先のゴールデンウィーク最終日、天気も快復しましたから、お気楽に近場の箕面公園で新緑の森林浴を楽しみました。
箕面公園は明治の森箕面国定公園の一角で、日本の滝百選のひとつ箕面大滝(みのおおおたき)へと至る滝道の基点が、箕面駅前となります。
川沿いに約2.7kmで徒歩40分ほど、標高差約123mのなだらかな坂道が続く滝道は、紅葉の名所として知られています。
そのため秋には人混みが苦手なため来たことがありませんけれど、その代わり新緑の季節には、その滝道を覆う青々としたカエデが太陽光を透過して美しく映えるため、爽やかな散策にお奨めできる癒やしのスポットです。
今回なぜか調子に乗って写真を撮り過ぎてしまいましたので、コメントや引用はなるべく控え、新緑の様子をできるだけ多くご覧頂こうと思っています。
そこで先に、主な参照サイトをリンクさせて頂きます。
箕面観光ボランティアガイド/箕面滝道こぼればなし(第1集)
箕面観光ボランティアガイド/箕面滝道こぼればなし(第2集)
なお、↓こちらのブログでもかなり詳しく紹介されていますので、ご興味ございましたらぜひご参照ください。
情緒纏綿 大阪 箕面逍遥①箕面公園<前編>
情緒纏綿 大阪 箕面逍遥②箕面山瀧安寺
情緒纏綿 大阪 箕面逍遥③聖天展望台・聖天宮西江寺
情緒纏綿 大阪 箕面逍遥④箕面公園<後編>エピローグ
箕面駅、朝の7時半ごろ。
阪急箕面線の終点となります。
梅田駅から26分ですから、都心から近くて便利です。
ここが滝道の入り口。
かつては箕面大滝まで馬車がありました。
箕面観光ホテルと箕面スパーガーデン。
高度経済成長期には根強い人気を誇りながら次第に衰退するも、今は大江戸温泉物語グループの一員となって再生復興中のようです。
「右翼のドン」笹川良一の銅像。
笹川が59歳のとき、82歳の母親テルを背負って金毘羅参りのため、785段の石段を登っている様子を表している、とのこと。
ここと、笹川記念会館、船の科学館、全国の競艇場、競艇関係の施設に、この孝子像(こうしぞう)が存在するそうです。
笹川さんは、箕面市名誉市民。
後ろには、CMでもお馴染みだった「世界は一家、人類は皆兄弟」の石碑。
滝道を少し登った右手に、これも駅方面へと降りる中の坂がありますが、これが滝へ向かう途中の瀧安寺へ至る元々の参道。
中の坂はここから少し登って町へと下るのですが、そのピークに聖天宮西江寺があります。
今回はここへの参拝は後回しにし、帰りに寄ることとしました。
滝道の脇を流れる箕面川。
野生の藤。
瀧安寺の鳥居。
修験道の一派である本山修験宗ということで、お寺ですが完全なる神仏習合の姿を今に伝えており、本堂の弁天堂も、奥殿と拝殿から成る神社形式を守っています。
ここへの参拝も帰路にて後回しとなりますが、滝道に沿って境内がありますので、ご無沙汰の気持ちもあるためチラチラとのぞき見しながら進みます。
こちらは正面の山門。
左の建物は寺務所となります。
こちらは川向こうの、庫裏、客殿、鳳凰閣、学問堂などだそうですが、入れないため詳しく知りません。
まるでお城のような瀧安寺の石垣。
滝道の上に朱塗り欄干の瑞雲橋が渡されて、左右の境内を繋いでいます。
鳥居の奥には護摩壇、左の階段を上がると本堂の弁天堂へ至ります。
ここから滝道を逸れて、境内へと入ります。
石段を登って奥の境内へと入り、来た方を振り返ります。
ちょっと珍しい妙音天の仏像が祀られています。
正面が、本堂の弁天堂。
それを紹介するポーズのサチエ。
手前の百度石にご注目ください。
百度石の裏には、施主として「正司歌江・照枝・花江」のお名前が。
もちろん、言わずと知れた「かしまし娘」師匠です~(笑)
かしまし娘(c)松竹芸能
イザ!ニュースまとめ/若手が挑戦!真夏の道頓堀角座に松竹レジェンド芸人ネタ集結
大黒天堂。
大黒天と恵比須天が祀られています。
左へ上がっていく階段は、野口英世像へと続きます。
このトンネルというか短い隧道の先に、落合谷橋が見えています。
その道を進めば、池田市の五月山へ至るとのことですが、未だ行ったことはありません。
実は正面に祠があり、何を祀っているのか分かりませんしちょっとコワイ感じです。
トンネルの両側に、縦長の葉っぱみたいな彫刻がありますけれど、これはもしかしたら、お不動さんの持つ倶利伽羅剣(くりからけん)でしょうか?
今回はちょっと勇気を出し、くぐって向こうを見てみることにしました。
(つづく)→ 落合谷から滝道を滝見橋へ~新緑の箕面公園(2)