シャボン玉石鹸ファンになって一年が経ち、私の家の水場ではあらゆるところにシャボン玉石鹸が置いてある。
今日は勝ってながら、シャボン玉石鹸で釜炊き職人として勤められていた井関巌さんのことを記しておきたい。
実家に帰った時、地方番組で井関さんの事が取材されていた。
井関さんは長崎県・佐世保で石鹸作りのお仕事をされており、1975年にシャボン玉石鹸の先代森田社長に誘われ、シャボン玉石鹸の釜炊き職人として働かれていた。
現在80歳になる井関さんは佐世保から北九州の若松区まで片道4時間かけて、週一回若手指導のために通われているとのこと。
苛性ソーダと油脂が絶妙にくっつくと、キメ細やかな石鹸となる。
それはじわじわとゆっくりと時間をかけて。
スコップでかき混ぜ、時々味見。
男女と同じでポッとくっついた者はすぐに離れる、
時間ばゆっくり時間をかけて作った石鹸は離れにくい良か石鹸になる。
良い石鹸の見極めのコツは、味、音など5感をフル活用する。
私が言うのもなんですが、ホントに極めてる。
とにかく、井関さんの取材番組を観ていても、井関さんは楽しそうに石鹸のことを延々と語る。
ニコニコと良く喋り続けている。
でも、それが聞き手にとっても飽きないのである。
石鹸の話が男女の話や人生の話と楽しく広がっていく。
ホントに井関さんは石鹸が好きなんだなぁ。
井関さんは15年前に今までにない最高にきれいな作品、石鹸を大事に持っているらしい。
60年以上も石鹸一筋。
井関さんは石鹸に愛情をそそぐ。
そこには、人々をきれいにする石鹸の仕事に誇りが感じられる。
そこまで、石鹸作りに人生を捧げる職人はもう出てこないだろう。
なんか素敵な人生。
引退後も、会社に行かない日は野菜作りをしているらしいが、その時も取材番組ではシャボン玉石鹸の帽子をかぶり作業をしていた。
やっぱりどんな時でも石鹸とは離れられないのだなぁ。