この一つ前に書いたこと(24時間テレビのギャラ問題(現状考察))がもし当たってたなら、やっぱりどうも、何かひっかかります。

テレビ局が、普通の番組と同様に利益を得ているというのが、なんだかなぁ、と。

そりゃぁ、その番組を作ることで、募金が集まって多額の寄付ができて、困っている人が助かることがあるなら、それは善行には間違いないんですが、でも、それで自分(テレビ局)が儲けているというのがどうも・・・  チャリティーを利用して金儲けしてるだけなんじゃないかと・・・

 

そこで、どうすれば納得のできるチャリティー番組になるか、ちょっと考えてみました。

(これはあくまで、現状考察が当たっていたら、という前提ですので・・・ 違ってたらすいません😓)

 

それは主催者によって2通り考えられます。

 

(スポンサーが主催者の場合)

テレビ局のスポンサーにあたる企業が、チャリティー番組で募金によりお金を集め、寄付をしようと思い立ったとします。

この場合、まず、スポンサーがテレビ局にお金を出して、チャリティー番組の制作を依頼します。通常なら番組製作費を出す見返り(というか目的)として、番組中にCMを流してもらうのですが、目的は募金を集めて寄付することですから、CMは流しません。つまりチャリティー番組はCM無しの番組になります。

 

テレビ局は、通常の番組と同様に利益を得ることは可能ですが、スポンサーが無償で出す製作費から利益を得るのは、さすがに気が引けると思われるので、製作費は実費のみの最低額とし、利益が出た場合は全額寄付、ということになるんじゃないかな?

 

こうなると、番組出演者がギャラを断った場合、その分がテレビ局の利益となり、寄付に回されることになるので、ノーギャラの意味があることになります。

 

もちろん、募金で集まったお金は全額寄付に回されます。

 

このケースでは、スポンサーがテレビ番組の製作費を負担し、テレビ局は通常の番組で得られるはずの利益を放棄し、ノーギャラ出演者はギャラ分を寄付することになり、三者とも何らかを提供することになり、チャリティー番組としてある程度納得のいくものとなるんじゃないでしょうか。

 

 

(テレビ局が主催者の場合)

テレビ局がチャリティー番組で募金によりお金を集め、寄付をしようと思い立ったとします。

利益が目的で無いので、スポンサーは不要です。ですので、番組はCM無しとなります。

番組製作費は全てテレビ局の負担で行うので、番組製作費がそのままテレビ局の支出となります。

 

もちろん、募金で集まったお金は全額寄付に回されます。

 

この場合、出演者がノーギャラの意味は、テレビ局の行いに賛同し無償で協力する、ということになり、意義のあることになります。

 

ここで注意したいのは、テレビ局の職員の給与です。テレビ局職員も無償で協力すべきじゃないか、と思いかねませんが、このチャリティーの主催者はテレビ局という会社で、社員にとっては会社の指示で行う通常業務の一つであり、それがたまたまチャリティー番組だからといって社員個人が会社に無償で労働力を提供する必要は全くありません。

現実的にも、番組制作は通常の業務命令なので、社員にはその仕事をやるかやらないかの選択肢は無く、無償を強要されるのは酷です。

一方出演者は、出演するしないの選択肢があるので、状況を承知で出演依頼を受けた以上、ノーギャラかどうかの判断は自分の責任で行うことになります。

 

このケースでは、テレビ局が番組製作費を負担し、ノーギャラ出演者はテレビ局の負担を減らすことでその趣旨に同意し協力するということになり、チャリティー番組として納得のいくものとなるんじゃないでしょうか。

 

 

以上2通り考えてみましたが、今の24時間テレビよりもこっちの方がいいんじゃないかと思います。

CM無しのテレビ番組というだけで、かなり注目を集められると思うんだけど、やってくれないかな?😜