どうも、maruです(。・ε・。)

さっそく前回の続きにいきましょう☆

ご紹介する本は引き続き↓↓コチラ↓↓


今日は、【戦略的チャネル設定】の2つ目!
『ばったり』感を生みだす、クチコミの活用についてです!

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◆クチコミの活用

第二の要素『ばったり』を生みだすための“クチコミ”ですが、
これは『情報との出会いに偶然性を感じた時、消費者の情報を受け取るハードルが下がる』
…といった効果を引き出す為のもの。

クチコミとは本来、消費者たちの間で起こる勝手な情報のやり取りです。
だからこそ、偶然性も信頼性も高い……というコトですね。
(最近の食べログなんかでのステマ問題なんか考えると、
 昔よりは信頼性が落ちたかも……?とは思いますが)

さて、ここでのポイントは、
「誰がクチコミを起こしているのか?」が昔は分からなかったけれど、
今はそれが分かるようになった
……という点です。
この変化によって、ネットクチコミを戦略として捉える事ができるようになりました。

『クチコミを起こす人』にどんな情報を提供し、どうやってアプローチすれば良いのかが分かれば、
それはマスコミを巻き込むのと似た状態、戦略PRの重要なノウハウになる……というコトですね。

◆クチコミを起こす人とは?

『クチコミを起こす人』として最も有効な人々、それが“ブロガー”であると、本著では言っています。

日本は世界一のブログ大国。
2008年の時点では、「ブログを信頼する」という消費者が6割を超える……というデータが出たそうです。
古いデータになるので、現在は他SNS(TwitterやFacrbookなど)の影響で変化が出ていると思いますが。。。
(昨年、ステマ問題が表面に出てきて、特にクチコミサイトなどの評価は今ビミョウなイメージ……)

とはいえ、現在でもブロガーによるクチコミの威力はまだ大きいと言えるでしょうね。
(有名モデルの○○がブログで愛用の化粧品を紹介……とか話題になってましたし)

ここでは、本著にならってブロガーが“ネットクチコミ”という戦略において有効だ……
……という事で進めていきましょう。

『ブロガーとのWINWIN関係からクチコミが生まれる』というコトです。

◆ブロガーを巻き込む際の注意点

上記を読んで、「だったらどんどんブロガーを巻き込んでクチコミを生ませれば成功できるじゃないか!」
と考える方がいるかもしれませんが、そこにはとても大切なポイントがあります。

それは、『ブロガーが何のためにブログを書いているか?』ということ。

彼らは「個人の立場」で「自分たちの意思」で記事を書いています。
それは、企業の支援を受けているわけでは無いというコト。

だからこそ、彼らが重要視するのは、『このネタは楽しんでもらえるかな?』とか、
『お、この情報はみんなにシェアしなくっちゃ』とか、読者を意識した情報の価値になってきます。

つまりそんな【ブロガー達が知りたいと思う情報】と
【こちら(PRを仕掛ける側)が伝えたいと思う情報】がマッチするコト。

これがブロガーを巻き込んでクチコミを起こす際のポイントになってくるワケです。

また、いくら影響力のあるブロガーへのアプローチに成功したとしても、
そのブロガーが発信している情報と、こちらが提供する情報内容がマッチしなければ、
クチコミを巻き起こす為、本当にアプローチしたい彼らの読者にまで
情報が届かなくなってしまう可能性が高い……という点も要注意です。

例えば、“バイク”についてのブログを主に書いているブロガーに、
《その6》で取り上げた紙おむつメーカーの事例の情報を提供しても、
これは明らかなミスマッチですよね?

このようなミスマッチを防ぐために、ブログ運営会社が保有しているデータベースを利用し、
ブロガーが、どんな記事を書いているのか、どれくらいのアクセス、PVがあるのか、
記事のトーン(雰囲気)などはどうか?……などを把握してアプローチをかけることが大切になってきます。

◆ブロガーを巻き込む方法

本著では、具体的な方法として以下の5つが挙げられていました。

(1)情報提供
    これは、数百人から数千人のブロガーに、一斉にリリースを流すという方法です。
    具体的には、商品やイベントの情報、また何かの調査結果などを提供します。
    ブログネタを探しているブロガーたちに興味深い情報を提供することで、
    記事ネタとして取り上げてもらうコトが目的です。
    情報提供のみなので、面白いネタになるよう工夫する必要がありますが、
    一般的に対象の2~3割が記事化すれば成功と言えるそうです。

(2)商品提供
    自社製品をブロガーに提供する方法。
    新商品や、実際に利用しないと商品の良さが理解されにくい場合に適しています。
    発売前の商品だと特に“プレミア感”が出るため、ブロガーに喜ばれる可能性大です。
    ただし、記事化されるかは未知数なのと、
    商品の良さを直接伝えることができるわけではないので、
    ネガティブなクチコミ情報を流されるリスクもゼロではありません。

(3)ブロガー会議 or ブロガーイベント
    「ブロガー会議」は、ある分野で一定以上の影響力を持つブロガーを集め、
    商品やサービスに関する意見を交換してもらう…というものです。
    「ブロガーイベント」は、セミナーや商品説明会、セレブリティを呼んでのイベントなどに、
    10~50名ほどのブロガーを招待して行います。
    リアルへブロガーを呼ぶわけなので、それなりの労力と手間はかかりますが、
    ブロガーたちにしてみると、普段会えない人に会えたりと新鮮な体験になることが多く、
    記事にしてもらえる可能性は高まります。
    また、商品や企業への理解度も高まるので、長期的な関係構築には有効な手段と言えます。

(4)SNSのコミュニティ活用
    これはブロガーではなく、SNS上の会員を対象として、
    特別目的を持ったコミュニティを開設し、それを通じてクチコミを起こすという方法。
    カップ麺や下着など、SNSでの消費者の意見を吸い上げ反映させた【商品開発】で、
    すでにいくつかの実績がある。
    ただし、SNSは「閉じたメディア」であるため、クチコミ発生は副次的な効果で、
    消費者主導の【商品開発】自体に価値を見出している企業が多い。
    クチコミ情報のためだけにコミュニティを運営するのは大変であり、
    この点だけで考えるならブログの方が適したメディアだと著者は言っています。

(5)「リアルクチコミパネル」の活用
    これは、ネットではなくリアルでクチコミを促進する目的で組織化されたサービス。
    アメリカでの方がこの手法は進んでいて、いくつか事例がある。
    P&Gが運営する「Tremor(トレモア)」は、周囲の友人へのクチコミ効果を目的として、
    25万人の10代に最新音楽やゲームを提供した。
    GIAという会社では、4万人の女性会員を抱え、
    彼女たちがパジャマパーティーを開催することでクチコミを広げる仕組みになっていたりする。
    日本では、どうしても商品のサンプリングに偏ってしまう難はあるが、
    ネットと組み合わせる事で、さらに可能性も広がりそうと著者は言っています。

……と、こんな感じでブロガーへのアプローチが可能です。

ブログ運営会社との関係を作る…という部分が必要になりそうですが、
基本的には、マスコミと同じく【情報の価値】がポイントになりますね。

では、次は最後の要素『おすみつき感(信頼性)』の作り方です!

