社交不安障害について







今回は、自分の記録として書かせてください。




実は私は10年以上前から「社交不安障害」という病気を患っています。症状は10年以上前から出ていましたが、正式に病名がついたのは約3年前。

その事について、今までの経過をまとめて書こうと思います。


社交不安障害の方たちにはなにか参考になる部分があればいいなぁと思いますキラキラ


長くなるので、興味無い方は無理して読まないでくださいね😂


※因みに私は現在30代前半です



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私は小さい頃から緊張しないタイプでした。みんなの前でも当たり前に発表できたし、そのことで緊張することなんて無かった。小学生の頃は全校生徒の前で作文を読む機会もありました。


でも元々引っ込み思案の性格なので、自分から進んでみんなの前で発表する!ということはありませんでした。





なにかおかしい、と感じたのは大学に入ってから。


とある医療系の大学に進学したのですが、そこに通っている同級生たちは何故かみんな自信満々で、自分の意見をハッキリ言える子達ばかりでした。私は相変わらず引っ込み思案で人見知りな性格だったので、「なんでこの人たちはこんなに自信に満ち溢れているんだろう、羨ましい」と思いながら大学生活を過ごしていました。


授業での発表などもありましたが、緊張もさほどせず、普通にこなすことが出来ていました。





おかしいと思ったのは大学3年生の頃。


3年生になるとほぼ全ての授業がグループワークになりました。グループに分けられ、何週にもかけて話し合い、資料集め、資料作り、そして発表。


グループワークの時から私は、自分の意見が言えずほぼ黙ったままで…私以外のみんなで活発に話し合いを進めていました。でもみんな優しいので、「喋りなよ!全然喋らないじゃん!」なんて言われたことは無いです😂

※ちなみに元々の性格がこんな感じなので、これは病気云々はあんまり関係してないと思っています。はっきりとは分からないけど。



そしてグループワークの発表。

ここで初めて、社交不安障害のような症状が発症します。



私が発表のときに感じた症状は

・頭が真っ白になる

・手が震える

・息継ぎが出来なくて、息切れする


まず「頭が真っ白になる」は大丈夫でした。用意された原稿があったので、どんだけ真っ白だろうとただ目の前の文字を読めばよかったのでこの時はなんとかなりました。


「手が震える」は、第三者から認識できるほどに震えていたと思います。恥ずかしくて、手が見えないようにしたりしました。


「息継ぎが出来なくて息切れする」

これ、本当に困った。一番困りました。

何故か「十分に息を吸う」ことが出来なくなり、浅くしか吸えない。だからどんどん息切れしていき、途中からは「この人50m走でもした?」ってくらいハアハア言いながらの発表に…

これがとんでもなく恥ずかしかったです。

短時間の発表ならなんとかなりましたが、長時間の発表となると、そうもいきません。息切れする→皆にあれ?という顔をされる(ような気がする)→ますます恥ずかしくなって悪化、という悪循環に…


徐々に悪化していく、という感じではなく、ある日突然症状が出た!という感覚でした。今まで普通にで来てきたことが出来なくなり、それ以降、人前で発表する事が怖いと感じるようになりました。






先に話したように、大学3年生の授業はほぼ全てがグループワーク。立て続けに発表が続きました。


大体6-7人くらいで1グループで、発表者はジャンケンで決めたりしていましたが、そのジャンケンが私にとっては生死を分けるレベルで大きなものになっていきました。この時は毎日が憂鬱で仕方なかったです。




そんな事を繰り返すうちに

「流石にこれはおかしくないか、病気なんじゃないのか」と思い始めます。




ネットで調べると「社交不安障害」という病気が最初に出てきました。そこに息が出来なくなるという症状は書かれていませんでしたが、それ以外はかなり当てはまる。


「人前で電話するのが嫌」とか、「人前で食事をとるのが嫌(緊張する)」なんかも当てはまりました。

人前で食事をする時、意識するとどんどん恥ずかしくなっていき、手が震えることも……特に、慣れていない人との対面の食事は地獄でした。




ここで「おそらく私は社交不安障害なんだろう」と思います。

それなら、早く精神科に行かなければ!できるだけ早く治療したい!!


でも、今まで精神科に関わることなんてなかったので、正直受診するのはかなりハードルが高かったです。内科に行くのと精神科に行くの、本当に行くハードルが違いすぎて…でも受診しないとずっとこのまま生きていかなければならないと思い、意を決して受診することを決めます。




つづく