センセは君が大好きだよ!(2006.10.1の記事です)
「学生時代の(保育園での)アルバイトの苦い経験」の話です。
卒業後は保育園で働くことしか考えてなかったmaruseは(【17歳バトン】参照)、
学生時代に、いろんな保育園でアルバイトをしました。
学校や幼稚園と違って、長い夏休みがない保育園でも、
保育士さんは「夏季休暇」を取られますんで、バイトの需要はあるんです。
「卒業後は保育士」しか考えていなくても、maruse本来の“人見知り”が直るはずもなく、
某保育園アルバイトの初日は、案の定、配属された0歳~2歳の部屋の片隅で、
固まってました ( ̄_ ̄ i)
そこに登場したのがTakuちゃん。クラスの中では一番お兄さん、でも、一番の問題児!?
とにかくゴテたら手が付けられない、担任も接し方に戸惑うこどもでした。
でも、maruseの前に現れたTakuちゃんは、いろんな事を話しかけてきてくれて…(立場、逆やがな σ(^_^;))、
Takuちゃんと話し遊ぶことで、初日の戸惑いや手持ち無沙汰感を、何とか乗り切ったんですよね。
それから暫くは、Takuちゃんを通して、クラスに馴染ませてもらう感じの日々でした。
maruseが慣れて、他のこども達にも同じように接しれるようになると、
Takuちゃんは、「maruseセンセのアホ!」と言ってくるようになりました。
それが“やきもち”からくる行動だというのは、容易に察しれたので、叱らずTakuちゃんをつかまえ、
maruse 「誰かな~? そんな事言うのは。嫌いになろうかな~(*^▽^*)」
Takuちゃん 「いやや~( ´艸`)」
maruse 「じゃぁ、もう言わんといてな~(o^-')b」
Takuちゃん 「うん!('-^*)/」
笑ってバイバイ~ (*^ー^)ノ
そんな会話を、毎日のように繰り返してたある日、気付いたんです!
もっと違う言葉があるやろ!ヾ(。`Д´。)ノ
ってことに!
クラスで散歩に出た時、一番に坂を登りきったTakuちゃんが、
「maruseセンセ、頑張れ~!」と、声をかけてくれて、
他の保育士が、「Takuちゃん、こっちも呼んで!」と頼んでも、
「あかんもんね~!」と、逃げていたことがありました。
毎朝、maruseが出勤すると、早出の保育士に「Takuちゃんの好きなセンセが来たよ!」と言われ、
照れたように笑って立っていたこともありました。
maruseは、ホントは、とても嬉しかったんだけど、どう表現していいかわからなかったんよ。
その会話が、聞こえなかったかのように、スルーしてたと思う。
で、ある日、気付いたん!
Takuちゃんが「センセのアホ!」って言ってきたら、
ぎゅっと抱きしめて、本当の気持ちを伝えればいいんだ!って。
そう思って出勤した日…これ、作り話やありませんよ!
決意満々で出勤した日、見事なタイミングで、
Takuちゃんの
突然の退園を知らされたのでした(_ _。)
家庭の事情で、遠くに住む祖母のところに預けられることになったとのこと。
Takuちゃん、ごめんね。
照れ屋で、天邪鬼のセンセを許してください。
君はいま、何歳になってるのかな。もう、偶然、すれ違うことがあっても、気付かないよね。
だけど、センセは言いたいの! あの時、伝えられなかった想い…、
センセは、Takuちゃんが、
大好きだよ!!ヾ(@^▽^@)ノ