そして……やっぱり次回です~(笑)
お楽しみに~(。・ε・。)





どうも、maruです(。・ε・。)

さっそく前回の続きにいきましょう☆

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今日は、【カジュアル世論】を作るために確率された一つの手法である《戦略PR》の、
もう一つのノウハウについてです!

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◆戦略的チャネル設定

戦略PRにおいては“目的ありき”でチャネル(メディア)を選ぶコトが必要となります。

ここで思い出してもらいたいのが《その5》で書いた
『おおやけ』『ばったり』『おすみつき』という“カジュアル世論に必要な3要素”です。

この3要素それぞれに合ったチャネル設定の関係をまとめると、↓こんな感じ。
「おおやけ」感を生みだす為に、『マスコミ』の活用
「ばったり」感を生みだす為に、『クチコミ』の活用
「おすみつき」感を生みだす為に、『インフルエンサー』の活用
では、それぞれをもう少し詳しく見て行きたいと思います。

◆マスコミの活用

《その5》でも書いた通り、『おおやけ』とは公共性。
成熟した消費市場でオトナになった消費者に商品をアピールするためには、
公共性や社会性のあるテーマを付加し、
それを公共的なチャネル(つまり報道)を通じて伝えていくことが必要になっています。
「公共的なチャネル」としてのマスコミの存在は、
『おおやけ感』を消費者に認めてもうらうために欠かせません。

では、その『マスコミを巻き込む』ためにはどうすれば良いのか?

本書では、ざっくりと↓こんな3ステップで紹介されています。
「マスコミを探す」
「提供する情報をまとめる」
「実際にアプローチする」


書き出してしまうとあっさりして見えちゃいますが、
《その2》で書いた通り、PRとは「全てにおいてコントロールしにくい」のがデメリット。

だから、アプローチするまでが勝負です!

その為にすべきことですが、まずは“メディアリスト”なるものを作ること。
メディアリストとは「各メディアの影響力と特性をまとめたもの」で、
雑誌なら、読者ターゲット、性別、年齢、発行部数、刊行サイクル、主に取り上げる分野、
その他にも、編集者、記者個人の過去の仕事経験や経歴、現在の関心事……などなど。

これをふまえて『どのメディアを使うコトがもっとも効率的か?』を考えるのも重要です。

◆マスコミへのアプローチ方法

具体的にマスコミへのアプローチをする場合ですが、忘れてはいけないコトがあります。
それは『マスコミのミッションは、世の中の人々に情報を伝えることだ』というコト。
ニュースも、娯楽情報も、生活情報も、それを求める視聴者や読者がいるからこそ、
彼らマスコミの人間は日々の仕事をしてるワケです。

だから、マスコミを巻き込むためには【価値ある情報を提供する】という
一貫したスタンスがとても大切なのだと忘れないようにしましょう。

代表的な方法はいくつか本書でも紹介されていましたが、
それらはバラエティに富んでいるわけではなく、やはり「中身」の工夫が大切だと著者は言っています。
所詮は人間同士の信頼関係。
実はけっこう地味な作業だったりもする。
資料を作ったり、何か場を作ったりするだけでコトが起こるほど甘いものでもない。
そうですよねぇ……甘くないですよねぇ。。。

そんな甘くない中、本著で紹介されていた代表的な方法はコチラ↓
(それぞれ説明も載せているので、ちょっと読み応えが半端ないですが、あしからず……)

▼プレスリリース
⇒企業が情報を伝える方法としては、もっともポピュラーで手間もかからない。
 ……が、それだけにメディアを動かすのは難しい。

▼ファクトシート
⇒プレスリリースを進化させたもの。
 作成の難易度はプレスリリースよりも高いが、その分すぐに番組や記事づくりに使えるため、
 マスコミに取り上げられるチャンスは大きく、取り上げられた際の扱いが大きくなる可能性大。

▼メディアセミナー
⇒マスコミ関係者だけを集めて行われるセミナー。
 企業とは関係の薄い専門家などを講師にして、最新情報や研究結果の報告することが多い。
 複数のメディアに一気にアプローチでき、直接記者や編集者にメッセージを伝えられるため、
 誌面や番組で取り上げられる可能性も高い。
 場所準備や専門家の手配などのコストと手間はかかるが、
 自社を利用すれば意外と低コストで費用対効果が高いやり方。
 
▼パブリシティ調査・研究
⇒プレスリリースやファクトシートのように、すでに世の中にある情報をまとめるのではなく、
 新たに消費者へのアンケート調査や専門家との実験などを行い、
 ゼロから情報を生みだすのが最大の特徴。
 【紙おむつメーカーの事例】がこれにあたる。
 「そもそもの情報を作る」という意味で、とても戦略性の高い方法だが、
 調査結果がニュースバリューの高いものになるよう、意外な切り口を想定して設計したり、
 PRの目的にあった調査結果が出るように、予め工夫する必要があったり……など、
 バランス感覚がモノをいう手法。

▼メディアツアー
⇒メディア関係者を現場に連れていき取材をしてもらうというもの。
 工場や観光地など、実際に目で見ないと分かりにくいネタには向いている。
 最新情報を確認できるので、メディア側の納得度も高く、
 取り上げられる可能性は極めて高くなる。
 だが、旅費などのコストがかかるある程度かかる。
 (最近は、メディア側のコンプライアンスの問題もあって、
  内容が良ければ自己負担で取材にきてもらえる場合もある。)

……これらの手法を考えた時、どの手法を用いるのが最適かは商品次第という印象ですが、
やはり難易度が高くなるほど、メディアに取り上げられる可能性も高くなっているようでした。

本著で紹介されていたマスコミを巻き込んでの『おおやけ感(公共性)』の作り方はこんな所です。
さて、次は『ばったり感(偶然性)』の作り方に入っていきましょう!

