前置き
自分でも何を書いているのかわからない謎の心情吐露です。が、この頃こんなことを考えていたんだなーという覚書として残そうと思います。
この秋、偶然にも海外からお客様を迎えたり、こちらが行ってもてなしていただいたりということが重なりました。
お客様たちのお子さんは大学生や社会人の男性で、自然と子どもの教育の話になり。
勉強、スポーツ、語学、芸術と「ひととおりできる」「国籍のためにアメリカで出産」「留学は2か国以上」「息子には複数の国に拠点を持つことを勧めている」と当然のように語っていました。
自国では十分に資金も人脈もあるビジネスマンたちなので、さすがエリート!という感想もあるのだけど、田舎から上京している地方民としてはスケールの大きな「上京物語」というくくりで納得感ありました(失礼…)。
地方は意外と低コストで何でもできるけど、東京で子育てするといちいちお金とコネが必要な贅沢品になってしまうのよね。さらに海外に出そうと思うとこれまた身を切る覚悟が必要で、シンプルに当時、我々にそんな財力も熱意もなかったな。
一方、お会いした方々みんな背が高く体も引き締まっていて体力があり、勢いや生命力を感じさせました。対する我々、ひょろっと細くて柳に風というか、ふわふわして捉えどころがない印象を与えている。中身がどうであれ自己演出としてよろしくないし、スポーツという引き出しもないし、小さいころもっとやれば良かったなぁと反省しました。今からでも遅くはない!
ちなみに姉は英語ができるので話し相手になり、ギャルな妹は「君と一緒ならどこでも行ける」※と喜ばれ、それなりに楽しんでいただけたのではないかと思います。
※若い女子向けのお店やカフェの情報収集したくても一人では行けない、ということで1日にいくつも同伴しました。何が好き?どのへんが面白い?何で見つけたの?と質問攻めにされていた
しかし母親としては、ある方の無邪気な感想「姉妹といるととても幸せでピュアな気持ちになる」「可愛く生まれて良かった」的な言葉がズーンと心に刺さりました。
わかる、私もそう思う、日々ノーテンキで平和な娘たちに癒されている。でも彼女らは赤ちゃんではないのです。そろそろ自らホームタウンを出て大変な思いをしてでも世界を広げていく時期なのに、そうあってほしいという私の願望が、ポヤーっとさせているのだろうか。
次にお会いするときは一目置かれるようなたくましい若者に成長していられたら良いのですが。逆に、そうでないと今度はあなどられる危険性あるな、と思いました。
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最近新幹線によく乗るようになって読書が増え、犬養道子さんの本にハマりました。いろいろ絶版になっているのが残念。今年書かれたと言われても違和感ないほど現代的な内容です。