初めまして。まずは自己紹介から。
当方、二十代前半の頃に絵描き(油彩)の経験を経たのち、絵筆をカメラに持ち変えて、ブライダル撮影をメインとした某会社にて18年間勤務している40代男性です。
私自身、もう既にブライダル撮影の現場からは離れており、管理職という立場でマネジメントをメインに仕事をしておりますが、これまでの長い業務の傍ら多くのご縁で繋がったクライアント様(主にホテル)より、定期的に「料理」という別のジャンルの撮影のご依頼を承っております。
この「料理を撮る」ということだけはなぜか自分の性に合っていて、現在も自ら現場に赴き、楽しく撮影をさせていただいております。
さて今回、私が不慣れなブログを書く目的は、単に撮影技術や知識を発信することではありません。(上手なプロたちが既にネット上で撮影のコツを惜しみなく開示してくれていますね)
私が発信したい内容は
決して料理撮影が本業ではない私に対して、なぜ大手ホテル様から撮影依頼が継続してくるのか?
です。
その要因を自分なりに考察してまとめてみたいと思いました。
ひとつ先立って言えるポイントは、私にとっての原点回帰は
カメラマンではなく、絵描き。ということです。
この土壌こそが良くも悪くも他にはない視点となっているんだろうと実感しています。
その独自の視点は知らず知らず自分の強みとなり、自分でも気付かないうちに周囲にアピール出来ていたのかもしれません。
美味しそうに撮る...
お皿をバランスよく綺麗に並べる...
料理全体にしっかりとピントを合わせる...
色を明るく補正する...
etc...
一枚の写真を撮ろうとしたとき、クリエイターとしては正しい目線だと思います。
しかし…
そこには何か大切なものが大きく抜け落ちています。
技術に自信がある人こそ、抜け落ちてるものです。
もと絵描きだからこそ、それがよーくわかるのです。
それは一体何なのか...
私独自の観点から少しずつ書き綴っていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いします!