ただ、やっぱり長くなってしまいました……( p_q)

つづきは次回~(笑)
どうも、maruです(。・ε・。)

さっそく前回の続きにいきましょう☆

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今日は、【カジュアル世論】を作るために確率された一つの手法である
《戦略PR》のノウハウについてお話していきます!
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◆戦略的テーマ設定

【カジュアル世論】を作るための戦略PRでは、
《その3》でちょこっと出てきましたが、まず第一に『テーマ設定』が必要となります。

カジュアル世論は放っておいてできるものではないですし、
世の中に広がる話題性があってこそ、価値があります。

だからまず、世の中へ広げていくべき『テーマ』を設定しなければいけません。
『テーマ』なくして【カジュアル世論】は生まれないのです!

◆紙おむつメーカーの事例

テーマ設定の例を本書からご紹介しましょうと思います。
ある紙おむつメーカーが、
従来製品に比べて吸引力を高く、フィット感も向上させた
「赤ちゃんの足が動かしやすい」という便益をもった商品を開発しました。
この商品の便益をもっと消費者本位の視点でうまく伝えられないか?と検討した結果、
『商品を超えて話題を広げるためのテーマが必要だ』…と判断。

メディアや消費者である母親たちの関心を調査し、
当時社会的に注目されていた「子供の睡眠時間」に着目する事にした。
それは『子供たちの睡眠リズムが乱れており、
それが正常な発育にも影響する』というもので、
ここから、商品の便益を『赤ちゃんの快適な眠り』に関連付けた。

そして、『赤ちゃんの快適な眠り』というテーマを世の中に広げるため、
まず睡眠の重要性について啓発活動を行っていた小児科医と連携。
この医師監修のもと「子供の睡眠に関する国際調査」を実施する。
その結果、欧米諸国に比べて日本の赤ちゃんが夜更かししている』という
今まで知られていなかった実態が浮き彫りになった。

あとはこの調査結果をマスコミ向けのセミナーで発表、
母親たちから絶大な支持を得ている子育て関連サイトの運営者や、
育児、健康関連の有力ブロガーなどにも情報を提供。
この結果、マスコミ報道との相乗効果が生まれたことで、
このテーマが話題として世の中に大きく広がることになった。

そうして、たった2ヶ月間で「赤ちゃんの睡眠が問題になっている」と知っている、
意識している母親が、28%⇒51%にまで引き上げられた。

この後、発売された紙おむつの広告は、このテーマに連動して、
「赤ちゃんの睡眠は大切。 この新商品は赤ちゃんの眠りを助けます」が効果的に伝わり、
高い成果を上げることに繋がったのです。

◆事例から分かるコト

社会が関心を持つ『テーマ』を見つけて、そこから【カジュアル世論】を作りだす。
そして、商品はそこに関連付けた見せ方をする。
こうすることで【カジュアル世論】が商品を“買う理由”と結びつき、
「空気でものが売れる状態」が作られる……という流れになるワケです。
コツは、「自分が言いたい事」からカジュアル世論を引っ張ってくるのではなく、
「世の中の人みんなが興味を持っていること」をテーマに持ってくること。
“商品の強み”も、この「みんなの興味」に近いところへ落とし込むということ。

この戦略PRのテーマ設定をステップ化すると、↓こうなる。
Step1  商品の便益に関連しそうな、世の中の「関心事」を調べる
Step2  商品の便益を世の中や消費者の関心に合わせて翻訳する
Step3  その2つを結びつけ、テーマを設定する
Step4  テーマを「ニュース」にするための材料を用意する
Step5  テーマを広げるための具体的なPRプランを策定する
1~3は何度もの後戻りを繰り返してでも、徹底してリサーチし、
議論することが成功への必須条件だ……と書かれていました。

◆今回のまとめ

「社会の関心」を「広く」探るコト
「商品の良さ」を「深く」探るコト


この2つを『テーマ設定』の際には徹底して行うべきだ…というコトですね。

本著では、この最新好事例として、ランニングブームの裏にあるテーマを発掘した、
“アディダス ジャパン「迷走ランナー」”を紹介してます。

ここまでの内容でイメージがうまくできなかった方は、
どうぞこちらをご確認くださいませ☆

さて、次回は《その7:戦略的チャネル設定》です!

それではまた次回~☆
どうも、maruです(。・ε・。)

さっそく前回の続きにいきましょう☆

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今日は、《その5:【カジュアル世論】のつくりかた Part2》です!

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◆【カジュアル世論】を作る3つの要素

【カジュアル世論】を作るには、3つの要素が必要となります。
要素1:おおやけ(公共性)
要素2:ばったり(偶然性)
要素3:おすみつき(信頼性

◆第1の要素『おおやけ』とは?

例えば、スーパーに買い物に行き、そこで台所用洗剤を買おうとした時。
すでにモノが溢れている現代において『どれを買っても大差はない』…と消費者的には思いますよね。
そんな中、“節水”とパッケージに書かれている商品が目に入ったとします。
『これを使ったら、わたしでもエコができるってコトだよね?
 どうせするなら、エコな家事がいいかも?』
と、この商品の購入を決めましたとさ。。。

これはつまり、消費社会の成熟化によって、商品そのものの便益よりも、
その背後にある「公共性」への関心が消費行動を引き起こしている……というコト。
“消費の成熟期”に入ったことで、消費者の公共的な関心が向上してるというコトです。

著者の言葉を借りて表わすと……
日本の消費者がオトナ化した
もちろん、すべての人がこういった消費行動をとるわけではないです。
それでも、消費者社会の成熟化がどんどん進んでいる中、
今後、みんなの中での公共的な関心が底上げされるのは確かだ……と著者は言っていました。

◆第2の要素『ばったり』とは?

これは“情報洪水”の中で、偶然的な出会いが主体的な興味を持たせるというコトです。

こう書いても「なにそれ?」って感じですよね。

簡単に言うと、
『最近○○っていうダイエット法の話をテレビや雑誌でよく聞くな~』と思っていた時に、
仲良しの友達から『○○っていうダイエット法知ってる?』と言われ、
旦那さんや男友達からも『最近○○ってダイエット方法が良いって会社の子たちに聞いたよ』
なんて言われたとする。

こうなると、どうなるか?

