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病者の祈り

ティク・ナット・ハン関連のトピに
あったものらしいのですが、
完成された感動的な詩なんですが、
私がかってに変更したものも載せておきます。
かえって改悪で味気なくなりましたが、
それに対して感じて貰えた人がいましたので、
それも、載せておきます。(森田トピのものです。)


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元のもの

 「病者の祈り」

 大事をなそうとして
 力を与えてほしいと神に求めたのに
 慎み深く従順であるようにと
 弱さを授かった

 より偉大なことができるように
 健康を求めたのに
 より良きことができるようにと
 病弱を与えられた

 幸せになろうとして
 富を求めたのに
 賢明であるようにと
 貧困を授かった

 人生を享受しようと
 あらゆるものを求めたのに
 あらゆることを喜べるようにと
 生命を授かった

 求めたものは一つとして与えられなかったが
 願いはすべて聞き届けられた
 神の意にそわぬ者であるにかかわらず
 心の中の言い表せない祈りはすべてかなえられた
 私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されたのだ 
 
 
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私が書き換えたもの

 「病者の祈り」

 大事をなそうとして
 力を与えてほしいと神に求めたのに
 何もなかった。

 より偉大なことができるように
 健康を求めたのに
 何もなかった。

 幸せになろうとして
 富を求めたのに
 何もなかった。

 人生を享受しようと
 あらゆるものを求めたのに
 何もなかった。

 求めたものは一つとして与えられなかった
 そして何ももなかった。

 なにもなかったが、無いところに静寂があった。
 そこには祈りも無く、神も無かったが

 その無いからっぽのところに、驚く事に、
 祈りもあり、神も有った。
 

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bさんより。
 
私は若い頃神経症でした。現在は
どうにか克服できましたが、
就職5年目になる息子の隠れた障害のため、
職場不適合がわかり、
私の人生は苦しいこと寂しいことから
ぬけられないときめ、
その思いに浸って生きる決心をしたとき
貴方のカキコミをたくさん
読ませていただき、納得できました。 
「私が書き換えたもの」「病者の祈り」を
読んで涙が出ました。
コピーして張っておきます。ありがとう