最後に投稿したのが2014年でした
十年あれば変わらないものの方が圧倒的に少ないね
変わっていったもの
変わってしまったもの
変わってしまいたくなかったもの
十年、なるほど。
人間一人が否応なしに歳を重ねていく中で、
俗に20代はあっという間に過ぎていく、
なんて表現がありますが
きっとそんな事はなくて。
多分時間の流れというものはなんやかんやあれど
等しく平等で残酷なものなんだと思います。
むかーしむかしに言われたような、あの時大事にしていた言の葉たちが
少しずつ記憶から削り落ちていくような物を感じていて
それが「大人になる」という事だと言い聞かせていた当時の自分が今
大人どころか「おっさん」に位置付けされる歳になった。
あの頃描いた道の先にあったものがなんなのかも上手く思い出せなくて
「子供」のようにはしゃいだ日々を懐かしむことも出来なくなった。
成長、進化、年相応=退化?
野暮ってもんだろ、もうそーゆーのは
変わっていったもの全てが悲観するものだったわけじゃあるまいて。
承認欲求に抗えなかった
他者に認められたかった
自分は何かしらの特別だと、普通じゃなくてスペシャルなんだと
そんな何かになれると信じて疑わなかった
至極真っ当な「凡夫な自分」よ
あぁ、残念だったね。
健康診断に引っかかり、しっかり白髪も増えて、「最近の若いやつは」なんてテンプレをうっかり口にしたり、上司に面倒がられ、部下に愛想笑いされるような
いっちばんなりたくなかったそんな大人に
残念、仲間入りだ
諦める事や手放す事にも慣れたよ
それが悪い事だと、許せない事だと思っていたのにね
もういいだろ、潔く認めよう
綺麗でも無敵でもなく、凡夫な自分を一旦受け入れてしまうと
あぁ、悲しいかな
少しだけ生きやすいんだよ
ダサくて汚くてボロボロだけど
ハタチそこらで周りにカッコつけたくて呑んでたロックのウィスキーが
「美味しいな」
とちゃんと思えて嗜めるようになった
それで一旦、手打ちといこうじゃない。
全てが変わったわけでもないし、十分だと思ってくれ。
その証拠に、十年経ったのにあの頃と同じで今もほら
やたらと長ーい投稿するところなんか
何も変わって無いのだから( ´Д`)y━・~~
蓮龍