『なんかよく分からないけど、これだけアチコチで噂なんだ。ちょっと興味湧いてきたかも…』
となってくるわけです。

この場合、どこで興味が喚起されたのかというと、それはココです。

『なんだか知らないけど、短期間のあいだにアチコチから聞く』
身近でいろんなところから入ってくる同じクチコミです。

これがもしも”毎日飽きるほどテレビでやっているCM”や、
“毎日ウザいほど郵便受けに入ってくるDM”だったら、
同じように興味が喚起されるか微妙ですよね?
むしろ90%くらいの確率でスル―しそうです。
なんか狙われている感がたっぷりだし。

こうやって「情報洪水」の中、『ばったり感』という貴重な出会いを演出することで、
消費者から“主体的な興味”を引き出せる
……というワケです。

◆第3の要素『おすみつき』とは?

これは“信頼性”の要素になります。

現代の消費者は“本物志向+自分だけのスタイル”という、
世代も男女も関係なく、自分だけの価値観をベースにモノを選ぶようになりました。

そして『この商品を選んだ自分の目は正しい』と肯定するために、
判断基準や肯定理由を求める……という傾向にあるのです。
求める相手は、“著名なドクター”や“カリスマアーティスト”など。

例えば、あるドクターが推奨している健康食品を買っていたとする。
そのドクターをある日健康番組で見かけたりすると、なんかホッとしたり。

または、あるアーティストの考え方や生き方に共感していて、
こっそりファッションや趣味、その人の好きなモノを自分が参考にしていたとする。
『真似しているの?』と言われるのはイヤだけど、
『ちょっと○○っぽいよね?』なんて言われるのは嬉かったり。

これは、彼らを自分の目利きの「拠り所」にし、
『おすみつき』という魔法をかけてもらっているというコトです。

マーケティング用語で言えば、
インフルエンサー(影響を与える人)を求める傾向があるとなります。

このように、イマドキ消費者の「本物志向+自分だけのスタイル」を満足させてくれる
『おすみつき』=信頼性も【カジュアル世論】を作る大切な要素になっているのですね。

さて、3要素が分かったところで、
その【カジュアル世論】を作るために確率された一つの手法、
《戦略PR》のノウハウについてに進みましょう!

進みましょう!……となるのですが、
やっぱり長くなってしまったので次回にします(笑)

それではまた次回~☆
どうも、maruです(。・ε・。)

さっそく前回の続きにいきましょう☆

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今日は、《その4:【カジュアル世論】のつくりかた》についてです。

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◆カジュアル世論の「役割」

それは、消費者に「気付き」を与えて、「買う理由」を生み出すコト

何度も書いてきましたが、
現代は「情報洪水」+「成熟市場」がもたらした『やっかいな質と量のハードル』が存在しています。
だから「気付き」を与えて、そもそもの「買う理由」を与える必要が発生しているワケです。

この「気付き」というのは“危機を知らせる”ことや
“ブームが来ている”ことを《伝える》という事で与えてあげられます。

【カジュアル世論】という“空気”が消費者に購入の理由を“気付かせ”、
『買いたい気分』にさせる
……ということです。

本書ではいくつかの例が出ていたのですが、
その一つ、“危機を知らせる”という戦略PRで成功した
【ピロリ菌とLG21乳酸菌入りヨーグルト】の例を紹介したいと思います。

◆LG21乳酸菌ヨーグルトの事例

ここで作成された【カジュアル世論】は、ざっくり言うと↓こんな感じ↓
『ピロリ菌という胃の壁を傷つける細菌が発見され、
実は日本人の50%が感染している。
胃潰瘍や胃炎の原因になるから、除菌すべし』
このカジュアル世論によって消費者は新たに、
【ピロリ菌の除菌問題】という危機に気づくコトとなったわけです。

こんな事実を知ってしまったら、誰だって簡単安価にこの“危機”を脱出したくなりますよね?
そう思っていたところへ【LG21乳酸菌入りヨーグルト】が登場。
そして、消費者に「LG21乳酸菌がいかにピロリ菌退治のエリートか」という事や、
「これで毎日の生活の中でピロリ菌対策ができますよ」などを訴えるわけです。

つまり、問題解決策として商品が広く認知された結果、
大ヒットという結果が生まれたというコト。

この事例は、カジュアル世論によるピロリ菌問題への気付きと、
「確実に手軽に」という差別化された商品ポジショニングが、
結果として消費者に「買う理由」を与えた好例だといえる。
このピロリ菌の例が【新たな問題への気付き】だとすれば、
有名なサントリーのハイボールは【新たなトレンドへの気付き】を生んだ成功例となる。

◆ハイボールの事例

ハイボールの例をココで書くとかなりの長文になってしまいそうなので、
簡単にどういった【空気】の推移があったのか……を説明します。

Step1 : 「ウイスキー(ハイボール)が復活するのか?」という空気が生まれる
Step2 : 「ウイスキー(ハイボール)人気復活!」の空気へと変化
Step3 : ヒット商品番付にも載り「誰もが認める人気感」へ!
Step4 : 「ハイボールブームが広がりを見せている」「成功事例である」という空気が広がる
Step5 : 「ハイボールは今年のブームだ!」という空気が完成!

という流れで、2009年2月~12月までの間に【ハイボールを飲みたい空気】が作られたワケです。

◆今回のまとめ

本書の中で、著者はこう言っています。
カジュアル世論形成、それは「空気づくり」でもあり「土壌づくり」でもある

大量に広告を投入し、商品の認知度を高めてヒット商品を生み出そうとする手法は、
焼畑農業に似ているかもしれない。
手間をほとんどかけずに収穫が期待できるが、繰り返していくうちに土地がやせ、
徐々に収穫量は落ちていく危険性がある。
一方、「空気」を生みだすことでヒットを導くこの手法は、有機農法にたとえられるだろう。
手間をかけて土地を耕していくのは大変で時間もかかるが、その効果は絶大。
いったん豊かな土地ができあがれば、そこから継続的に収穫が期待できるわけだ。

カジュアル世論を作ることは、「変化した消費者」に対応する一つの方法論であると同時に、商品やビジネスを永続化させる「土壌づくり」にもつながっている。
いったんつくった「空気」はなかなか消え去らないからだ。

それだけにカジュアル世論を生みだす戦略は重要であり、また難しくもある。
商品の本質的な優位性や、企業としての方向性にすら関わってくるのだから。
あまり「単発のキャンペーン」というニュアンスで捉えると、
成功できないどころか、思わぬ失敗を招くこともある。

ただ、ダイナミックな可能性を秘めているのは確かだ。

可能性は感じますが、やっぱり難しそうですねぇ。。。
……でも、ここまで戦略的なPRでモノが売れるというのは、
「難しそう」を飛び越えて、感動します。(個人的に)

さて、そんなコトを想いつつ、
いよいよここからは“【カジュアル世論】をつくる方法”に入っていきましょう!

