⑧医者と僧侶の二人三脚
医者である夫と
僧侶である妻。
医療と仏教…面白い組み合わせの夫婦ですが、同じ方向を向いて理解ある主人とご縁をいただきました。今でも主人には本当に感謝するばかりです。
「ありがとう」
が口癖の主人でした。医療と仏教の両方を柔軟に受け取り、教えを自分の中に吸収していく、とても心の広い愛情深い人柄でした。
私は住職の立場であっても完璧な人間ではありません。立場上、相談を受ける側の私を叱ってくれる人は寺内ではいません。唯一、私に対して苦言を言ったり諭して道を示してくれる…本当に本当に大切な人でした。
私もまた、主人が時間外、夜中の呼出しの際は運転手として支え、お互いがお互いを忙しい中でも助け合って日々を楽しく過ごしてました。
平成の終わりから令和にかけて主人の両親、私の両親が逝去し、
そして昨年の6月、私は主人の三回忌を迎えました。
私は一人になってしまいました。
⑨私の身体の一部が欠けてしまった
私は自分が思ってる以上に主人を亡くした悲しみが大きく、その悲しみは日を追うごとに実感し、増していき、私の身体の一部…パズルの1ピースが欠けたような状態で、悲しみ辛さから前を向いて生きていくことさえも耐え難く、毎日のように勝手に涙が溢れ出てその日その日を過ごしてました。
何もやる気がおきないし、誰とも会いたくない、1人にしてほしかった。
しかし現実は真逆です。
主人の葬儀が済んで、お寺に行くと待ってましたと言わんばかりに信者さんから沢山のご相談を受けて、それらの対処に追われ、悲しみに浸っておる時間など作れませんでした。
自分が抱えている本当の気持ちを整頓できず、本来の自分自身の心に無理やり蓋をした状態でした。
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