返してたある日、気付いたんです!


もっと違う言葉があるやろ!ヾ(。`Д´。)ノ


ってことに!



クラスで散歩に出た時、一番に坂を登りきったTakuちゃんが、

「maruseセンセ、頑張れ~!」と、声をかけてくれて、

他の保育士が、「Takuちゃん、こっちも呼んで!」と頼んでも、

「あかんもんね~!」と、逃げていたことがありました。

毎朝、maruseが出勤すると、早出の保育士に「Takuちゃんの好きなセンセが来たよ!」と言われ、

照れたように笑って立っていたこともありました。


maruseは、ホントは、とても嬉しかったんだけど、どう表現していいかわからなかったんよ。

その会話が、聞こえなかったかのように、スルーしてたと思う。


で、ある日、気付いたん! 

Takuちゃんが「センセのアホ!」って言ってきたら、

ぎゅっと抱きしめて、本当の気持ちを伝えればいいんだ!って。


そう思って出勤した日…これ、作り話やありませんよ! 

決意満々で出勤した日、見事なタイミングで、


Takuちゃんの

突然の退園を知らされたのでした(_ _。)


家庭の事情で、遠くに住む祖母のところに預けられることになったとのこと。



Takuちゃん、ごめんね。

照れ屋で、天邪鬼のセンセを許してください。

君はいま、何歳になってるのかな。もう、偶然、すれ違うことがあっても、気付かないよね。

だけど、センセは言いたいの! あの時、伝えられなかった想い…、


センセは、Takuちゃんが、

大好きだよ!!ヾ(@^▽^@)ノ