でも、ちょっと長くなってしまったので続きは次回で(笑)

《その5:【カジュアル世論】のつくりかた Part2》へつづく……。。。
どうも、maruです(。・ε・。)

さっそく前回の続きにいきましょう☆

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◆『戦略PR』とは何か?

ずばり……

『戦略PR』は単なるパブリシティではありません

「パブリシティ」とは、平たく言えば「記事や番組に取り上げて貰うコト」で、
これまでの日本で『PR活動』というと、この「パブリシティ」を指すコトが多かったです。

もちろん「パブリシティ」もPR活動の大事な一環ではあるのですが、
この本で書かれている『戦略PR』と「パブリシティ」はイコールじゃありません。

確かに、サントリーが行った“ハイボール”でのPR戦略において、
パブリシティがあったからこそ【カジュアル世論】作りが成功しました。
(※その1で書いたとおり、《PR》とは【カジュアル世論】を作るコト)
(※【カジュアル世論】とは「商品を売るために作り出したい空気」のコト)
(※「ハイボールブーム」という【カジュアル世論】が作られ、ハイボールは見事な復活を遂げた)

しかし、そもそも記事に取り上げられるために必要なものは何でしょう?

それは『メディアの関心と興味を引くこと』のはずです。

けれども、この情報洪水の現代で報道のプロたちの関心を引くのは、至難の業なのです。
商品力や商品情報でそれを達成しようと思ったら、iPhone並みのインパクトが必要になります。

つまり『戦略PR』では……
「どうしたら記事や番組の報道が最大化されるか」
「そして、それがこの商品にどう貢献するか」ということを考えなければならないのだ。
これは、パブリシティ活動よりもっと『上流』のレベルの話だ。

ということ。

さらに、もう一つ。

それは、『戦略PR』では多様なメディアを組み合わせたプランニングを重要視するということ。

パブリシティでは、マスコミの記事や番組での露出をイメージしますが、
今やメディアはマスコミだけではありません。

例えば、《その2》でも触れましたが“ブログ”だってメディアです。

日本のブログ開設数は、世界一。
日本国民の半分以上が、なんらかの形でメディアとしてのブログに接している……
という試算もあると著者は言っています。

このように、CGM(消費者作成メディア)が発達したことで、
個人が社会に及ぼす影響力は飛躍的にパワーアップしています。
(ブログやツイッタ―で「炎上」と呼ばれる現象がニュースで取り上げられたりするくらい)

これはつまり、今まで著名人やタレント達しか持っていなかったはずの「メディア力」が、
一般階層にまで広がってきたことを意味しています。

こういった事から、『戦略PR』は単純なパブリシティではない……となるワケですね。

◆今回のまとめ

著者は本著で以下のようにまとめていました。
1:戦略PRでは、戦略的なテーマ設定を行う
2:戦略PRでは、戦略的なチャネル設定を行う

戦略PRとは、メディア、ひいては消費者の関心を最大化できるテーマを設定し、
そのテーマを広げることで商品の売上に貢献するという「シナリオ」を描き、
そのシナリオを具現化させるための綿密なチャネル設定を行い、
設計にもとづき情報の伝播を仕掛ける、
という一連の流れだといえる。
わざわざ言うまでもなく、これは本当に難しい手法です。
相当な手間もかかります。

ですが、今の時代はこれくらい戦略的に仕掛けないと、
消費者も動かない時代になっているんだって事です。

お金よりも頭を使う……という意味ではとても健全で、
且つエキサイティングな手法だと著者は言ってました。

「世の中の動きによ~く目を凝らすコト」
「商品の特性をもう一度見つめ直すコト」
「消費者がどこでどんな情報を得ているか、またそれがどう伝播しそうかを考えるコト」

こんなコトをじっくりと考え、『消費者に伝える』というコトを考え続ければ、
この手法はきっと活用できる……そうです。
簡単じゃないと思いますが、理論的には。

『戦略PR』とは何なのか?が分かってくると、
「ずいぶん難しい世界だな……」と思ってしまいます。

ですが、手法もきちんと紹介されています。
次はいよいよの手法の部分に入っていきましょう!

『戦略PR』の目的、
それは「空気」=【カジュアル世論】」を生みだすコトだというコトをお忘れなく!

では、《その4:【カジュアル世論】のつくりかた》に続きます~☆
どうも、maruです(。・ε・。)

さっそく前回の続きにいきましょう~☆

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◆《PR》と広告の違い

広告とPRは、そもそもの概念は全然違うものなのですが、
手法的に重なるものが多いために、混乱されがちです。

本書では、2つの違いをこのように書き出していました。

1:『広告枠を買うか、買わないか』
2:『信頼性が高いか、低いか』
3:『全てにおいてコントロールがしやすいか、しにくいか』


ひとつ目の『広告枠を買うか、買わないか』が示しているのは、
“PRは情報の取引であって、商取引ではない”というコトです。
メディアの方から『取り上げたい』と思うわけなので、広告費を払う必要はありません。
『取り上げたい』と思わせるのはもちろん難しいですが、
そこまでにかかる経費は、多少のPR活動費と人件費だけなので、
広告枠を購入するのに比べれば、かなり割安になります。

重要な点は、《PR》の場合に提供する情報は、
【誰も知らないこと】
【多くの人が興味を持ちそうなこと】

のように価値を感じて貰えるニュースである事。
なぜなら、そこに【面白さ】【新しさ】という価値を感じて貰えることが、
メディアに取り上げられるための条件となるからです。

ふたつ目の『信頼性が高いか、低いか』が示しているのは、
消費者が情報を“広告”としてよりも“ニュース”として目にする事で、
「報道機関」というフィルターを通過した【客観情報】だと認識されるというコト。

広告がウソをついている……というわけではないのですが、
『カネ払ってるんだから、言いたいコト言いますけど何か?』
というスタンスであることには変わりません。
この部分が、前回出てきた「疑い深い消費者」にとっては、
大きな違いになるのですね。

さて、ここまでの2点は《PR》の長所を述べていました。

ただし最後の『全てにおいてコントロールがしやすいか、しにくいか』は、
逆に短所(デメリット)を指しています。

低コストで信頼性を得られるのが《PR》の素晴らしい点ですが、
情報を放送したり掲載する決定権は、あくまでメディア側にあります。
そのため、露出のタイミングも媒体も選べないし、
どのメディアにも見向きされない危険性だってあります。
上手く展開できたとしても、有名人のスキャンダルなどが起こってしまえば、
メディアの目は全てそちらに向いてしまうコトだってあるし、
順調に取り上げられても、こちらの意図したものとは違う方向性で紹介されることだってあります。
PRのデメリットのひとつは、『全ての面でコントロールしにくい』という点なのです。

