先週は、赤坂芸者会館での一龍斎貞鏡勉強会『修羅場を読む』と、横浜のとある怪談の会に行ったのですが、いきなり一本木通りを汗だくだくになり、芸者会館を目指すと…、
一龍斎貞鏡、病欠により9月xx日に延期。
産後の肥立が悪いのか?!あんなに元気だった貞鏡さんが…、ハムスター🐹ばりに、子供を産むから。。。僧侶の旦那さん、仏門に居るのに煩悩強過ぎ…。
九月はその場で行ける判断が出来ないから、仕方なく払い戻しして、12月の真打の披露目、日本橋会館のチケットを購入。
そんな事より、ショックな事件が。西新宿に在った、落語ファン、講釈ファン、そして、浪曲ファンと、その若手を育てて居た、『西新宿ミュージック・テイト』が倒産!
コロナ禍の負債が…、と、申しておられますが、残念で、残念で、この様にして、若手を支えて来た人々が、又、一つ消えるのは残念です。
成金!クラウドファンデングとかやれよ!お前たち、売れた後はシカトかよ。
成金が世に出たのは、底辺から支えた『西新宿ミュージック・テイト』さん、有ったからの今なのに、数千万円の負債なら、成金メンバーで負担すれば?!と、思います。
さて、そんなショックのニュースを聴きながら、昨日は、素人さんの怪談の会に、横浜、江田に近い大場市民センターでのアットホームな怪談を楽しみに行きました。
浮世絵の観点から観る幽霊についての蘊蓄をたっぷりプロジェクターで観てから、古今亭・金原亭のお家芸、『化け物使い』を聴いて…。
まぁ、突っ込み所、満載。野村萬斎な『化け物使い』と、最後は、1時間の長講、参議篁こと小野篁の逸話から『冥府の井戸』の噺。
冥府との往還には井戸を使い、その井戸は、京都東山の六道珍皇寺(死の六道、入口)と京都嵯峨の福正寺(生の六道、出口、明治期に廃寺)にあったとされる。
また近年六道珍皇寺旧境内から井戸が発見され、六道珍皇寺ではこの井戸を「黄泉がえりの井戸」と呼称しているらしいです。
六道珍皇寺の閻魔堂には、篁作と言われる閻魔大王と篁の木像が並んで安置されています。この由来に関するオリジナルの講釈で、あまり怪談色は濃くありません。
わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
人には告げよ 海人の釣舟
百人一首でも有名な11番目の名歌ですが、そんな参議篁の妹さんと、母親、そして、閻魔様が絡む物語を講釈にした作品が聴けました。