死にたがりの詩

死にたがりの詩

死にたがりの詩を書きます

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何も知らない世界に産み落とされた
光も知らない闇から産み落とされた
輝く世界が待っていると産み落とされた
その瞬間から孤独は始まった

俺は天国を知らない もちろん地獄も知らない
ただこの世界で生きろと言われた 何も知らないこの世界で
望んでもいないのに 生きろと言われた

無知な俺はただ生きた 目的もわからずに
歩いた足が痛むように 苦痛は少しずつやってくる
休むこともかばうことも 癒してくれる者さえいないのに
歩き続けろと言われた なんのために

外から波が押し寄せる 否応もなく
砂の城のように崩れていく この体が崩れていく
奥にしまいこんだ宝物に波が届いたら
俺のすべてが流される

何も知らない世界に産み落とされた
光も知らない闇から産み落とされた
輝く世界が待っていると産み落とされた
その瞬間から孤独は始まった

そしてそれを知る者は誰もいない