このように『広告とPRの違い』が書かれていたわけですが、
著者は同時にこんなコトも言っています。
一つ言っておきたいことがある。
それは、「広告とPRの垣根は、どんどんなくなっていく」ということだ。

こんだけ違うと言っておいて、それってどゆこと?という感じですが、
この要因は、広告手法における「メディア・ニュートラル化」と、
ブログやSNSなどのCGM(消費者作成メディア)にあると著者は言っています。

◆なくなっていく広告とPRの垣根

「メディア・ニュートラル」とは、最初に媒体ありきで考えるのではなく、
消費者本位で【刺さるメディア】を決めるという考え方のことです。

たとえば、テレビをあまりみない最近の10代がターゲットなら、
【街】そのものをメディアと捉えて広告を仕掛ける。
その街での仕掛けが面白ければ、同時にそれは【ニュース】として報道されるチャンスもありますよね?

こうなった場合、これは広告なのかPRなのか?
2つの垣根は非常に曖昧なモノになっていることが良く分かる例だと思います。

またCGM(消費者作成メディア)の場合、彼ら一般の消費者を巻き込んだ活動は、
広告なのかPRなのか、かなりグレーな世界になってきます。
この件に関しては、著者が本書でこう言ってます。
これらのメディアをどう扱っていくかは、
既存の広告とPRの違いを超えたところに答えがあるようにも思える。
(今なら答えた出ているのかな?と少し気になりますね)

ここまで色々書いてはみましたが、結論として言えることは一つだけです。
消費者にしてみれば「広告だろうがPRだろうが関係ない」ということなのだ。
自分に必要な情報、自分が欲しい情報が得られる。
その情報のおかげで楽しく幸せになれる―――
はっきり言ってこれだけ。
消費者本位で考えれば、PRと広告の境界線は薄くなっていくのが本来の流れかも?
とも著者は言ってました。

◆今回のまとめ

広告と《PR》、この2つの“違い”や“特性”を理解しつつ、
コアアイディアの創出やコミュニケ―ションの設計は「ニュートラル」にできる。
そんなスキルが《PR》を仕掛ける側には当面必要です。

日本はPRにおいて後進国です。
経済規模や企業数、また成熟した消費社会などを考えると、
本来あるべきPRの姿にはほど遠い現状となってます。

その理由のひとつは、広告代理店がマスメディア、ナショナルクライアントと協業し、
企業が消費者に伝えたいメッセージを一手に引き受けるという
一種の「産業構造」が出来上がり、「宣伝広告」の分野が異常発達してしまったから。

もうひとつは、日本の国民性や文化に起因していると著者は言っています。
多民族国家である欧米では、立場の異なる人々に対して、
自らの主張(メッセージ)を効果的に伝える技術が必要でした。
そのため、《PR》という分野が発達していったのです。
一方、言葉を交わさずとも意思を通じ合わせる事ができる、
『男は黙って……』的な素朴なコミュんにケ―ションを美徳する日本では、
「あうんの呼吸」や「以心伝心」などの独自の考え方があり、
こういったコトから《PR》という概念が根付いてこなかったのだろう…と。

でも、今、日本は世界に急速に追いつこうとしています。

「メディア環境の変化」や「消費社会の成熟」を背景に、
いよいよPR、特に『戦略PR』と呼ばれる手法に注目が集まってきています。

アメリカのレベルに追い付くのはまだまだ遠い道のりですが、
「PR後進国」からの脱却は遠い将来ではないだろう……と。

『だから、今こそ『戦略PR』の手法を取り入れましょう!!』
……というコトですね。

こんな感じで、なんとなくでも《PR》がどんなものか分かって来たところで、
次回は最後に出てきた《その3:『戦略PR』とは何か?》をお届けしたいと思います!

それでは、また次回~☆
どうも、maruです(。・ε・。)
またまた久しぶりの投稿になってしまいました~(反省)
さて、今回はちょっとばかし真面目に書かせていただこうかと。

ご紹介する本↓↓コチラ↓↓


ずばり《PR》という分野についてです(・ω・)/
なかなか難しい内容なので、数回に分けて紹介させて頂くことにしました合格

今回は「そもそも《PR》って何なのか?」についてとなってます~ひらめき電球

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◆《PR》ってなに?

日本では就職活動で使われる「自己PR」という言葉が耳馴染みかと思います。
そのため、「PR」=『良いところ(強み)をアピールする(売り込む)こと』
という風に皆さん捉えているのでないでしょうか?

もしそうであれば、その《PR》は全て一度忘れてください。
これからお話する《PR》はまったくの別物です。

では、一体《PR》とは何なのか?

この本では、簡単にこう書いてありました。
「PRをする」とは“空気作りをする”というコト
「戦略PR」とは、消費者を“買いたい気分にさせる空気”を作るコト

なんで《空気》なのか?

それは、現在の購買行動が昔と大きく変わったから。

昔はモノを作って、マスコミで“バーン!”と広告すれば売れる時代でしたが、
今は同じ方法では、もうモノが売れなくなったのです。

この本で著者は『空気でモノが売れる時代になった』と言っています。

では、それは何故なのか?

ネットが出現した事で、現代の人々が受け取る情報量は爆発的に増えました。
(2008年の段階で、10年前より637倍になったと総務省からの調査結果が出ているそうです)
その結果、生まれたのが《量のハードル》です。
これは“伝えたい情報”が消費者にまで届かない、
もしくは届いても他の情報が多すぎてスル―されてしまうという問題です。

そして次に、毎日大量の情報を受け取るようになった現代人は賢くもなりました。
『その情報は信頼できる内容なのか?』
『本当に自分と関係のある内容か?』
と、厳しい目で中身までガンガン見極めるようになったのです。
これはつまり《質のハードル》が加わったということです。

まとめると……

「情報洪水」の中で溺れそうな現代人は、
“商品の良いコト”をただ伝える情報には見向きもしなくなった。
そして「成熟市場」となった日本では、
新商品の差別化も微細なところに向かっていく事になり、
『どの商品もそんなに差はないでしょ?』と高を括る
「疑い深い消費者」を生み出した。

