4回目の診察→稽留流産の診断 | けまる日記

けまる日記

2013年流産後、3月に臨床的侵入奇胎と診断、抗がん剤治療開始。最終的にセカンドオピニオンで間質部妊娠と診断後経過観察へ。

2015年3月待望の妊娠!

愛くるしい息子は6歳でアスペルガー&ADHDと診断。

試行錯誤しながら小学校生活を送っています。

1月28日。

赤ちゃんの心拍を確認してから
初めての診察。
一般的には「赤ちゃんの心拍を確認できたら
流産の可能性はグッと低くなる」そう。
だから、希望は捨てられなかった。
だって、この目で確かに見たんだもん。
赤ちゃんの心拍が動いているのを。

診察室に入ると、この間を違う先生。
この病院では外来患者は、毎回違う先生が診るのだそう。
早速内診。
緊張でおかしくなりそうだったな。

エコーを見て、すぐにわかった。
赤ちゃん、動いてない…………

前回、チカチカと一生懸命点滅していたところが
全然点滅していなかった。
先生に恐る恐る聞きました。

「心拍は、ないですか…?」

先生は冷静に
『僕のみる限りでは、動いてないね。
 赤ちゃんらしきものは見えるけど。』
と言った。

やっぱりダメだった。
赤ちゃんはもうお腹の中で死んじゃったんだ。
「死んじゃった」と思うと涙が止まらなかった。
診察台の上でこらえきれず嗚咽をもらした私に
看護婦さんがティッシュをくれました。
優しさが余計に涙になった。

その後、先生の診断は
”6週相当での稽留流産”でした。
計算からいくと、この時8wであるはずの私の赤ちゃんは
6wぐらいの大きさしかなく心拍もない。
本来この時期は赤ちゃんが急減に育つころで
この大きさで心拍がない
というのは流産の決定打となりました。

そこで、もう1度初期流産はよくあることだと説明を受けました。
淡々とした話し方だったけど
先生の説明はとても丁寧だったのを覚えています。
看護婦さんもとても優しかったな。

そこから、今後のことを聞かれました。
・自然流産を待つか
・流産手術をするか

どちらの利点欠点も聞いた上で
流産であることをどうにか受け止め
先生に2月9日が披露宴であることを告げるとビックリしてた。
前回の先生には伝えてあったけど
驚きもなにもしなかったから、こっちもさらに緊張が走った。

そこから話は急展開。
このまま自然流産を待っていたら
披露宴当日に大量出血で卒倒!なんてことも考えられる。
医者の立場からしたら、このままの身体で披露宴をさせることはできない、と。
この時点で流産手術をすることが決定に。

この病院では、手術前日に入院して前処置を行い
翌日午前中に手術、様子を見て午後退院、というのが一般的だそう。
本当はすぐに入院して手術をして
術後1週間安静にした後に
披露宴をやるのがベターだと言われたけれど
ここはとても人気?の病院で
今週中はどうしても手術の予定がたたなかった。
しょうがなく最短の日程で予約をとってもらいました。

2月4日に入院。
2月5日に手術、退院。
3日間は自宅で安静に。
4日目に披露宴、というスケジュールに。

ギリギリ。。。


流産してしまったことの悲しみもあったけれど
これは誰にでも起こりえることだと自分を言い聞かせ
今は披露宴を無事に終える、という目標に切り替えて
心を落ち着かせました。。。


それでもオット殿に稽留流産だと
報告した時は泣けて仕方がなかったな。
待合室にいる妊婦さんたちが
羨ましくてしょうがなかった。
オット殿は
「今回のことはしょうがない。
 赤ちゃんが授かれるとわかっただけでも良かったじゃない?
 それに、自分の気持ちもわかった。
 赤ちゃんができたと聞いたときに、嬉しい気持ちになったんだ。
 嬉しいと思った自分がいたんだ。
 パパになる覚悟ができる自分がわかって嬉しかったんだよ。
 だからまた頑張ろうよ」
って言ってくれた。
悲しかったけど、嬉しかったのも覚えてる。

切迫流産という診断を受けた時点で
実家の両親には話をしていたから
この時、流産の報告をしなくてはならないのも辛かったなぁ。。。