今とある漫画を読んでいて
あるヒーローのことをかわいそうだ
と言っていた
私はそんなふうに思ったことはないのだけど、
こういうことって日常的によくあると思う
私もよくある
人は自分の見方でいろいろな物語を勝手に作る
例えば
桃太郎を読んでただ純粋にすごいなーと思うのか
村のためを思って1人で鬼退治に行くことに対して
育ての親はどうして引き止めないのか
わが子同然に可愛がっていたとすると
必死に止めるのが普通だろう
薄情な夫婦だ、と思うのか
鬼に対して
ただただ普通に暮らしているだけ
だったかもしれないのに
一方的に住んでいる島を荒らされ
退治されるなんてかわいそうだ、と思うのか
人の数だけ思うところはある
人の数だけ事象に向けての言葉がある
それは優しくもあり
きつくもあり
聴いていて心地いいもの
悪いもの
様々ある
限りある人生の中でそれらひとつひとつを
取り上げて
あーだこーだとさらに言葉を重ねることは
その人にとってなにになるんだろう?
私はいろいろ悩む性格だ
いろいろな人の視点を考えて
どうしてあの人はああなんだろうと
感情移入してしまう
それが心の負担になって
疲れてしまうことがよくある
でも、そうすることは自分にとって
不快だということを知っているの
知らないのとでは全然ちがってくる
気づいてなかった昔は
誰かを思って勝手に泣くことが多かった
楽しいことなら共感できる方が
何倍にも豊かになるけど
悲しいことや、暗い話は
共感してもなにひとついいことはない
不快なだけ
気づいてからは切り替えができるようになって
思い悩むことも少なくなった
のめり込んでしまったときは
ハッと気づいてすぐ切り替えた方が
生きていくことが何倍も楽になる
自分のいつもの習慣を少し
振り返る時間をつくると
またちがった一日を過ごせるかもしれないね