お久しぶりです。

 

ジェシカ・チャスティン主演の『女神の見えざる手』(原題「Miss Sloane」)を観た。

 

 

「キャリア・ウーマンを描いた映画」っていうのは、「お笑い芸人の人生を描いた映画」「言論の自由を守るための戦いを描いた映画」と同様に、何故か結果的に私が好きなジャンルになっている(元々そのジャンルに格別の興味があったわけではないのに、観た後で思い出してみると、そこに傑作と感じる作品群がある)のだが、本作はこのジャンルにおける『ブロードキャスト・ニュース』の自分内首位を更新した。『ブロードキャスト~』製作・監督のジェームズ・L・ブルックスが関与した『ザ・エージェント』(主人公の行動が類似しているし、作品への言及もある)、『愛と追憶の日々』(ジョン・リスゴー出演)とのつながりもあったりして、あの映画が生まれたのが1987年だから30年経ったことになるし、いろいろと感慨深い。