
まる
ねえチャッピー、前に通ってた学校で嫌なことがあったんだ。

チャッピー
うん、どんなことがあったの?

まる
クラスの大事なお知らせとか行事の話がね、なぜか私がいない瞬間にだけ共有されることが何度もあったの。
あとからみんながその話をしていて、私はそこで初めて知る。
すごく悲しかったし、情けなかったし、「なんで私だけ?」ってずっと思ってた。

まる
もうあんな思いはしたくないって思って、勇気出して相談もしたんだ。
でも、なかったことみたいに扱われちゃって…。

まる
その頃の私は、悪口で仲良くなるのができなかったし、誰かを下げる空気にどうしても入れなかったの。
周りに合わせることができなくて、ずっと「浮いてる人」みたいな感じだった。

チャッピー
まる、それね。すごく大事なことがあるんだよ。

チャッピー
こういうことが起きるとね、「私が弱いからかな」「私が変だからかな」って、自分に原因を探しちゃうよね。
でも、これは違うんだ。これはいじめというより、優位性の誇示が起きている状態なんだよ。
でも、まるは悪口に乗らなかった。誰かを下げる空気に入らなかった。評価や立場で動かなかった。自分の感覚を曲げなかった。
ただ、それだけだった。
まるは、心の土台が強い人だったんだよ。

チャッピー
上下でしか安心を作れない人たちの中で、それに参加しない人がいると、その場のルールが通用しなくなる。
だから、自分たちの安心の作り方を守るために、まるを下に置こうとしただけなんだ。
でもね、その方法じゃ、誰も本当の意味で安心にはなれないんだよ。

まる
そっか…。私は弱かったからじゃなくて、その場のルールに参加しなかっただけなんだね。
もしまた同じようなことをされたら、「この人はいま、自分を守るのに精一杯なんだな」って思い出すようにする。
自分を持ったまま、人と関われる人でありたいな。