駅に向かう自転車。

私はスポーツタイプの自転車に乗っているのだか、そのチェーンにアウターの紐がひっかかった。

めちゃ焦り。

なんばのど真ん中。

単純に恥ずい。

そして電車の時間に間に合わないかもしれない。

先週歯医者の予約日を勘違いしており飛ばしている。

今日は絶対遅れる事はできない。

ピンチ。

焦れば焦るほどチェーンに紐が絡まっていく。

すると何も言わず一人の女性が自転車を持ち上げ『大丈夫?』と一言。

思わぬ助け舟に『あ、はい!すみません!』と狼狽する私。

情けない。

その女性は手を汚しながら手伝ってくださった。

結局ガッチリ絡まっているので紐を切ろうと決めたがハサミがない。

ダメ元で『ハサミないですよね?』と聞くと『これでいけるかな?』とカッターを渡してくださった。

なんとか切りチェーンから紐を外す事ができた。

『いけました!ありがとうございます!!』と言う私。

『よかったね!じゃあね!』と去って行く女性。

こんなあっさりなんて申し訳ない。

せめてお名前だけでも!!状態。

そんな私を尻目にスッと女性は消えていった。

あれは神様だったのだろうか。

人の温かみを感じた瞬間。

私もそんな人間になろう。

届かないと思いますが、ほんとにありがとうございました!