そうした結果、
商品がヒットするかしないか……という格差は、
「商品力」や「宣伝力」ではなく“別のモノ”で決まるようになったわけです。


その“別のモノ”が《空気》である……というのが本書のテーマになっています。

『《PR》=「空気作り」がヒットするかしないかの格差を決めるようになった!!』
という話ですね。

◆《PR》の歴史

そもそもアメリカで産まれた《PR》は、世論を生みだすことを目的としてました。
主な舞台は『アメリカ大統領選挙』です。

現在もアメリカ大統領選挙では、
多くの戦略PRプランナーがコンサルタントとして参加しています。

本書では“オバマ大統領誕生”を例に説明されていたので、ここでもご紹介しましょう。

2008年の大統領選において、経験も浅く、黒人であるオバマが勝利できたのは、
もちろん彼のカリスマ性や時代の影響があったのは間違いないですが、
それらを含めて、これまでの歴史で『もっとも戦略的だった』と評される
選挙キャンペーンの成果だと言われています。

そして、そのキャンペーンで重要な役割を果たしたのが、まさに『戦略PR』でした。

キャンペーンの中心にいたのは、9人のプロフェッショナル集団。
その中の1人が『戦略PRプランナー』でした。

本書には、この戦略PRプランナーの仕事をこう書いています。
彼のミッションは、アメリカ国民の関心や興味を調査し、
そこにどんな世論を喚起して、どんなメッセージを発信すれば、
オバマ支持につながるか?という戦略を作ること。
そしてそれを実行することだ。

つまり、どんな空気を作れば、「オバマ」という商品が売れるのかを考え、
その空気づくりを仕掛けていく役割だ。

というワケで、この為にまず彼がしたことは、
「多くの人がアメリカ国民としての“誇り”は失っていないが、“自信”を失っている」
という状況分析を大規模な調査から導き出すという事でした。

そして次に、この分析から「自信を取り戻すには何かを変えなくちゃ」という空気、
『変化が必要』という世論を作る(喚起する)ことを決めたのです。
その結果、オバマを『その変革ができる人』として位置付けるという基本戦略が出来上がりました。

その中で【change】というキャッチフレーズが生まれ、
この基本戦略によって「黒人」「経験不足」という不利な面さえも、
逆に『差別化点』へと変えることに成功します。

さらに、『変化が必要』という空気(世論)にオバマがピッタリと当てはまれば当てはまるほど、
ライバルであるクリントンやマケインは劣勢になっていきました。

こうしてオバマは黒人初の大統領に当選。
『“オバマ”という商品がアメリカで大ヒットした』……というワケです。

まさに《戦略PR》の勝利です。

この話のくだりで、ちょっと前に日本で大流行した言葉、
「《KY》=空気読めない」の話に触れていました。

例に出したオバマの選挙の場合、
【オバマを支持する】ということは、『変化が必要だと思っている』という事を表し、
その逆に【オバマを支持しない】ということは、『変化は必要ない』
つまり“古い考えを持った人、時代に乗り遅れている人”である……
……という空気が出来上がっていたという事です。

“PR戦略によって『オバマを支持しないヤツは《KY》だ』と思われてしまう世論を作りだした”
……というワケですね。

このように【世論】ができるプロセスと【空気】ができるプロセスは同じようなものです。

【人々が暗黙のうちに共有している情報や意識の集合体】=【商品を売るために作りだしたい空気】

これを、本書の中では【カジュアル世論】と呼んでます。

つまり……

《PR》とは【カジュアル世論】を作りだすコト
……です!
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その1はココまでとなります~(。・ε・。)

次は《その2:広告とPRの違い》についてとなります!

それでは、また次回~☆
どうも、maruです。
久しぶりの更新になっちゃいました。

今年のGWは、関東に進出して初の“帰省なし”という事態に陥り落ち込んだわたし……。
でも、けっこう関東でも楽しい連休を過ごす事ができました。

そんなわけで、今回ご紹介するのは連休中に観たこちらの映画。

『テルマエ・ロマエ』

最近テレビでも話題になってましたが、顔の濃い俳優陣が勢ぞろいのこの映画。
舞台は古代ローマと現代日本。
テーマは【風呂文化について】という、かなりマニアックな話です。

原作はこちらの漫画。



簡単に概要を説明すると……

 主人公はルシウス・モデストゥス 
彼が生きる古代ローマの時代、風呂は【テルマエ】と呼ばれ、
民衆から非常に愛される憩いの場として大人気でした。
そして、その【テルマエ】の設計技師(建築士のような仕事)をしているルシウスは、
革新的な浴場デザインができず、悩んだ末に友人マルクスと、
大衆浴場(テルマエ)へ気晴らしに向かいます。
しかし、テルマエは多くのローマ人が利用しており、その騒々しさから逃れるため、
湯に頭まで浸かって考え事をするルシウス。
そんなルシウスがふと目を開けると、浴槽のすみに奇妙な排水溝らしきものが……。
仕組みを確かめようと近づいたルシウスは、なんとその排水溝に全身を吸い込まれてしまします。
そして、息苦しさから逃れるため、無我夢中で水面に顔を出したルシウスが見たモノ。
それは……
現代日本の銭湯を楽しむ、たくさんのおじいちゃんでしたとさ。。。


すでにこの漫画にハマっていたわたし、かなりの期待をして劇場へ向かったです。
今回は、『ONE PIECE展』が大人気の六本木ヒルズで観ることにしたわけですが、
「GWだし絶対混んでるだろうな~」
そう覚悟して行ったんですが、意外にも空いていてビックリ。
(みなさん、せっかくのGWだし、遠出とかしてたんですかね?)

もちろんチケットは予約していたので、席もバッチリ☆
(ヒルズの混み具合は平気だったけど、シアターに入るとほぼ満席でした)

そして、ついに上映開始……・。

約2時間後。。。

『顔が平たい……』
これが、ルシウスの日本人への第一声なんですが、すでにここで会場から笑い誕生。
そして、日本の風呂文化は、浴場技師であるルシウスにとってまさに宝の山なわけで、次から次へと笑い誕生。

ルシウスは【風呂(水場)】を媒体に、現代日本と古代ローマを行き来するタイムトラベラーとなるわけですが、
毎回毎回、日本の風呂文化に対する隠しきれない《驚き》と《リアクション》が、かなり痛快なのです。
すでに展開を知っているわたし(おそらくわたし以外の人)でさえ、笑わずにはいられない【リアクション王ルシウス】。
出川も真っ青のリアクションの面白さです。  

久しぶりに、会場が笑い包まれる映画を観ました。
「宇宙兄弟」と悩んでコチラを観ることにしたのですが、今回は正解だったなと自負してます。
まだまだ公開されたばかりの作品なので、原作と合わせて是非皆さんにもご覧頂きたいな~と。
っていうか、あのリアクションから生まれる笑いを体感してほしいな~と思います。

