橋のたもとに

いつも小柄なおじいちゃんが後ろ向きに立っていた。

流れる川を見ていた。

ある日、その話を、

行きつけの喫茶店でした。

その時、

「まるさん←私

なぜ、おじいちゃんって

わかったの❓

一度も正面から見てないのに」と、

言った、霊感バリバリの

お客さんがいた。

その時気づいた。

なぜ、

おじいちゃんと思ったのか。

服装だけでは、

性別すらわからない。

いつも、同じ服装で、

フードをかぶっていたから。

彼女にも、おじいちゃんは

見えたのだそうだ。

そして、彼女と私にしか

みえてないのだそうだ。

生前、川が大好きだった

そのおじいちゃんの、

楽しい思い出を

見させてもらったのかな。

それから、

気を付けて

みていると、たまに、

そんな霊を視る。

私には、その人の

一番楽しい思い出の

思念しかわからない。

楽しそうな思念は

残存する。

良かったなと思うニコニコ