『さぁ〜ん、ご家族がお見えになりましたよ〜』うぅん、うっすらと視界が広がる。『手術は無事に・』奥さんと母の姿が視界に入る。『終わりまし』・・いだい!『たよ〜』いたぁぃい!!痛い!!!!腹部の奥から激痛が軽快なリズムを刻んでくる。術前の先生の話でブロック注射も併用して痛みを軽減しますからね。っていう説明を受けていたのでもっと痛みは少ないと思ってました。正直ここまで痛いとは・・後で聞いた話だと男性は筋肉が多く、腹部の筋肉を切断するので脂肪が多めの女性に比べると痛みがかなり大きいそうです。うちの奥さんも帝王切開を経験しているのでこの痛みを乗り越えてきたのだと思うと改めて尊敬の念が生まれました。とはいえ、この時はまだそんな余裕もなく、優しく声をかけてくれた奥さんと母に『いたい、ありがとね。いたいよー!』としか返せず。
目が覚めてから常に全身に力を入れて痛みに耐える地獄の時間が続きます。術後の1日が本当に地獄でした。痛み止めの点滴は6時間の間隔を取らなくてはならないそうで、かといって痛み止めの点滴を入れたところで痛みがかなり軽減される訳でもなく激痛は続くんです。点滴から二時間程度少し軽減された後、増してくる痛み。痛さを耐えつつ、気を失うか眠りについたのかわかりませんが、ハッと気づいて、もうすぐ痛み止めの点滴の時間かと時計を見ると驚くことに先ほどからたった15分しか経過しておらず。はぁ〜、なんで、、いたたたぁい!悶絶しながら気絶か眠りかわからぬ時間を経て再び時計を見る。・・・・・なんで、また15分しか経ってない。まだまだ0時まで四時間もある。こんな地獄の時間を繰り返してました。嫌でしょ。本当に驚きました。更に驚きが、、残り二時間辺りから気絶して目覚めて時計確認すると先ほどから5分しか経過していなかったんです。
なかなか次の痛み止めの点滴にたどり着かせてもらえず地獄の12時間でした。
でとこれだけ痛みにさらされると人間て不思議なもので慣れてくるんですよ。翌朝には自力で起き上がってましたから(笑)すごいですよね。