映画のオフィシャルサイトはコチラ★
http://www.thermae-romae.jp/index.html 

最後に、2010年の漫画大賞を受賞した際のヤマザキ先生のイラストをご紹介♪
$maruのブログ

『世界で最も風呂を愛しているのは、日本人とローマ人だ!!
風呂を媒介にして日本と古代ローマを行き来する男・ルシウス!!彼の活躍が熱い!!……風呂だけに』




どうも、maruです。

週末、とあるセミナーに参加してきました。
講座タイトルは↓↓↓コチラ↓↓↓

【効率化だけではない。
中小~中堅ECサイトの成果をあげる「メディア編集力」とは?】


本セミナーは、2007年秋より北欧雑貨専門のECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営している
株式会社クラシコム代表取締役 青木耕平さん(写真下)を講師として迎え行われました。
$maruのブログ

全5時間の長丁場でしたが、3時間講義+グループワークという流れで、
講義の3時間はあっという間に終了した……という印象です。
セミナーのポイントは『「メディア編集力」が中小中堅サイトの武器になるぞ!!』という部分だったわけですが、
青木さんがこの考えに至ったプロセスがとてもシンプルで、個人的に共感し易かったです。

そのプロセスは、ずばり………

『それ以外、Happyになれる手段がなかったから』


分かりやすいですよね。

後発になる以上、“便利なAmazon”、“お得な楽天”とは違った土俵で戦う必要があります。
『隙間をぬってぬって見つけたのが、今のポジションだった』という事を青木さんは仰ってました。

青木さんがこのコンセプトに辿り着いたプロセスを簡単に説明すると、こんな感じです。

『雑誌とECサイトって似てないか?
 商品がいっぱい出ていて、それを見て欲しいと思う……。
 ってことは、“EC=買い物の機能がついたメディア”なんじゃないか?

 つまり……

 ECサイトは楽しみにくる場所ってことだ!!!』


みたいな感じです。

この時、事例として紹介されていたのは、こちらの『ほぼ日刊イトイ新聞』でした。
ちなみにこちらのサイト年商23億くらいだそうです。(クラシコムさんは5年目で年商2億くらい)

『メディア力を持ったサイトの限界は20億くらいかなと思っている』と青木さんは言ってました。
そして『自分たち(「北欧、暮らしの道具店」)はまだ成功していません』とも言ってます。

『これ以上成長するためには?』という課題はありますが、少なくとも“メディア編集力”を持ったサイトになれば、
20億くらいを目標にできるって事でしょう。(現時点では)

じゃあ、そんな“メディア”になるために必要な条件とはなんでしょう?
青木さんが示した条件はこちらの3つ。

1)明確な編集方針で束ねられている
2)見たり、読んだりすること自体が目的になってい
3)常に新しいコンテンツを提供する体制がある


『3、はとても重い条件ですよね。でもこれができなきゃ“Amazon”や“楽天”と戦う事はできないんです!!』 by 青木さん

だからこそ、このセミナーのタイトルにもある“メディア編集力”が必要になるわけです。
つまり“メディア編集力”とは……

1)適切な方針を立てて制作する戦略的思考力
2)楽しませるコンテンツを生み出す企画制作力


この2つを指しています。

そして、もう1つ。
大手ECとの差別化として大切なのが、「便利だから」でも「お得だから」でも「ここだけだから」でもなく、【この人だから!!】で選んで貰えるようになるということ。
これは、技術でも安さでもな【ひと(人格)】を売りにするということです。
そうなることで、「他でも買えるけど、ここで買おう」と思ってもらえるワケですね。

青木さんの言葉で言うと『“最愛”になる!!』です。

そして“最愛”になるためには、相手を楽しませる“面白い”コンテンツを提供する必要がある……となるんですね。

では、“面白いコンテンツ”とはどんなものなのか?

青木さんの考えは……

『面白がらせようとするなら、本当の事を書きましょう。
 本当のことは役に立つ。役に立つから興味がわいて面白いんです。』


リアリティのあるコンテンツを作り続けられるか。
これがメディアとなるために必要な“明確な編集方針”のポイントになるのだと思います。

青木さんは、編集方針を考える際に大切な事として、

1)自分の半径3メートル以内で出来るコンテンツ
2)身の丈をわきまえたコンテンツ
3)朝作って昼にはアップできるコンテンツ

という3つを挙げていました。

これら3つは、コンテンツを「作り続ける」上でもコツになってくるそうです。

確かに、某月間雑誌のように毎日毎日有名なお店や著名人にインタビューして……なんてコンテンツを考えたら、
どう考えても続けることに限界を感じそうだし、更新頻度も落ちてしまいます。

それよりも、顧客と同じ目線で考えた、自分たちの身の周り(持っているモノ)をコンテンツ化するほうが、
よっぽど現実的だし、共感も得られそうですよね。

ちなみに、クラシコムさんの運営スペックはこんな感じ。

・MD-2名(仕入れ、コンテンツ作成)
・CS-1名(フルフィル、マーケティング)
・店長(マネジメント)
・社長(新規人材採用)

・デザイナーなし
・ショッピングカートは「カラ―ミ―ショップ」使用

社長はほぼ運営には絡んでいないので、実質は4名程度で回しているという事です。
そして、このスタッフ全員の人格(人物背景)を全面に押し出してサイトは作られてます。

お店のリピーターは、彼らがどんな人物なのかをよく知っているし、スタッフは自分たちがどんな人間なのかをサイト内でオープンに公開しています。
(スタッフのお宅公開特集とか、スタッフが愛用している雑貨の紹介とか…)

この様にして自分たちを知ってもらう事で顧客との間に信頼関係を構築し、”最愛”のポジションをGETしているのがクラシコムさんです。(まだ成功途中だけども)


最後に、後半のグループワークでは、実際に対象商品を決めてのサイト編集方針を検討する…という体験ができたのですが、面白いけどとても難しかったから。。。
もうすでにサイトを持っていたとしたら、軌道修正はとても大変だったろうな…と終了後に思ったので…(苦笑)

《メディア編集力のあるサイト》になるためこれから頑張らねば……。

ちなみに、セミナーの資料はコチラで見れますよー☆

以上、第29回WebSig会議についてでした~。

※セミナーのハッシュタグは♯websigになります。
※ヤジ飛ばし用の♯websigyajiというのもありまーす(笑)