「お金は苦しみから生まれるんだ!」
と信じてやまない人が労働者に多いようですが、
このマインドで商売をやっても絶対に失敗します。

なぜなら、お客様は、労働者の苦しみに対して
お金を払うわけではないからです。お客様は、
貢献してくれた分を報酬としてリターンします。決して、
業者の努力に対して報酬を払っているわけではありません。

報酬は、労働者の苦しみから生まれるものではなく、
お客様の満足度から生まれるものなのです。

つまり、努力より結果(貢献)が大事という話ですが、
なかなかこうした考えは労働者の間には浸透しません。
というのも、結果が出せなくても許してほしい、
という甘えが私たちの心の奥底にあるからですが…。それは、

「結果が出なかったからと言って、
 やってきたことのすべてを否定しないでほしい!」

という思いです。かつ、これに拍車をかけているのが、
「仕事を内容で評価するのは難しいから、労働時間で評価します!」
という評価基準です。

例えば、会議が予定より早く終わりそうなとき、
その流れでとっとと終わらせればいいものを、
なぜか時間ギリギリまで引き延ばそうとします。

あまりに早く終わってしまうと不安になるからです。
逆に言えば、時間をかけて苦しめば、
これだけ努力したのだから質も高いはずだと満足できます。
そうして長時間労働となり、組織の生産性も下がっていくのです。

これを避けるためにも、仕事を労働時間で測るのではなく、
付加価値で測る癖をつけていかなければなりません。
見るべきは「労働時間」ではなく「付加価値」です。そして、
そのためには良いものを良いと評価できる能力も必要です。

(続)