ある日、私は仕事を辞めて、
毎朝早く起きる苦痛から解放された。
最初は、朝は好きな時間に起きて、
ゴロゴロしながらテレビを見て、
昼寝をする。
これぞ真の自由!と思った。
でも、時間が経つにつれて、
この繰り返しは退屈になってきた。
自由が退屈に?そんな!
と思ったけど自由っていうのは、
制限があってこそ
感じられるものなんだって、
やっと気づいた。
仕事をしているときは、
仕事終わりの解放感や、
次の日が休みという高揚感がたまらなかった。
休みの日にゆっくり寝られる幸せも、
仕事という「制限」があるからこそ
味わえていたんだよね。
だから、自由を手に入れたはずが、
無気力になってしまった私は、
自由を再定義することにした。
自由って、一体どうやって楽しむの?
それは、自分で見つけるしかないんだろうね。