マタアイマショウ -12ページ目
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初滋賀

ときん滋賀にきたー

元彼

朝方公衆から電話。はい、ときちん携帯止まったみたいで、かけ直し、どこいっとたん?チーフんとこ。んなん。お疲れ様。ねよか?……なんでおこらへんの?あっ?元彼に会ったこれでもおこらへんの?おこらんかったな…怒れんかった。怒る権利なんかまだ今の自分にないと思った。私が好きなのはまあちゃんやて言ってくれた。でも…ときんもう少し…もう少しだけ待って。まだ怖くて本当の自分だせん。

マタアイマショウ

ときんと3日間一緒に過ごし、今駅まで送ってきた。色んなことがあった3日間やったなぁ。
本当のことを話せば全てが終わると思った。それなら電話とメールだけの関係でよかった。あの人は自分に素でおってくれる。それでよかった。でもそれって自分だけの自己満やと思った。それでも手放したくなかった。あの人と終わるならこのままにしておこうと思っていた。でも実際まさき君はいい迷惑。たかだか3日メールしただけ。そんなまさきくんを殺したいくらい憎い日もあった…けどこいつおらんだら出会えんかった…そう言い聞かせた。けどこんなこと許されることじゃない。当たり前や。本当のこと話してあの人は会ってくれた。初めてあの人に触れて初めて電話以外の会話をまともにして、それがこんなに幸せなんやって思った。やっくんと3人でゴルフも行って、あぁ電話で言っとたな…本当にゴルフするんやって見とった。野菜炒めと塩焼きそば作ってくれた。それがめちゃくちゃうまかった。
ほんと泣きそうになる。けどこの人ほんとに許せるん?そんなんずっと思っとた。だから日曜日飲ませた。黙って聞いてくれた。でも気まずいやろ?始発で帰りねや。って言ったら暴れた。必死で抑えたけど暴れる、暴れる…けど今となって言えるんかもしらんけど、どっかで安心しとったんかも。暴れてくれて。朝方あの人へんな男の車乗って駅行った。なんかもうどうにもできんくて、でもそうや!楽田におったら帰るの見えるかも!…ぼーっとしとった。財布もおきっぱやしタバコもかえんしただぼーっとしとった。どんだけたったやろ。ときんとやっくんがきた。とりあえず家行ってときん寝るて言うし寝かそうとした。後ろから抱きついた。ごめん…でも好きやった…マタアイマショウやなって言って手握った。離そうとしたらぎゅって握り返してくれた…それは今まで生きてきた中で一番嬉しい瞬間やった…まさき君になりきっとた電話の時より何よりうれしかった。この手を離したくないと思った。
でももう自分からは連絡しんとこう。つうかできん。そう決めたのもこん時やった。駅送ってすぐメールきた。ありがとうって。またね。って。ガン泣き。んで今に至るんやけど、申し訳ない気持ちでいっぱいで、でも自分自身でこの人を1から幸せにしたいと思った。
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