
≪あらすじ≫
事件は、ある平凡な家族で起きました。
夫婦に1人息子、そして祖母。
どこにでもある家の庭で、殺されていたのが幼い少女でした。
そして、主人公の前原昭夫は、妻の八重子から、
息子の直巳が少女を殺してしまったことを知るのでした。
しかし、警察に通報しようとする昭夫に対して、
息子を溺愛する八重子は、首にハサミを突きつけて、
昭夫に通報を思いとどまらせようとするのでした。
彼は、仕方なく、近所の公園のトイレに少女の遺体を運び、
警察に何を訊かれても、白を切ろうとしました。
しかし、所詮素人が考えた計画は、
警察にとっては、すぐにバレてしまう甘いものだったため、
昭夫は、ある愚かな計画を実行に移すのでした。
一方の警察側。
本事件を捜査することになったのが、
警視庁捜査一課の松宮脩平刑事。
まだまだ新米刑事で、
殺人事件の捜査はまだまだ慣れていませんでした。
そして、上司の小林主任からタッグを組むようにと、
命じられた相手が、所轄の練馬警察署の加賀刑事なのでした。
しかし、松宮にとって、従兄の加賀は複雑な存在でした。
というのも、伯父の加賀隆正が末期ガンに冒されているというのに、
息子の加賀が、一向に姿を見せようとしないので、
実の肉親以上に愛情をかけてもらってきた松宮にとっては、
加賀のことは薄情な人間としてしか、見られなかったのでした。
ただ、物語後半では、
事件の真相が明らかにされるとともに、
加賀恭一郎と父、
加賀隆正の知られざる関係が明かされるのでした。
≪ネタばれ、感想≫
★まだ読んでいない方は、読まないほうがいいです
昭夫が考えた愚かな計画、それは、認知症の母が
少女を殺したということにするということでした。
ここが東野圭吾ですが、結局、母は認知症では
ありませんでした。
この愚かな家族に大事なことを伝えるために
認知症のふりをしていたのでした。
もうひとつの「家族の絆」
刑事の加賀恭一郎は、がんの末期の父のお見舞いには
いってなかったし、最後まで、結局身内には
白状な人物像でかかれてました。
それやのに、他人の家庭の愛情には、踏み込むんやなー
とやや、反感を持ちながらよんでました。
でも、最後のほうで
父がいつも看護師さんと、将棋をしてたけど、
その相手は実は加賀恭一郎だったという場面が
でてきます。看護師さんにメールで将棋の手を送って
いたんですね。
表にだす愛情とそうでない愛情があるよね。
やっぱそういう人間性がないと、この推理はできないね。
結構、加賀恭一郎の人生が全体にでてくるよね。
東野圭吾の作品。
私は、自分の親には、何にも変えられない愛情をもっているし、
愛情いっぱいに育てられてきたので、
この家庭の感じは、
そんなこともあるんかなあ程度の共感レベルでした。
だから、私にとっては、あんまり現実的じゃない
ストーリーで、まあ、作品としては、すごいなと
思ったけど、あまり、感動とかはなかったです。
それは私が、愛情において、とても恵まれているから
かなあ。
感性の問題とは思いますが、とても感動した方の
感想も聞いてみたいです。
東野圭吾ランキング
1位 秘密
2位 手紙
3位 白夜行
4位 幻夜
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6位 赤い指
7位 流星の絆