SAPIXは、現在では、開成・桜蔭など最難関中への合格者数No.1の塾として知られていますが、私が子供の頃(昭和時代)にはありませんでした。
SAPIXの設立は1989年で、その前身はTAP進学教室です。
当時、TAPは中学受験だけでなく、高校受験でも優れた合格実績を残していました。
▼昭和62年度の高校合格実績です(SAPIX設立の約2年前)。
この広告を見ると、TAPはわずか3校舎しかなかったにもかかわらず、
これだけの合格者数を出していたのです
TAPのキャッチフレーズ
「入試で燃えつきない頭脳の育成」
この下の部分に書かれていることは、
まさに現在の大学入試で求められている能力ではないですか
30年以上も前に、TAPは高い理想を掲げて教育していたんですね。。。
ところで、この広告をよく見ると、当時の高校受験の状況を垣間見ることができる。
例えば、
・武蔵の高校募集(定員40名)があった。
・早大学院の高校募集は定員600名だった。
・当時、東大合格者数が多かった桐朋、桐蔭学園の合格者が掲載されている。
・早稲田実業は商業科の募集があった。
次の機会に、今話題となっている高校受験について書きます。