前回のブログで書いた病気の兆候は
いつ頃からだろう。
2018年の秋に白内障の手術をした時
眼科医から認知症を、疑われたのは、
ろれつの回らない話し方のためだった。
しかし、入院中に勝手に眼帯を取ってしまうという行動もあり、
この機会に運転免許証を返納した。
自動車教習所の教官であった義母は
足をもぎ取られたようなダメージを受けたと思う。
これを境に、ますます歩き方も小刻みになり、転びやすくなった。周囲からは、
「車で自由にどこにでも行っていたから
がっかりして老化が進んだのかもね~」
と、心配されるようになる。
我が家も即席DIYで手すりを付けて
家の中の環境を整えていたが
まだ、転んでも大きなケガは無かった。
送って行けば体操教室にも、友達との
食事会にも参加できたし、
自分でタクシーを呼ぶこともできていた。
2019年の春、ついに庭で転んで
顔と肘を打ち、かかりつけの病院に行く。
一通りの処置をした後に
「パーキンソン病の疑いがありますね」
と、医師から告げられた。
大きい病院を紹介するという医師の言葉に
義母はきっぱりと
「いやだ」
「もう82歳だからいつお迎えが来てもええだ」
「検査だの薬だのやってらんね」
長年の付き合いの医師は、義母の性格も
わかっているので苦笑い。
ついでに介護認定を受けてデイサービス
とか利用するのは?
「やだ、そんなとこさ行っても面白くねえ」
夫と義姉たちも、義母の気持ち優先なのだ。
とりあえず、家で転ばないように見守ることにしよう。
この頃から、夫と私は仕事の合間に
様子を見に、家に帰るようになった。
それも負担だと思っていたが、
現在の24時間介護から比べれば
まだ、介護の入り口で
ウロウロしていただけのような毎日だった。
病気の兆候は、2018年の早い段階から
現れていたのだと思う。
老化現象と片付けてしまって、
検査も介護認定も受けず
普通に家で過ごした日々は
義母にとって幸せだったのか。
診断が付けば、特効薬は無いにしても
対処法があり
デイに行けばリハビリをしてもらえて
友達もできたと思う私。
息子や娘の判断と嫁の意見は食い違うなぁ。
そして「ばあちゃんの気持ち優先」の判断は
今も絶対なのである。



