実は大学時代の同級生(学部)の間で、消息不明になっていた男、マルです。

 

KOMATSU鉄人レース当日のことですが、レース会場で突然「ワシバナ!」と声をかけられました。

振り向くと大学時代の同級生がいて、「久しぶりー」と話をしていたら、どうやら仲間内で「ワシバナは訳ありで消息を絶っているらしい」ということになっているとのことでした。

マルが1•2年ごとに全国を転々として、2年毎に携帯のメールアドレスが変わり、年賀状を出さなくなっているうちに音信不通になっていたようです。

 

早速、グループLINEに招待してもらい社会復帰できました。

 

(それはそうと『ワシバナ』ってニックネームはどうなんだ?)

 

 

【本日のトレーニング】

 

Zwift:グループライド50分

 

 

 

まだふくらはぎの筋肉痛が取れないので、アクティブレストで。

乗り始めはふくらはぎがピクピクしてましたが、トレーニング後はほぐれた感じで、触っても柔らかくなってました。

 

 

 

そして本題、レースレポの最後【2ndラン編】

 

ドラフティング野郎が3位で小松ドームに戻ってきて、バイクアップしたところから。

 

バイクを降りた瞬間、ふくらはぎが攣りました。

 

三毛猫(確かに変なポーズだニャー)

 

脚を引きずりながらバイクラックに向かいます。

 

バイクをラックにかけて、ヘルメットとゴーグルを外す。

ふくらはぎが攣っているので、手を使ってバイクシューズを脱ぎ、ランシューズに履き替える。

すぐに走れる状態ではなかったので、とりあえずエナジーゼリーを飲んで、ふくらはぎをマッサージ。

 ちょっと痛みがマシになったところで、ランスタート。

 

しかし、まだドーム内の15mも走らないうちに今度は前腿が攣ってストップ。両手で太腿をわしづかみにして攣りを強引に押さえ込みます。

 そんなマルを見て、ボランティアの女の子達が駆け寄ってきました。このままでは大ごとにされそうだったので、「大丈夫、大丈夫」と言って、ドームを出ました。

 

ドームに出たものの本当は全然大丈夫じゃ無くて、スロープを下っていると再び前腿とハムストリングが同時に攣りました。

もうこうなると順位どころでは無く、DNFが頭をよぎりましたが、とにかく脚を戻して走れるとこまで走ろうと考えました。

 

ポールに捕まってハムストリングからふくらはぎをストレッチ、そして前腿をマッサージ。

すると攣りがマシになったので、とりあえず完走目指して再スタートしました。

 

ここで、2ndランのコースを紹介

 

募集要項では距離20kmとなっていますが、実際の距離は18.5kmの環状コース。

 

 

3~4kmにある山田峠の約60mの登りがポイントになります。

 

レース前の想定は、平地キロ4:15、登りキロ4:30でした。

 

 

レースレポに戻ります。

 

再スタート後は、とにかく脚に変化をつけないよう気をつけて、一定負荷で慎重に走りました。

 

一連のトラブルで相当なタイムロスをしたと感じていましたが、実際のところ2位の選手は200mぐらい先に見えていて、誰にも抜かされてません。冷静になるとそこまで大きなロスではなかったと気が付きました。

 

1kmのラップタイムは4:40。

実際にはオートストップがあるのでこれ以上に時間がかかってますが、ペースとしてはそこまで致命的ではありませんでした。

 

2~3km、とにかく変化をつけないよう淡々と走っていると、2位の選手との距離が縮まってます。

ラップタイムはキロ4:20ぐらいに上がってきました。

少し希望と欲が出てきました。

後ろの状況も気になりますが、振り向いた拍子に脚が攣りそうなので、余計なことはせず一定のリズムで走りました。

 

そして、前半の難所山田峠の登りに差し掛かりました。

ここは脚に負担がかからないようペースを落とし走ります。ペースはキロ5:00まで落ちましたが、2位の選手との差は一定のまま。

 

山田峠を登り切り、気持ちも少し余裕が出てきました。下りは登りより脚にかかる負荷が大きくなるのは分かっていたのですが、2位の選手に追いつこうと気持ちが前のめりになってしまったようです。

下りきり、カーブを曲がった途端「ビキッ!」と脚に衝撃が走り、前腿とふくらはぎが同時に攣ってしまいました。

今回の攣りは本日で最強の衝撃でした。うずくまっているとカーブに立っていたボランティアさんが駆けつけて来てくれました。

マルは太腿をげんこつで叩いて刺激を入れ、「歩いてでもボチボチ行きます」と言って、再び走り出しました。

 

再び走り出したものの、ペースはギリギリキロ4分台を保てる程度でしか走れません。もう2位の選手は見えなくなってしまい、気力も無くなってきて、再びDNFが頭をよぎりました。

しかし、まだ後ろの選手に抜かれていませんので、止めるに止められず、走り続けることにしました。

 

エイドごとに止まって、冷水を脚にかけ、ボランティアさんの応援に力をもらい走り続けます。

 

7km過ぎに再び大きく脚が攣りました。止まって脚を叩いていると、4位の選手が心配そうに声をかけながら、マルを抜いていきました。

 

そこからは、ただただ我慢の展開。

段々と重くなってくる脚をひたらすら動かし続ける作業。一度止まると脚が動かなくなったり、気持ちが切れてしまうのが怖いので、ひたすらガーミンのラップと残り距離表示が減っていくのを頼りに走り続けました。

 

順位は、10kmぐらいに一人、12kmぐらいにもう一人抜かされ、6位まで落ちました。

しかし、この頃は半分諦めもあり「年代別3位までに入ればラッキー」ぐらいの気持ちで順位にあまりこだわりは無くなってました。

 

残り3kmぐらいで遠くに小松ドームが見えた時は、完走も見えてきて、気持ちが一気に楽になりました。ペースは既にキロ5分台に落ちてましたが、そんなことはどうでも良くて、もう完走しか頭にありませんでした。

 

小松ドームに近づき、沿道の応援にも乗せられて、ようやくフィニッシュを迎えることができました。

 

ゴールテープを切った時は、うれしさのあまり自然とガッツポーズが出ました。

 

 

最終的に、順位は6位のままゴールでき、目標だった表彰台にも上がることができました。

 

 

後から振り返ると、完全にレースマネジメントに失敗したレース。そして、マルにとって始めてDNFを覚悟したレースでした。

それでも途中で諦めず完走できたのは、チームメイトの存在やボランティアさんの応援のおかげです。

 

 

 

途中でダークサイドに落ちたりもしましたが、最後は皆様への感謝の気持ちで締めくくりたいと思います。

 

ありがとう、ございました。

 

 

【2ndラン データ編】

 

 

 

 

【本日のご褒美】

 

デニッシュホーン&チョコチップドーナツ

 

 

スーパーに牛乳を買いに行ったらパンがお安くなっていたので、つい手が伸びてしまいました。

チョコチップドーナツは前から気になっていたのですが、中はもっちり系の生地で外は冷めてもカリッとしていて、思っていた以上に美味しかったです。暫くはまりそうな予感。