より普遍、より修辞的に。  Maximismと短詩  村上結城 Murakami Yuki むらかみゆうき -2ページ目

より普遍、より修辞的に。  Maximismと短詩  村上結城 Murakami Yuki むらかみゆうき

 村上結城 yuki murakami(筆名とは異なりますので、ご了承ください)。 短詩。鉄の辞典。
 言葉(名)。
 バニラエッセンスに似たもの。入れすぎれば苦いので、ほんのちょっとでいい。それでいてエッセンシャル(必要不可欠)なもの。



 法律という蜂の巣が
 穴だらけのそこに 罪の幼虫を飼うように
 
  権力はマンモスの牙
   大いなる力 大いなる標的

  彼らはツメを隠す鷹のつもりで
   それを印鑑にして忍ばせる



  マンモスが住むという
  暗闇に導かれた私たちは
   正しさというたいまつを手にして
   洞窟途中のチアノーゼ
    青い顔して 鉄砲水のように飛び出してきた
   

 ふと 川を見つめてみると
 我先にと前に出たりはしない 水たちと対面した
   
    真っ赤な顔が水面に映った
 神様は人間の顔に工夫を凝らした。
 中でも、口ひとつに対し、耳をふたつこしらえたこと。口は動かせるのに、耳を閉じることはできなくしたこと。