何も考えずエスカレータ式で大学院に進学した理系院生の日記

何も考えずエスカレータ式で大学院に進学した理系院生の日記

この日記はあるド田舎の無名私立高校から現役で有名国立大学に入学したにも関わらず、遊び呆けて留年し、その結果将来が怖くなった理系院生の脳内を整理するためのリハビリ日記です。

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どーも、みなみです。

最近、暑くてあちこちあせもが出来かけています。
しかも、僕が今住んでいる下宿はメゾネットタイプで、二階建て構造になってます。
ロフト付きとは違い、ガッツリ階段があります。
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しかも、最上階の物件なため寝室にしている2階は、説明のしようがないくらいの暑さ。笑
お湯が沸かせるんじゃないかと思っているくらいです笑。

と、こんな部屋に住んで毎日を過ごしているわけですが、
今日は大学院講義の試験がありました。

内容はタイトルにもありますが、
下水処理工学、といったところでしょうか。
日本を中心とした、下水廃水の処理技術及び、総合的な水環境の保全について、これからの社会に求められる姿を考えたり、勉強する科目です。

この講義の試験勉強をしていて、あっとなった話。

シンガポールのNew Water Project です。
これはなんぞやと申しますと、

下水処理水を飲料水やそのほか上水などに再利用して、水の完全自給を目指す計画のことです。

さすが世界トップレベルの先進国。

現在、隣国マレーシアから大量の水を購入しているのですが、
この費用を下水処理施設へ投じているみたいです。

下水処理には色んな方法が採用されていますが、今のところ最強の処理方法が

オゾン処理


これは従来の塩素消毒と比べて数十倍もの殺菌力があります。

これと、活性炭、急速膜ろ過方式を組み合わせて飲料水に利用しているみたいです。

しかし、コストがかかるため、今のところお金に余裕のある所でしか採用されていません。

シンガポールは国土が小さい割に経済発展の成熟した国です。
だからこそ可能性のあるプロジェクトなんですね。

日本も下水処理水が飲料水になる日はそう遠くありません。

そうすれば、エネルギーコストの削減、水資源の枯渇解決、輸出だってできちゃうかも知れませんね。

ちなみに海水を飲料水にできる技術も研究されているんですが、今のところ処理効率が悪すぎて実用化しても損するみたいです。




とまあ、ちょっとだけ難しいお話をしましたが
みなさんもこれからの世界について少し考える機会を作ってみてはいかがでしょう。




では。