こんにちは、マティです。
今回は、最近読んだ本の話をしたいと思います。
(1) 『成瀬は天下を取りにいく』、『成瀬は信じた道をいく』
去年の本屋大賞、『成瀬は天下を取りにいく』とその続編を読みました。
節約のためになるべく単行本は買わず、文庫化されるのを待っているのですが、成瀬シリーズは蔦屋書店を利用して読破しました。
以前のブログで蔦屋書店に行った話をしたのですが、それ以降も週に1度のペースで訪れています。
週に1回は多いようでいて、1週間も空けば本の内容が頭から抜けてしまいがちです。
その間に、家で何冊も別の本を読むので尚更ですね。
だからこそ、蔦屋書店では、短編小説を読むのがいいのだと気づきました。
そんな私の頭に浮かんだのが、「成瀬シリーズ」だったのです。
本屋大賞を取った初巻も面白かったですが、続編の方が好みでしたね。
続刊の方は、新たな登場人物が各短編の主人公になっており、中でも観光大使のエピソードがよかったです。
(2) 『生殖記』
朝井リョウさんの新刊『生殖記』を読みました。
この本は、発売後すぐに単行本を買いました。
朝井リョウさんは、ずっとファンだったというわけではなく、ここ5年強の作風が好きですね。
タイトルの通り、生殖器から見た記録という設定の物語です。
別に話がエロティックなわけでもなく、とても私好みのお話でした。
先日、一昨年の本屋大賞受賞作『汝、星の如く』を読んだというブログを上げましたが、感動したものの、今の自分には刺さらないなと感じてしまったのです。
きっと、高校生の頃の私が読んだら、もっと心に響いたことでしょう。
歳を取って、嗜好が変わったということですね。
その時々で変わる感性と付き合いながら、これからも物語を感じていきたいと思っています。
(3) 『透明な夜の香り』
私は普段、Youtubeでよく動画を見ます。
ただ、読書が好きな割には、読書系のYoutuberの方の動画は見ません。
唯一の例外が、「ほんタメ」です。
そこで度々紹介されていた、千早茜さんの小説が読みたくて、『透明な夜の香り』を手に取ってみました。
タイトルに「香り」と入っている通り、「嗅覚」が主題の一つになっています。
性的な描写ではない場面なのに、官能的だと感じる、そんな物語でした。
よかったですね。
(4) 『ゴールデンスランバー』
伊坂幸太郎さんの小説のMy Best3は、『ゴールデンスランバー』,『砂漠』,『死神の精度』です。
ということで、先日『ゴールデンスランバー』を読み直してみました。
この小説は、過去に本屋大賞を取っており、伊坂さんの本の中でも相当有名な部類でしょう。
この物語が、逃走劇だということは覚えていても、逆にそれしか覚えてなかったですね。
結末さえ、記憶になかったです。
やっぱり、伊坂さんの小説は面白いなと感じさせられる、圧巻の物語でした。
今回は、こんなところです。
次回は、またオーストラリアの話になるかと思います。
よろしければ、またご覧ください。