ここ数年、毎年見に行っている御岳山のレンゲショウマ。
このブログでも過去に4回、御岳山のレンゲショウマを記事としてきました。
実は昨年も行ったのですが、時期が遅く、残念ながら掲載できるようなものは撮れませんでした(汗)
そこで今年は少し早めに、8月上旬に御岳山を訪れてみました。
まだ満開には早い時期ですが、撮影には良い時期だったと思います。
(レンゲショウマのポートレート風に)
レンゲショウマは一斉に花を咲かせる植物ではありません。
上の方から順番に咲いていきます。
(背景には黒バックと玉ボケが入る位置を選んでいます。)
この一番上の花が咲き出す最初の頃がやはり撮影には一番適した
頃ではないでしょうか。
(背景にシャドーが入らないようにして明るいイメージにしています。)
この時期のレンゲショウマは花が顔でその下にある蕾が可愛らしい手のようにも見えますよね。
(爽やかな印象になるように背景に白い木の幹を脇役として入れています。)
レンゲショウマはよく森の妖精と言われます。
長時間の直射日光が苦手の花で、日陰を好んで咲く花のためです。
ちょうどひんやりと陰に覆われる森にひっそりと白い花を咲かせる、そんなイメージなのだと思います。
そんな森の妖精のイメージを出すには、やはり大きな木のふもとで森に守られながら咲くレンゲショウマが良く似合うのではないでしょうか。
(森の妖精と精霊の木のイメージで。)
森の眩しい木漏れ日の中で咲く、
そんなイメージもよさそうです。
(白バックで撮っています。)
今回は木漏れ日の眩しさを沢山とり込んで写すように、かなりローアングルで撮っています。
(先端部分は枯れていましたのでそこはカットする構図にしています。)
ミラーレスカメラやライブビュー撮影のできる一眼レフなら背面液晶を下ろすことでローアングル撮影が可能です。
私は今回、フィルムカメラ時代から使っているアングルファインダーというファインダー部に接続することでローアングル撮影ができるアクセサリーを使いました。
(少し絞りことで右下に玉ボケができるようにしています。)
このアングルファインダーは背面液晶を使うのに比べて、周りの明るさに影響されずに画像が見やすいこと、老眼でもOKなこと(笑)、そしてファインダーを頭で抑えることができてカメラぶれが起こりにくいというメリットがあります。
(玉ボケの中に咲くような構図にしています。)
そして、今回撮影したかったのが、森の中でレンゲショウマの影と一緒に咲く一輪のこの姿。
光の状態によるのですが、玉ボケに他のレンゲショウマや草が映り込むことがあります。
カメラをのぞきながら丁寧にその条件を探すと見つかります。
森の中で夏の影に見守られながら咲く、
今年はそんなレンゲショウマの姿を見ることができました。
また来年です。